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Channel: TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)
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2022年浮き納めはフィネスで!

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本日でkayak55の2022年の営業は最終日。新年は1月6日(金)より営業再開となります。

(その間、このブログの更新もありません)

 

おかげさまで2023年もkayak55はお店を続けていけそうです。ひとえにお客様皆さんのおかげさまでございます。本年も本当にありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします。

 

この年末年始カヤックフィッシングされる方は安全第一で楽しんでください。

 

昨年は年末年始に重大事故が立て続けに2件起こりました。やはり冬のカヤックフィッシングはリスクが高いのです、天候と安全な装備を心がけていただければと思います。

 

僕の方は、毎年恒例なのですが年末年始の休業期間は家族と時間を過ごすことにしています。お盆休みもなし、仕事がらパドリング講習やカヤックフィッシングでフィールドに行く日も多く朝からいない(笑)普段から子供と遊んであげられていないので、年末年始だけはカヤックフィッシングはオフです。

 

また年末年始休業明けからカヤックフィッシングもリスタート。1月も天候が許せばとにかくフィールドに通っていこうと思います。

 

なので・・・

 

今日の最終営業前に、2022年のカヤックフィッシング浮き納めをしてきました。

 

ティップランのフィールドだとお店に戻るには距離がありすぎるので今回は内房でも比較的近場でヒラメ狙いです。

 

いつもはヒラメ狙いにはジャクソンの飛び過ぎダニエルブレードなのですが、今回はコレを導入してみます。

 

ジャクソン・フリークセット(15g)

 

今、サーフのヒラメ狙いでは「サーフフィネス」という釣り方が流行中。サーフの釣りといえばヘビーウエイトのルアーを遠投するイメージがありますが、細糸で比較的ライトなルアーを使って繊細に釣ることで、厳しい状況下でもヒラメを引っ張り出せるようなのです。

 

そのサーフフィネスで爆釣中のルアーがこのフリークセット。

秘密はこのプレートにあるようです。このプレートが水を受けることで柔軟なワーム部分がヨタヨタとウォブリングし繊細ながら大胆にアピールするというもの。

(プレートのアイだけではなくヘッドのアイにスナップをつけてもいいそうです)

 

プレート付きジグヘッド、これは画期的構造ですよね。

たしかにじっくり巻いてもワームが確実にアクションしてくれるわけです。

 

僕はこういう新しいアイデアをカタチにしたものが大好きなんですよね。飛び過ぎダニエルもそうなんですが、画期的な構造を生み出すのは凄いと思うんですよ。そして使ってみたくなる。まだまだルアーは進化できる。アイデアは出尽くしていない!

 

このプレートジグヘッドでのサーフフィネスをカヤックでもやってみたい!

 

基本的にはカヤックフィッシングは広範囲を流して活性が高い魚を拾っていくケースの方が多いです。そうなると飛び過ぎダニエルブレードがメインルアーであることは間違いないのですが、急激な冷え込みなどで速い展開ではなかなか食わないこともある。そんな時に手駒としてフィネスという手段も持っておくと必ず幅が広がるはずだ。

 

カヤックでサーフフィネスをやる場合、カヤック自体が風で流されて動かされながらになるので、繊細に釣っていくためにはどうしたらいいのか?自分なりに考えた結果は・・・・

 

ティップランのように風上に投げてカヤックを流しながら引っ張る方向で使えばいいのではないか?でした。

 

キャスティングティップランのようにキャスト後にスプールを起こしてラインを送り出してフリーフォールさせて、そこからワンピッチを3回ぐらい入れてアピールしつつボトムを切って、水平移動で食わせの間を作る。その水平移動中にプレートが水を受けて確実にアクションしてくれるはず。

 

水平移動はカヤックが強風でガンガン流されるならリーリングしなくてもいいし、ワームが沈んでしまうようであればロッドでさびいて水平移動、ほとんどカヤックが流されないならリーリングでと切り替えは必要になりそうです。

 

これってほとんどティップランじゃん。ヒラメティップランだ。

だったらティップランロッドを使ったらいいではないかと。

 

現在bifarrで開発中のティップランロッド「フェイザー」を持ち込んでみました。

 

このロッド、通常のティップランロッドよりもティップの下のエリアもキャスト時の負荷を受けられるように曲がるようにしています。先日のティップランエギングテストでもちょっと加減してあげれば40gのエギまでキャストできました。

 

これはキャスティングティップランはもちろんのこと、スラックジャークメインなら春アオリにだって使えるというものにしてければと思って考えた調子なのですが、もちろん通常のルアーだってキャストが可能。

 

とはいえ、ティップは繊細なのであまり巻き抵抗が多いものは使いにくいし、たとえばミノーなどの細かいアクションもつけにくい。でもワーミングには最高ではないだろうか。

 

今日の釣りが成功したら、bifarr「フェイザー」はとても幅が広がるロッドになっていくことになる。ワクワクするな〜!

 

GO!

