ファルトとプロフィッシュ45を使い分けて乗りこなしているお客様より差し入れ、いただきました!!
ペヤングが当たり前のように食える日常に感謝したい今日このごろ、ホエールです、こんにちわ!
あのペヤング製造中止時期、まるか食品の社員の皆様もきつかったと思います。でも、僕もきつかった!(笑)
ちなみに、ソースを混ぜるのが大変なぐらい硬めで食べるのがホエール流。
しかも超大盛りだし・・・夢の60キロアンダーはほど遠い・・・・(そりゃ痩せん!)
さて!
これまたカナリ前のハナシになってしまうのですが、7月3日、福島県へ遠征に行ってきました。
かねてから、福島の凄腕カヤックアングラー軍団「スライダーズ」の皆さんがkayak55で艇やアイテムを購入してくれていたり(ありがとうございます!)、福島の海がオフシーズンになると湾奥の干潟に遠征に来てくれていて、先日は55バーベキューまで参加いただきました。
じゃあ、今度は僕が伺いますね!っていうところから始まっています。
で、今回行ってみて思ったのですが・・・kayak55の船橋法典からは常磐道が比較的近いし、乗っちゃえば福島はめっちゃ近い!ってこと。
これは遠征というほどの距離じゃないと思います。
時間としては埼玉から館山に行く時間プラス30分ぐらいでしょうか・・・感覚として、ホント、あっという間に到着でした。
集合場所のコンビニにつくと、すでに・・・
有名ないわき2011さんのプロフィッシュ45・デリカ丸だー!
いいなぁ〜アクアフレッシュやわらかミント味のような爽やかなカラーのプロフィッシュ45。
いわき2011さんからは、なんと・・・
仕込み水には日本名水百選に選ばれた磐梯山麓の伏流水を使用しているという名酒でございます。
震災直後に行った桧原湖のペンション「マーヴェリック」でも利き酒サービスを利用させてもらったのですが、とにかく福島〜新潟のエリアのお酒は米がまず美味い。水も美味い。
結果・・・日本酒が美味い!ってことになるわけですなぁ〜。
っていうか・・・
お土産もらうの逆だろー!
ホエールがもってこないとダメだろー!
(なにも手土産持ってこず・・・恥)
いわき2011さん、お気をつかわえてしまい申し訳ありませんでした。家飲みで栄川で一人で泥酔します!
現地につくと、スライダーズのAnさん、Fさんも準備万端。
昨年はホエールが遠征に行くと必ず現地の海が荒れて、カヤックが浮けないという最悪なジンクスが続きました。
今回は予報はそれほど悪くないのですが、霧が出るかもということで、ホエールが来ると浮けないジンクス発動かと心配をしていました・・・・
が、今回は大丈夫でしたっ!
すっきりとはしない天気ですが、無風といっていいコンディション。ウネリもそれほどでかくないです。
ジンクス突破!
となれば、釣る!
お招きいただいた以上、結果でお返ししたいのだ。
自分も、遠方から僕のメインゲームのシーバスにたまにゲストにお越しいただくことがあるのですが、ゲストの方が釣ってくれると本当に心から嬉しいものです。
だから、今日はいつも以上に集中してやろう。釣ることがお招きいただいた恩返し。
持てるオフショアエリアのカヤックフィッシングの引き出しを全て試すつもりで挑もう!
タックルの布陣もいつもと少し変えてみました。
メインタックルは変わらず、当然KFゴルゴ。PE1号クラスの釣りがメインの私、通常時はこのロッドだけあればいいです。
ただ、遠征の釣りにおいてはマイゲームだけでは通用しない可能性もあるうえ、ワンタックルしか持っていない時にライントラブルやロッド折れなどがあればそこで遠征終了になってしまいます。
そこで、今日はもう1本、あのナカムラ軍曹が作った伝説のカヤックフィッシングロッドナマクラを持ってきました。
合わせるリールは98ステラ6000番。ラインはPE2.5号に8号のショックリーダーというヘビータックルです。まずこれがあればたいていの魚は獲れるでしょう。(98ステラいまだに現役です、やっぱステラはすごい)
いよいよ未知のエリアに・・・浮くぜ!
エリア的に、沖に出たら大きなウネリを覚悟していたのですが、今日はウネリもなく超いー感じ!
でも、さすが岸からすぐがモロ太平洋、時折さしてくるウネリはパワーを感じますね〜ワクワク、ドキドキ。やっぱり知らない海は、もーどしょもないほどに・・・興奮するのです。この感覚を味わえただけでも来た甲斐があった!
