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Channel: TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)
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中深海カヤックフィッシング初体験・前編

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デイリーのベーコンエッグトーストが好きでよく食うのですが・・・

 

昨日、kayak55のお店に行く前に立ち寄ったら、ちょうど、たまたま焼きたてのベーコンエッグトーストを調理のおばさんが棚に入れたところでした。

 

焼きたてはレベルが違う美味さだ!

 

いまのところ、焼きたてのタイミングで食えるのはまさに運次第。次にこの味が食べれるのはいったいいつになるのだろうか!

 

いや、ひょっとするとデイリーの焼き上がり時間は決まっているかもしれない?そうであればバイトとして潜入してリサーチしようかとさえ思うホエールです、こんにちわ!

(ベーコンエッグトーストに情熱を捧げすぎ)

 

さて!

 

今日のテーマは

 

カヤックフィッシングでの中深場

 

です。

 

もうだいぶ多くのカヤックアングラーによって開拓が進んでいる中深場のカヤックからの釣り。キンメやアカムツなどの超高級魚をバンバン釣っている方々もいらっしゃいます。地域によってはマダラなんかもターゲットになっているようです。

 

中深場とはいわゆる150m以深〜350mぐらいまでをさす表現のようです。

 

カヤックからですとやはり航行範囲はある程度決まってしまいます。カヤックフィッシングでの中深場は漕いでいける範囲である近場にそういった深い水深が差している場所でしかできない、地域性が強いジャンルのカヤックフィッシングとは言えると思います。

 

これまで僕はこの中深場の釣りは一度もやったことがありませんでした。

 

まず普段ホームにしている場所はディープまでの距離がありすぎてカヤックからは厳しいという点。(いけなくはないのですが、遠すぎてリスクが高い)

 

そして、これまで僕は、あくまで個人的な釣りのスタイルとして、浅い水深でのカヤックフィッシングが好きで、魚もできるだけ水面に近いところでヒットするほど楽しいと感じていました。(究極はトップウォーターゲーム)

 

ですが、結婚したぐらいからでしょうか?持って帰って家族に喜ばれる美味しい魚を釣ることにも喜びを感じるようになってきました。(独身時代は単独釣行の時は青物や根魚はリリース。時には真鯛さえリリースしていたりしました)

 

そして最近は餌釣りにも挑戦してアマダイを釣ってみたりして、その奥の深さやオモシロさも感じるようになっています。

 

水面に近い釣りはいまだ僕の釣りの中心ではあるのですが、最終的には・・・釣りはどれも楽しい!特定のスタイルがないのが今の僕のスタイルになっています。

 

そこで数年前、思い切ってこの中深場でのカヤックフィッシングにチャンレジしてみようと思いたちました。

 

まずは郷に入って郷に従ってみようと、静岡でディープの釣りをやりこんでいらっしゃる「はなたくさん」と一緒に釣行させてもらってディープの釣りを教えてもらう予定を立てました。

 

が・・・その釣行予定日が爆風で中止!翌年も中止(笑)これが何年か続きました・・・。ホエール、どんだけ風を呼ぶ男なのか!

 

そんなこんなで中深場の釣りは一度もチャレンジすることがないままに2018年になってしまいました。

 

そんな、はなたくさんとの中深海。

このたび、ようやく浮けたのです!

 

1月27日

 

行ってきました。中深場のカヤックフィッシング初挑戦。

 

この日は夕方にバイキングカヤックに行くので静岡県方面で浮くチャンスです。ディープが漕いでいける近さにある、とあるポイントで浮くことに。

 

途中のパーキングにて外気温を見ると・・・

 

ま・・・マイナス5度

 

殺人級に寒いではないか〜いやいや、海まで降りていけばもうちょい暖かいでしょう?

 

結果的には静岡の海辺で外気温0度でした。あ〜やっぱ暖かい!(いやいや、0度は寒い!)

 

現地に着くと、はなたくさんの他、お仲間のシュレックさん、ハチさんもお越しでした。

 

今日はお三方にお世話になります。中深海ド素人をよろしくお願いします!

 

なんと、シュレックさんからお土産が!

静岡といえば、夜のお菓子・うなぎパイ。

これで精力ビンビンでしょう〜今日の夜は静岡の繁華街に繰り出しちゃいますよ〜(嘘です)

 

さあ、行ってみましょう!

 

今日はホエールはこれを持ってきました。

 

新入荷のC-TUGサンドトラックカート

 

このカートはノーパンクでありながらも砂地で強いというふれこみ。

そして、この浜は砂利っぽい長い砂浜。これはサンドトラックカートの真価を試すにもってこいだと思ったのです。

 

結果は・・・

 

良い!かなり良い!