 

さすがに12月末、そこらじゅうにベイトがいる感じではない。でも、ポツポツと映るところはある。

そんなところを入念に攻めていく。

 

今日は風が不規則で吹いている時もあれば吹かない時もありました。

風なければノーパラシュート、風がある時間帯に流していく時はパラシュートアンカーを使いました。まさにティップランですね。

 

パラシュートアンカーを使うことでバウが風上を確実に向くので、ドラッキング状態でのワームの操作はとてもやりやすくなります。

 

最初は手探りからのスタートでした。

キャストしてロッドを振ってラインを送り出してその引き込まれ方を見てボトムを取って、3回ほどワンピッチジャーク。そこから水平移動・・・うん、今日ぐらいの風だと水平移動はリーリングしないとワームが下がっていってしまうな。風が強めの時はゆっくりリーリング、風が弱くなってきたら早めのリーリング。この操作はアングラー側で調整してあげないといけない。まさにフィネス、繊細な釣りだ。

 

そしてやはりティップランロッドと水流を受けるプレートが効いている。ゆっくり引いて手元にアクションは伝わらなくてもティップの動きでワームがアクションしているのが分かる。

 

だんだん使い方はわかってきましたがアタリがないままに開始から2時間半、時間だけが過ぎていきます。

 

ティップラン用エギをキャストできる仕様なので15gのジグヘッドは普通にフルキャスト可能。

ただ、ティップの下の部分を曲げてあげるイメージでルアーをしっかり乗せないとうまく飛びません。

 

そして3回エギングのようにジャーク、リーリングで水平移動で・・・

 

ようやく食ったー!

 

しかし・・・バレたー。

 

そうなんです、いつもの調子でアタった瞬間に即ビシっと合わせてしまったのです。フリークセットはたぶんバランス上なのでしょうが小さいトレブルが1個だけの仕様。相手がヒラメだったとしたら少し待ってからアワセてあげなければいけなかった。

 

2.5kmほど流してきたのでそろそろ折り返し。

 

その途中で、ボートの方が近寄ってきて声を掛けてくれました。

よく見ると・・・kayak55にたまに来ていただているお客様でした!いつもはカヤックですが今日はボートで出ているとのこと。

 

釣果を聞くと、ビッグベイトでシーバス1本、ヒラメお持ち帰りサイズを1枚だそうです。

ヒラメはやっぱりいる!!やる気が俄然出てきました。ありがとうございました。

 

そのお客様にベイトはあっちの方が濃かったですよと教えていただいたので行ってみることに。

 

お客様の言ったとおりこのエリア、ベイトが濃い。感謝感謝です。

 

コレは・・・時合だ!集中して釣っていきます。

 

キャストしてフリーフォール、ボトムを取って3回しっかりシャクってからの水平移動で・・・当たった!が、すぐにはアワセない。送り込んで送り込んで・・・

 

ついに乗った!

 

グングンっと首を振る感じ、残念ながらヒラメではないけど、浮き納めでちょっとボウズも覚悟していたので本当に嬉しいヒットです。なにより今日トライした釣り方が通用したのが嬉しい

 

上がってきたのはマゴチでした〜

フリークセット、小さいトレブルフックが1つでフッキングはちょっち待ちが必要ですが、かかってしまえばフックがボディから分離するのでバレにくい。

 

すると満潮からの下げも効いてきて、しばらくするとイワシが浮いてきました。鳥山やボイルにはならず、フィッシュイーターが薄めではあるけど、これだけベイトがいればボトムの活性も上がっているはずだ。

 

おなじようにボトムを取ってからのシャクリで・・・

 

ひったくるようにキタ!

シャクリでのダート中にも食うんだな。 これはちょっと大きめの魚だぞ。

 

あがってきたのはクロダイ

サイズは47cm、年無とはいかなかったけどじゅうぶんでかい。

 

ちなみにお尻からは海苔が出てました。

最近はクロダイが増えて海苔棚被害が多いと聞いています。以前、三番瀬で2週連続で年無を釣ったのですがそのどちらも海苔を吐き出しました。釣り人としてはクロダイは釣れて楽しい魚ですが、ちょっと複雑ですよね。

 

さらに・・・同じパターンでシャクリ中にひったくるヒット!どんだけいるんだクロダイ!?って思ったら・・・

 

今度は40アップのキビレでした

 

その後もワームを3回噛みちぎらえるアタリがあって、たぶんぜんぶクロダイかキビレだと思います。キビレにクロダイ、明らかにどちらも昔よりルアーで釣れるようなっていますよね。

 

潮の流れが一段落するとアタリも止まってしまった。

う〜ん、なんとか本命ヒラメを出したい。お店にちょっと遅刻してしまうけど粘っていると・・・・(チャン松君ごめんなさい)

 

ヒット!

ついにヒラメきたかと思ったのですが、最後に走る走る・・・・これはヒラメじゃない。

 

小さいシーバスでした〜

いや〜これにて2022年の釣りは終了です。最後がシーバスだったのも僕らしいかもしれません。本命ヒラメは出なかったのですが十分楽しめました。

 

そして、新しいチャンレジであるカヤックからのティップランロッド+フリークセットは来年につながる可能性を感じるいい釣りでした。

 

今年最後のパドリング、ワンキャッチワンキャッチ噛み締めて漕ぐ!

 

今年はなんといってもボックス外せるのがとにかく楽で、バイキングカヤック・忍pro(クゼ・ヒデオ号)の出番が多かった。操作していて本当に楽しい艇です。

 

獲物一匹ゴミ一個運動

 

一年間遊んでくれた海と魚達に・・・感謝!

今年も無事故で安全に遊ばせてくれたクゼヒデオ号にも感謝です。


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