ルマンドアイス・・・・
子供の頃、自分のお小遣いでお菓子を買いにいった時にルマンドをあえてチョイスすることはなかった。
でも、常にルマンドは身近にあった。
近所のオバサン達が集まった時にだけ提供されるような、一人で何本もがっつくことはできない雰囲気を持った特別感。
そのルマンドがアイスになった・・・これは食べてみるしかないでしょう。いまや僕は大人ですから、ルマンドアイスを独り占めできるのです。
実にうましっ!
これがルマンドかというと、まわりを包むモナカによってルマンドさが打ち消されている感もありますが、美味いことは間違いない!
ブルボンにはこれにつづいてルーベラやチョコリエールやホワイトロリータ(ネーミングセンスがすごい)のアイスも続いて出してほしい!ホエールです、こんばんわ。
さて!
真冬のカヤックフィッシングのターゲットとしてこの魚の存在を忘れてはいけません。
シーバス
kayak55.comのお膝元の湾奥干潟は、これまでの長年の経験から、1月にはポツポツと釣れ出し、例年2月の1週目からシーバスがシャローで数釣りができることが分かっています。
産卵を終えたアフターのシーバスの早い群れは年明けそうそうには戻ってきているのですが、産卵後と低水温でアグレッシブに動けない上、ベイトも接岸していないため、主に夜にバチなど体力を使わずに楽に捕食できる餌をメインにしていると思われます。
そして、夜にバチなどの餌を食べて体力が回復してきた個体から、徐々に日中のシャローにフィーディングで出てくる。
その日中のシャローにまとまった群れが入りだすのがデータ上、2月1週目からということが多い。
2月3日、今年初のバシフナのシャローをチェックしに行ってみました!
ちょっと久々のバシフナの駐車場にIN!
今日は、バスの方のトップウォーター仲間のチャッピーさんと一緒にシーバスをチェックしてみます。
艇は二人とも忍
しかも二人ともブラックキャンペーンの忍です!
チャッピーさんがブルー・ブラック・ブルー
私ホエールはブラック・イエロー
寒いので準備運動は入念に!
ここ大事です。チャッピーさんはまだ若いけど、僕はもうけっして若いとは言えない(涙)ですから、身体伸ばしとかないとホント、アキレス腱とか危ないです。
チャッピーさんはこの場所のシーバスはまだこれからということで、今回は僕がガイド役、責任重大です!
正直甘く考えていました。
例年どおりなら、まず釣れる
それが大きな間違いだったのです・・・(汗)
この日ばっちり凪、昼すぎると南が吹き出して上がらないといけない予報。
凪いでいるうちに、沖へ!
僕もそうですが、チャッピーさんも基本はトップウォータープラッガー。でもこの時期のデイゲームのシーバスはトップウォーターでバシバシ釣れるほど甘くない。
それでも、やっぱりできるだけ上のレンジで釣りたい。
今日はなるべく上のレンジで釣れる可能性が高い場所をいくつか回ってチェックしてみたいと思います。
久々のバシフナ沖、気持ちいい!
狙うのは、ところどころに盛り上がった山になっている地形の場所の1m台〜2mちょいまでのシャロー。
シーバスがフィーディングしていればこういう山の周りをうろうろしているはず。
シャローランナーとシンキングミノーを使ってサーチしていきます。
が・・・・
1時間ほどやってもバイトもチェイスもない!
おかしいぞ!?
先に沖に出ていたC-49さんと合流して状況を聞いてみると・・・
C-49さん、すでに1本釣ったそうです!
魚はいる!
が、3mの深めのボトムでのバイブレーションで、しかもかなりのショートバイト。その1本以外はアタリもないとのこと。
う〜ん、どうしようか・・・
正直、ボトムぎりぎりトレースの釣りは難しいし、根気もテクニック、腕も必要です。
C-49さんだから釣れた魚であって、僕らがその釣り方をして釣れるかどうかは甚だ疑問。
ここでひとつの決断をしました。
僕らは移動しよう!
僕らの釣り方で釣れる魚を探した方が釣果につながりやすいのではと判断しました。
移動する前にC-49さんが僕らの写真を撮ってくれました!
かっこいい写真、ありがとうございます!
湾奥の干潟・・・伊豆や三浦と比べてけっしてロケーションがいいとは言えません、でも、都会ならではの風景はまるでドバイのようでカッコいいですよね(ドバイ行ったことないですが!)
沖を見切って、岸際にあるカキ殻山のスーパーシャローをサーチすることにします。
せっかく1.5kmぐらい漕いで沖に出てきたのに、今度は三番瀬を斜めに横断しながら2km以上漕いで岸際に戻ります(笑)チャッピーさん、すいません!