 

タイヤが砂に埋まらないでちゃんと回転していきます。

 

プロフィッシュ45という、まあまあ重いカヤックがまずまず砂地で軽く運べました。

 

もちろん砂地ではビッグバルーンの方が軽いです。アスファルトでは普通のノーパンクタイヤのカートの方がひきやすいです。

 

このサイドトラックはちょうどそれらの中間ぐらいの引きやすさ。

 

逆に言えば、良いトコロ取りと言っていいかもしれません。しばらくはこのカートを使い込んでみようと思います。

 

さあ、今日のスターティングオーダーを発表していきます。

 

はなたくさん艇:バイキング・ニモ2+1

 

まさに艤装魂な艇でした。

一人乗りで使いやすいようにセンターコンソール化&レールでロッドホルダーや魚探さらに振動子アーム。なんとフットブレイスまでついています。

 

ハチさん艇:Jフォース・アングラー410

 

スコッティーレールで振動子アームをセットされていました。

アングラー410はサイド部分の艤装の余地が非常に多いですね。

 

シュレックさん艇:ネイティブ・スレイヤープロペル13

 

前進後退ができホバれるプロペル艇は中深海最強かもしれません。なんと電動2台態勢でした。まさにディープを日常的にやるエリアの方のタックルセレクト、参考になりました。

 

ホエール艇:バイキング・プロフィッシュ45(キュベレイ号)

 

魚探はガーミン/エコーマップ55CVに小さい方のGT20振動子。これで200m以上がどこまで見れるか試してみたかったのです。(大きい方のGT21振動子なら余裕)

 

ロッドは、今日は深海ということでオモリが重いため、メインタックルとしてアメリカで流通しているヘビーなカヤックフィッシングロッドを持ってきました。(後ほど、いつものKFゴルゴでそのままやっておけば良かったと後々後悔するのですが・・・)

 

リールはアブUC6501C。PE1号を巻けるだけ巻いてきました。たぶん500mぐらいは入ってるんじゃないかな?いつも使っている4601Cではラインキャパが足りないため6501Cサイズが必要でした。

 

リールの方も、まずは中深海も手巻きでやってみます。

中深海にハマってしまったら、いつか電動を買ってしまうのかもしれませんが、やはりできるだけアブのリールで釣りたい。(ただの変態です)

 

いつものKFゴルゴ+UC4601Cがサブでシート後ろのロッドホルダーに入っています。こちらはラインが200m弱しか入っていないので中深海では使えません。後半余裕があれば浅場でアマダイチェックするかもしれないと思い持ってきたセットです。

 

4艇のオーダーでいざ出艇!

 

・・・・と思ったトコロで・・・

 

いきなりの強風で、風待ち!

 

なして〜カヤックを車から降ろしている時はベタ凪だったのに、なして〜!

 

いきなり幸先悪いです。さすが風を呼ぶ男・ホエール(涙)

 

ハチさんの背中に哀愁が(笑)

風待ちも・・・寒ぃーー!

 

予報的にはこの時間は大丈夫だったはずなんですが、冬はホントに風が読みにくい。

今日も予報が各サイトで割れていました。

 

どの季節もそうですが、冬は特に現場判断力が大切です。

 

とにかく水温が低くリスクが高いので無理は禁物でいきましょう!

 

予報サイトのひとつは今日は11時頃にけっこう強くなる予報を出していたので、場合によっては今日は早期終了もありえます。吹いてきたらその時は迷わず撤退します。

 

風待ちしていると、なんとか出れるレベルに風が落ちてきた。

 

うん、これならイケる!

 

ハチさんに聞くと、遠くに見える煙突の煙がかなり判断の参考になるそうです。たしかに煙突からの煙が縦になりつつある。いこう!

 

出艇!

 

この段階で、ヘビーロッドとKFゴルゴを入れ替えています。この風ではディープまで到達できないかもしれないと思ったからです。

 

いや〜朝日が眩しいぜ。めっちゃ気持ちいい!

 

はなたくさんとシュレックさんがはるか右方向へ。僕とハチさんが左方向へ沖へ進んでいきます。

 

ハチさん、逆光ですいません!

美しい朝の海に浮かぶ・・・これだけで十分な非日常空間!

 

沖へ進んでいくうちに、海がみるみる凪いできた。

これなら中深場エリアまで行けるぞ〜

 

タックルをまた入れ替えて、ゴルゴを後ろに戻し、アメリカンヘビーロッドをフロントに入れ替えます。

 

そして到達しました。200m以上のライン。

 

この場所はやっぱり深場が近いですね。ホームのNの海ならこの距離だとまだ30mラインですよ。

 

写真を見ていただくと、ガーミン魚探・GT20の振動子でも200m以上でしっかりエコーマップを描き、水深も把握できているのが分かると思います。

 

ただ200KHZの魚探画面では既にボトムラインが映らなくなっていて、77KHZの方ではボトムラインもしっかり描写している感じです。

 

仕掛けはPE1号にリーダー3号。ここにスナップをつけて、その先に市販のアカムツ2本針仕掛け(全長2m)を接続。オモリは60号でやってみます。胴付き仕掛けですね。

 

胸のカメラが飛沫ですっかり曇ってしまっていたのですが・・・

 

餌はサバの切り身とホタルイカのダブル付け。ホタルイカは筒を取ってしまって取り付けます。

 

とにかく仕掛けが落ちるのに時間がかかるため、センターコンソールに取り付けたレイルブレイザ・ロッドホルダーにフォール中はロッドを置いてしまい、パドリングでホバリングしてなるべく真っ直ぐに仕掛けが落ちるように操作してみます。

 

ようやくボトムについた!

