ホエールです。
先日はバイキングカヤック・忍proのボックス艤装をご紹介いたしました。
ボックスにガーミン魚探&振動子、ケーブル配線が決まり、いよいよ戦力としてフィールドに投入できる!
と思ったのですが、実は個人的に忍proにはもうちょっと艤装を追加しておきたいのです。
今日ご紹介する艤装はあくまで私ホエールの個人的趣向による艤装です。
カヤックアングラーの数だけ釣りのスタイルがあり、必要とされる艤装も人それぞれ。同じカヤックに乗っていても艤装内容はカヤックアングラーによって千差万別。だからこそオモシロイ趣味だと思うんですよね!
あくまで参考程度にしてみていただければと思います。
忍proのホエール的追加艤装
アンカートローリー
僕はバイキングカヤックのプロフィッシュ45にも乗っていて、忍とケースバイケースで乗り分けています。
もちろん荷物のバランス、クーラーの有無、アングラーの体格によっても違ってくるとは思いますが、プロフィッシュ45は風に流される姿勢がイイのです。
プロフィッシュ45は風に対して最初の姿勢を横向きにしてあげると、カヤックフィッシングが可能な現実的な風の中ではほぼそのままドテラで流れていきます。だから僕はプロフィッシュではあまりシーアンカーを使わないでそのまま流しています。
そして忍ですが、こちらはレングスが短い分、風を受けての挙動がちょっとだけシビア。風に回されていったり、やや風に対して斜め下にバウを向けて流されていきます。こうなるとキャスティングの釣りではいいのですが、風が強い日はバーチカルな釣りがやりにくいため、パラシュートアンカーを使うケースがあります。
実際は僕はシーアンカーが面倒くさくて・・・弱風ぐらいならフォール中の片手パドリング動作で解決してしまうことが多いのです。でも、やや強い風になってくると忍ではシーアンカーを使うケースがあります。
そこで・・・・アンカートローリーを設置します。
追加艤装は・・・
バウ側先端にアイレッツ1点追加のみ
(左舷右舷はお好みで)
バイキングカヤック純正アイレッツに付属しているタッピングビスをプラスドライバーで手で入れるだけです。
忍の場合、左右にパドルホルダーが装備されているのでアンカートローリーをつける側のパドルホルダーのバンジーコードを切って外してしまえば、サイドのアイレッツはパドルホルダーのアイレッツが流用できます。
ですのでアイレッツは1点追加だけでOKなのです。
アイレッツにカラビナ+滑車+ロープ+リングで・・・
アンカートローリー完成
アンカートローリーは使わないことも多いので少しゆるくつけて、車載時や使わない日は取り外しておきます。
続いては・・・・
スペアパドル設置
忍へのスペアパドルですが、今のところバウ側に設置するのがベストだと思っています。
ちなみにサイドのパドルホルダーにはスペアパドルは設置しない方がいいです。荒れてきてブレードが水を受けるとカヤックの挙動に影響が出ます。
以前の艤装バージョンの忍の場合はバウ側にバンジーコードが標準装備されていたのでパドルを束ねてGホールド75に固定して足元のスターポートにセットする形を取っていました。
ただ、2019年から艤装が変わってバウ側のバンジーコードが廃止されてしまったので、この手法を取る場合はあらたにバンジーコードを自分で設置しなければなりません。
Gホールドに束ねたスペアパドルを置いて、ブレードの部分だけを押さえる形でバンジーコードを設置します。
使うのは
◆バイキング純正アイレッツ×2点
◆バイキング純正バンジーコード少しだけ
◆レイルブレイザGホールド75mm
この位置は使うスペアパドルによって変わるので注意が必要です。
自分のスペアパドルをあわせてみて位置を決めるといいと思います。
スペアパドル設置完了
この位置ならばパドリングの邪魔になりませんし、万が一何かあっても足元のGホールドだけ外せばすぐに抜けます。すぐに使えないスペアパドルは意味をなさないので、やはりこの位置は良いと思っています。
スペアパドルは末端はGホールド75mmで束ねていますが、パドルのシャフトも何かで束ねておいた方がいいです。ロッドベルトなどがオススメです。
僕の場合はモチヅキのストラップギアを使っています
パドルリューシュ用アイレッツ設置
通常の忍には2019年艤装バージョンより股の間にパドルリューシュ用のアイレッツが設置されていますが、忍proにはついていません。やっぱりパドルリューシュは中央からコードが伸びているのが一番トラブルが少ないので、僕的には股の間のアイレッツが欲しい。
