ホエールです。
昨日の定休日、製品版のサンプルが上がってきたbifarrコーラスでジギングに行きたかったのですが・・・・東京湾相模湾午前中なかなかの強風予報で断念!
でも、東京湾奥ならなんとかなりそうだ。よし、三番瀬チヌトップに行ってみよう。
三番瀬では特にキビレが近年大増殖中で、ここ2年ぐらいで一気に定番のターゲットになりつつあります。最初にこのゲームに着目して開拓したのがレジットデザインのフィールドスタッフのフクシマアキラさん。
フクシマアキラさんに感化されて、僕もチヌに昨年から少し取り組みだして、最近は一気にギアを上げてトップオンリーゲームで狙っています。
って・・・・1週間前にも実は行ってノーバイトに終わってるんですが(^^;)
あの日は赤潮で水質が悪かったんですよね。
そして昨日・・・
今度は青潮かいっ(笑)
まるでリゾート地のようなエメラルドグリーンの海。しかし、実はこれは死の海です。
台風が行き過ぎて前日吹き返しの北の強風になりました。それによって水面が冷やされて一気に対流が起こってボトム付近の低酸素の水が表層に上がってきてしまったわけです。
だいたい予想はしていたのですが、実際に見るとショック・・・これ今日は釣れないんじゃないか!?
でも今回幸いだったのは台風は直撃コースではなく北風もさほどのものでなかったこと。それによって青潮の規模もそれほどでもなかったのです。
海を見渡すと、市川〜行徳方面の海は青潮になっていますが、見る限り南船橋方面は比較的キレイに見えます。
よし、とりあえずは漕いで水のキレイなエリアまで行って試してみよう。
美しい・・・・
カヤックに乗ってこの雄大な空が見れるだけでもそうとう満足です。
雲も秋の様相、あの猛烈すぎた猛暑ももう終わりですね。
この日も暑いことは暑いけどぜんぜん耐えられるレベル。
艇はバイキングカヤック・忍。
長い干潟をカヤックカートでえんえん運ぶ三番瀬、メインカヤックは軽い忍(か忍pro)しか考えられない。
トップオンリーで基本シャローしかやらないので魚探も無し。
パドルはアクセント・エナジーアルミシャフト。このエナジーブレードがとても漕ぎやすくて、アクセント独自のグリップもついています。アルミシャフトパドルの最高峰と言っていいでしょう。試しに使ってみたらすごくいいので最近かなり好んで使っています。
沖のシャローまでくると水質はだいぶマシ。大型のボラがちょいちょいジャンプしているし、小型のボラの群れもモゾモゾっといる感じです。
青潮エリアにはボラさえいなかったですからね、このエリアはまだ水中に酸素がある証拠。
タックルはロッドがKFゴルゴ、リールはアブ・アンバサダー4601Cガンナー。
ルアーはバス用のペンシルベイトをいろいろ持ってきてます。1本だけチヌ用ポッパーの元祖RAポップが入っています。
まずは三番瀬定番のスーパースプークJrのドッグウォークでサーチ開始。
三番瀬のような広大なシャローから魚を探していく時はポッパーよりもペンシルで広く手早くアピール強めはとてもいいんですよね。
スーパースプークJrで反応あるけど食わない時はペンシルをローテして、サイズや動きを変えたり、ポッパーにしていく・・・ようなイメージです。
すると、早速スーパースプークJrにチェイス〜からのバイト!乗ったー!
しかし、フッキング動作で誤ってサムバークラッチに触ってしまってスプールが逆転〜バラしてしまった〜
やってしまった・・・
キビレは1匹いるとだいたいその周りにけっこう群れでいる。漕ぎ戻ってもう一回流す。
スーパースプークJrをテーブルターン気味に左右に向けながら細かくドッグウォーク・・・・またチェイス〜乗った!!
今日は水深が悪いせいか、バイトがとっても静か。ドバンとは出ずにチュポっと噛んでくる感じ。
それでもしっかりフッキングしていたので今度はしっかりランディング。
スーパースプークjrで獲ったどー!