カキ殻山スーパーシャローに到達。
今日はこの場所に賭けましょう!
僕の中で、2月初旬のこのカキ殻山スーパーシャローの鉄壁のルアーはプエブロ・マングース。
開拓時から使い続けていますが、とにかく春先のここのシャローの魚にめっぽう強い。
どうも2月頭のここのシーバスは夜にバチを食っている食性が残っているのか、表層をフラフラ・・・・と流れてくるルアーに弱い。それが牡蠣殻の山の変化についているシーバスの上を通るとスイッチが入る。
ルアー自体のアクションはしていないとダメで、弱い水流、スーパースローでもアクションしてくれるマングースは最高なのです。
とにかく浅いレンジでアップクロスで動くのが条件なのでシンキングのルアーは除外です。
他、ロンジンのフランキー90もいいです。あとは時合いでシーバスが浮くとプエブロのピットブルも良いこともあります。
そのポイント到着1投目!
いきなりヒット!
で・・・すぐにバレる!(ガーン)
マングースのフックは新品、でも刺さらない。
水温は7度。シーバスはアフター。
変温動物ですから、当然水温がこれだけ下がると動きは鈍くなり、ショートバイトとなります。
この幸先良いバイトで、正直、もう今日はいただいたと思っていました。
しかし、それは間違いでした。
牡蠣殻山の周囲を2艇で舐めながら、水深1m〜1.7mぐらいを丁寧に探り続けますが、アタリが出ない。
そして、刻々と時間は過ぎていきます。
ここで気づきました。この魚影の薄さ・・・
今年はシーバスの群れの入りが遅い!
ちょうどこの2月3日は大潮。この大潮で夜に捕食して、この後の中潮で大規模に日中のシャローに入ってくるのかもしれません。
そうはいっても、少ないながらシーバスはいそうだから、やり続けるしかない!
それからだいぶ時間が経ち、風は完全に無風に。
ここから風向きが変わって、南が強くなるはずです。
残された時間はあまりない!
その時でした・・・・
チャッピーさんがキャッチ!
うぉーーー!おめでとうございます!
ジャスト1mの牡蠣殻の山の上で食いあげてきたそうです。
ルアーはなんと・・・
チャッピーさんが小学生の時に買ったフローティングミノー(笑)とのこと!
そしてロッドはKFゴルゴです。重ねてありがとうございますm(_ _)m
リールがまた渋くて、青いカラーのたぶんアブ・アンバサダー4601C DDL-IMAE、そう、アブのあの今江克隆モデルです。バス釣りがもっとも盛り上がっていた時代の一台、いいですね〜!
90年代のルアーもリールもカヤックフィッシングなら十分現役で通用する、それが楽しいではないですか!
とにかく、チャッピーさんが一匹釣ってくれたことが救いでした。ガイド役としてはかなり心苦しかった。
でも・・・・
そうなってくると・・・・
僕も1本釣らなくてはかっこつかないではないかー(笑)
風が吹き出すまであと少し、時間はない。
あと少しの間、2月に実績抜群のマングースを信じて投げきるしかない!
そして、時は来た・・・・
ついに風が吹き出し、終了が見えてきた時間帯。
食った!
これまたついばむようなショートバイト。でも、さっきの一尾がフッキングが甘かったので、今回はきっちりとフッキングを決めた!
かなり重量感、これはデカイ
この時期の魚なので、もともとエラ洗いをしないのですが、それにしてもずっしりとしている。最低でも70アップ、もしかしたら80アップだ。
慎重にファイトをして寄せてきて、ボガグリップまで用意してきたところで・・・
またバレたー(号泣)
なんで・・・フッキングも決めたはずなのに・・・・
これにてジ・エンド!
風が強まる前に着岸!これ鉄則!
上がってからチャッピーさんが見事に釣ったルアーを見せてもらいました。
チャッピーさんが小学生の時に買ったフローティングミノー、ロゴが入っておらず、どこのルアーでなんていう名前かも分からないそうです(笑)
なんとなく目玉はダイワっぽいけど、こんなバナナ型ルアーはダイワにはなかったと思うんですよね〜。
だれか、このルアーの名前・メーカー知っている人いたら教えてください!
それにしても、なんとかガイドとして仕事は果たしたものの、僕個人的には完全にやってしまった釣行となりました。
とにかく今年の2月初旬のシーバスはショートバイト。
次回はこのショートバイト対策をきっちり練って、必ずリベンジしたいと思います。
今日遊んでくれた海とシーバスに、感謝!