バイキング純正アイレッツ1点追加のみ
パドルリューシュOK
シート後ろにスターポートマウント設置
旧艤装バージョンではここにスターポートがあったのですが、新艤装バージョン及び忍proではフラッシュロッドホルダー4点が標準装備となりシート後ろのスターポートは廃止されました。
僕の場合はシート後ろにレイルブレイザ・カメラブーム600(さらにちょっとカスタム)をつけて後方からの実釣動画撮影をするためにスターポートが必要なので設置しました。
スターポートはタッピングビスをプラスドライバーで打つだけで簡単に設置できます。
ただし、ここにカメラブームをつけると手前側(シート側)フラッシュロッドホルダーは併用できません。画角に写り込んでしまうので・・・・
フィールフリー・アングラーシート用アイレッツ設置
僕はローバックタイプのフィールフリーアングラーシートを愛用しています。プロフィッシュではそのまま使えますし、忍でもそのまま使えなくなくはないのですが、忍の場合、後方のシート固定用アイレッツの位置が近いためフィールフリーアングラーシートにおていはベストとは言えませんでした。(バイキング純正シートはもちろんOKですが)
標準装備のシート用アイレッツよりやや遠ざけた位置でフィールフリー・アングラーシート後方側のフックがテンションをかけて掛けられるようにバイキングカヤック純正アイレッツを追加します。
これでフィールフリーアングラーシートをがっちりテンションをかけて固定できるようになりました。
個別の11人ステッカーを貼る
これはまったくもって個人的な趣向なので参考になるようなものではないのですが(笑)
僕の忍proの艇名はクゼヒデオ号。攻殻機動隊に出てくる白装束のキャラクターの名前です。そのクゼヒデオが電脳ウイルスに感染した時に属していた過激なインディビジュアリスト達が名乗っていた組織名が個別の11人。
そのマークをカヤックにどうしても貼りたかったのです。
(オタクにもほどがある!笑)
とはいえ忍のサイド面はザラザラしていてステッカーがくいつきません。そこで荒業で無理やりステッカーを貼り付けます。
※これはステッカーがついてるうちは隠れますが、ステッカーが剥がれれば痕が残ってしまう、完全に自己責任での作業ですのでご注意ください。
貼り付けるステッカーの部分をマスキングテープでマーキングし
2000番のペーパーで表面がなめらかになるまでサンディング
アルコールウェットティッシュで脱脂
3MのプライマーK-500をステッカーの接着面に塗り
ステッカーを貼った後にヒートガンで温める
(熱を加えすぎるとカヤックが変形するので注意!)
個別の11人ステッカー完成!
さきほども書きましたが、このステッカーの下はサンディングしてしまっている上、プライマーがついているのでステッカーが剥がれると痕が残ってしまいます。
端材を使った3MのプライマーK-500のテスト。
プライマーを塗ったところは溶けたりはしませんでしたが、表面がテカテカになる変色が見られました。
しつこいですが、あくまでもコレは僕の自己責任の作業ということでご理解お願いします。
で・・・実はボックス艤装完成、艇の艤装も完成したこの忍proクゼヒデオ号で館山湾ティップランエギングに出撃してきました。
やっぱり全ての艤装が自分好みに決まった分、とても釣りがしやすく、快適でした!
が・・1点、僕の中で課題が生まれました。
それは、ボックスの蓋にヘリがない形状なのでルアーなどを置くと滑って落ちるのです。
ノーマルの忍のセンターコンソールにはヘリがついていたので、次に使うメタルジグやルアーをちょっと置いておくことができました。
僕的にはちょっとモノを置いた時に滑り落ちないヘリが欲しい。そこで・・・
ボックス蓋上へのトレー設置
アマゾンで食品用トレーをポチりました
価格はなんと衝撃の396円(笑)
あわせ買い対象商品なので愛用のシーガーエースのハリスとあわせ買いしました。
サイズは長い辺が22.4cm、短い辺が15.3cm、ヘリの高さが17mm。
あわせて見るとなかなかいい感じ。
さっそく取り付けてしまいます。
電動ドリル5mmで四方に穴を開け
ボックス蓋に同じ位置で穴を開け
トレーの下のスキマにゴミが潮が入りこみそうなのでシリコンコーキングを塗りたくって
5mm×20mmのステンレスネジ+ワッシャー+ナットで固定
ボックス蓋上のトレー完成
いーんではないでしょうか!?
こんな感じで、自分色にカスタマイズしていくとまた艇への愛着もどんどん強くなっていきますよね。
次の出撃が楽しみでしかたありません!