サイズは42cm、トップで出るとまずまずサイズが多い。
その後、スーパースプークjrで続けるもチェイスがあるのにバイトまで至らない。そこから同じぐらいのサイズのペンシルをローテーションしていくのですが同じようにチェイスで終わってしまう。
やはり水深悪くて魚が低活性なんでしょう。
こんな時は激しく動かせるペンシル使ってリアクションバイト誘うか、逆にゆっくり動かして食わせてやるかの二択。
手詰まり気味になった時にちょうど水面が鏡ように静かになったので、ここでスティッキー0にローテーション。
スティッキー0はハトリーズの中でもとりわけ「エサ」と呼ばれる細身ボディのミノーライクなペンシルベイト。水面を静かにスイーっとスライドさせられます。ダイブさせてまさにミノー的に使ってもいい。
ここまで手早いドッグウォークアクションでなかなかバイトに至らないので、スティッキー0で極端にスピードを落として左右にスライドさせてみます。
すると、ムラムラ〜っとチェイスがあり、しばらく左右に振ってじらしてあげると、パク〜と食ってきました。低活時にはこれか!!
スティッキー0は効く!
またひとつ引き出しが増えた!
2本目もだいたい同サイズの43cm
さらに続けていると、まったく同じようなパターン。ゆっくりゆっくり見せて・・パク〜
スティッキー0のパターンにハメたかも!
3本目は42cm
これまでも三番瀬トップで釣れるとだいたい40アップなんですよね。キビレの中ではそうとういいサイズでまとまってきます。
スティッキー0スローパターンでまだまだいけるかと思ったのですが、その後風が吹き出して水面がざわついてきてしまいました。
するとスティッキー0がうまくスライドしてくれなくなり、アピールも弱いためか途端にチェイスがおさまってしまいました。
そこで、ポッパーにローテーション。
魚がいるとわかっている状況なので小型ポッパーは点で攻められて、しかもややラフな水面でもしっかり水を噛んでアクションもしやすい。
元祖チヌ用ポッパー、ジャクソンRAポップにローテーション。
比較的ゆっくりめに、しかしアクションは強めに水を噛ませてアピールしながら連続ポッピングアクション。小型ポッパーであまりにも強くアクションさせるとフロントのフックがリーダーを拾ってしまうのですが、ぎりぎりライン拾わない程度の強さで引いてきます。
そして!
チュポ!
ドカン!とはいかなかったのですね、ほんとに今日はチュポっとバイト。
しかしこれはでかい、ファイトからして今日イチのサイズでした。
RAポップで獲ったど〜
サイズは本日最大の47cm、堂々たる体躯でした
いや〜ローテがハマって釣れるとほんと、感無量でした。
その後、エリアを変えてサーチしてみたらそこでは完全ノーバイト。やっぱりキビレがいるところといないところがはっきりしてます。1匹いればおそらく10匹以上いるんだと思う。
ホエールjr君のお迎えがあるので、早めにストップフィッシングしました。
今回感じたのは、やはりキビレの活性や水面の状況に応じて最適なトップをローテして入れてあげることが大事なんだという点。やはり手駒はそれなりに持っていた方がいいです。
もちろん現代のチニング用トップルアーは素晴らしいものが多いと思いますのでそれをいろいろ揃えて使っても面白いと思います。今のチヌトップルアーの完成度は抜群にいいはずです。
僕にいたっては使っているペンシルはほとんど90年代〜00年代前半のバス用もの。RAポップもおそらく20年以上は経過していまなお残っているルアーです。
これは単なる懐古主義ではなくて、ペンシルベイトの勉強をあらためてやっていく中でこの年代のものは避けては通れないからです。
バスブームの頃、各社がこぞって競争していいペンシルベイトがたくさん生まれました。それぞれに個性と良さと動きの違いがある。これほど多くのラインアップのペンシルベイトが出る時代はもう二度と来そうにないでしょう。
当時バス釣り少年やバス釣り青年だった皆様のお宅の押入れにもそういうペンシルベイトが眠っているのではないでしょうか。いまいちどそれを持ち出して、バスやシーバス、チヌトップに使ってみても面白いと思います!
獲物一匹ゴミ一個運動
今日遊んでくれた海と魚に・・・感謝!