 

なんだかコレだけでも感動!

 

まだなにも釣れてもないのにすでに感動してます。なにせ200m以上先の海底に今僕はアクセスして触っているのです。なんだか不思議な気分。60号のオモリで十分200m先のボトムの感じがよくわかります。

 

中深場の釣りにハマっている人が多い理由がちょっとだけわかりました。深い場所へのコンタクトは確かに他の釣りにはないワクワク感があります。

 

PEラインって偉大だとあらためて感じます。PEラインの登場がなければまずこの釣りは成立しなかったでしょう。

 

ボトムは取ってみたものの、とにかく勝手が分かりません。

 

ボトム付近でリフト&フォールしてみたり、アマダイみたいにオモリで何度か叩いてからハンドル2〜3回転分を持ち上げて待ってみたりといろいろ試してみます。

 

もちろん、ビギナーにそう簡単にヒットするほど甘くはありません。しばらくはまったくアタリがない。

 

僕は普通の釣りならアタリがなければ割りとすぐに回収して移動してしまいます。いわゆるパドリング&ガンの釣りを展開するタイプです。

 

でも、さすがに200m以上になると手巻きで仕掛けを回収するのも一苦労なので、しばらくは我慢してやり続けてみるしかない。

 

風に流されているので、広い範囲を勝手にサーチはしているはず。そう信じて餌を上げ下げしていきます。

 

ラインがあまりにも斜めになってしまった時は時折片手パドリングでラインを追って漕ぎ、真っ直ぐに戻します。

 

アタリが・・・出ない・・・

 

まったくもって場所が間違っているのかもしれません。ちょっと移動したほうがいいかも。

 

我慢しきれず、仕掛けを上げる。

 

リールを巻き巻き・・・・

 

えんえんと上がってこない!(当たり前ですが)

 

リーリングしている左手がパンパンに張ってきます。ロッドを持ち替えて右手で巻いていくと今度は右手がパンパンに張ってきます(笑)この左手巻き、右手巻きを切り替えていきながら200mを回収!

 

いや〜たしかに手巻きだとキツイ。6000番台とはいえアブのリールは特にキツイ(笑)みんなが電動を使う理由が身をもってわかりました。でも、手巻きでも不可能なレベルでもないこともわかりました。なんでも経験ですね!

 

上がってきたら、やはり餌が丸々残っていました。かじられてさえいない。

まあ、せっかく上げてきたので新鮮な餌に付け替えましょう!

 

ちょっと移動して仕掛けを再び投入。

今日漕いできたラインのエコーマップで見ると220mから一気に170mまで駆け上がっていく場所がありました。ここはくさそうじゃないですか?

 

仕掛けを落とし、釣り再開!

 

風は深い方から浅い方に向かって流されていきます。駆け上がりの山の途中で何か・・・食ってほしい!

 

水深190mのラインに差し掛かった時でした。

 

ハチさんにドンコがヒット!

 

ハチさんの反応を見るとどうも外道扱いされる魚みたいですが、調べると鍋や味噌汁に入れるとめっちゃ美味しい魚らしいですね。

 

写真を撮りにいきたかったのですが、この釣りは仕掛けを簡単に上げられないので行けなかった(スイマセン!)

 

でも今日初めての魚の反応にこちらのテンションも上がります。僕にもなんか、かかってほしい!

 

駆け上がりをどんどん登っていく途中。

 

コツコツコツコツ・・・

 

今日初めてのアタリだー!

 

ん?乗ったのか乗ってないのかよくわからん。チッサイ魚につつかれただけかもしれない。

 

餌がなくなっている可能性があるので、巻き上げてみますか。

 

巻き上げが・・・ちょっとだけ重い?

 

もしかしてなんかついてるのかな?

 

分からない(笑)

 

上げてくると・・・

 

あーー魚がついてたー

しかも一荷だー!

 

そう、ロッドが強すぎて引きもへったくれもなかったです。魚がついてるかどうかさえよく分からなかったですから・・・。

 

60号ぐらいのオモリだったら、激しくシャクるわけでもないのでKFゴルゴでよかったのだ。

 

中深海の魚は、まったくわからなかったのでハチさんに教えてもらいました。どうやらシロムツという魚のようで、美味しいらしい。

 

なにはともあれ・・・ファイトもへったくれもなかったけど・・・

 

シロムツ一荷、獲ったどー!

 

このサイズがお持ち帰りしていいかもよく分からないのですが、初の中深場の魚なのでお持ち帰りさせていただくことにしました。食べるのが今から楽しみ!

 

深い場所に棲む魚とのコンタクト、未知との遭遇感。

 

中深場、オモシロイ!

 

〜文字数の関係で明日につづく〜


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