とにかく、迷子になったら迷惑をかけるので(笑)、まずはいわき2011さんの後をついて漕いでいきましょう〜
あぁ・・・・初めて見るショアライン。
絶景と言っていいでしょう。
まるで絵画のようです。素晴らしい・・・・
崖はスパっと断崖な感じ。地層の入り方がめちゃくちゃ直線的で、伊豆とも三浦とも館山とも違います。
出艇場所からけっこう出てきたけど、水深はなんと5mぐらい。聞いてはいたけど、確かにめっちゃ浅い!
いわき2011さんに聞くと、今日行くエリアは最深部でも25m程度、メインの水深は10〜15mぐらいとのこと。
でも、いわきの皆さんは大型青物やマダイまでこのエリアで釣っています(すごい・・・)
前回のカヤックフィッシグジャパンカップの海もそうですが、遠くまで浅い場所というのはけっこうあるんです。
でも、その水深でもマダイや青物が釣れる。
浅いと、どうしても釣れないのでは?というイメージを抱きがちですが、それは固定観念であり、思い込みであり、実際は浅場までやる気のある魚っていうのは入ってくるものなのかもしれない。(もちろん深海魚を狙いたいなら別ですが)
漕ぎ進んできて、いわき2011さんがこの遠征のためのプラに出てくれてマダイを釣ったというエリアに来ました。
水深は9mぐらい。ここでマダイとは。。。
すると、ホエールにいきなりのヒット!
動画カメラを回す前にいきなりヒットしちゃった!油断した〜
一瞬、マダイを期待しましたが、この引きは・・・シーバスだー!
(いわき2011さん、写真ありがとうございます)
サラナ125Fにヒットしたのは、75cmはありそうなシーバス。
いやぁ〜なんて立派なシーバスなのだろうか。
いわきのシーバスはでっぷりしていて、目がでかくて、かなり貫禄あります。
昔からこのエリアのシーバスやヒラメは常磐モノと言われる高級ブランド魚で、とても美味しいそうです。
とはいえ、まだ序盤も序盤。とりあえず、このシーバス君はリリース。
いきなり釣果が出て、これでボウズで帰ることはなくなった・・・やはり遠征先での最初の1本を幸先良く釣れるのはメンタル的な意味でデカイ。
釣れないまま追い込まれていくと、焦り、釣りが急ぎ足になり、雑になり、余計に釣れない・・・という悪循環になりがちです。
特に海のカヤックフィッシングは海が荒れだせば早期終了ということがあるから、焦るわけですね。
早めの時間からヒットが出せると、その後の展開がより柔軟性を増し、ぜんぜん違ってきます。
さらに進んでいくと・・・
まさに、非日常だぜコレは。最高だ・・・
さて、このエリア、表層でシーバスの活性が高いようです。
間髪入れずに
いわき2011さんもシーバスGET。このシーバス、ふっとい!
そのころFさんは既に視界の遥か彼方に行ってしまっていました(笑)
Fさんの釣りへの集中力はすごいとのことで、みんなが釣れない時間になりダレはじめても一人、黙々と釣りの集中力を切らないそうです。Fさんの釣りも後から拝見して勉強したいです。
ここでちょっとした問題発生。
サメの背びれがうろうろしているー!(怖)
夏になるとコレがあるんですよね。
全長でおおよそ1mぐらいでしょうか?そんなに大きくないので艇がヒックリ返されるようなサイズではないですが、やっぱり気を使いますね。
これは今日は魚をシメる時は注意しないといけないです。危なそうならシメないでクーラーバッグにそのまま入れるとかしないと。
サメをさっそく目撃してしまいましたが、とにかく幸先良いスタートを切った。ここからはジギングに入っていきます。
初めての場所、いろいろやってみるしかない。
浅いのでまずは軽いジグをキャストしてボトムを取って斜め引きかなぁ?
と、1ozぐらいからスタートすると!
数投で痛恨の高切れ!(涙)
やばい・・・KFゴルゴにつけてきたリールに巻いたPE1号がかなりの劣化をしているではないか。
ジグなどのルアーをしっかり準備してきたのに、肝心のラインがとは、詰めが甘かった。
タックルのチェックポイントの基本はまず針、そして糸ですよね。
どんなにいい竿、いいリール、いいルアー使ってても、針と糸がダメならしょーもない。
特にラインはPEになり寿命が伸びて油断しがちです。これは本当に反省でした。
ラインをかなりカットしたので見たところ大丈夫そうですが、今日はゴルゴはバーチカル用にして、フルキャストの釣りはナマクラにまかせることにします。やっぱり遠征はサブタックル必要でした。
水深8mぐらいのラインに潮目が出ているので、このあたりでジギング。
軽いジグはまったく当たらない。
シルエットが小さすぎるのではと60gのジグにチェンジし、普通にワンピッチを試してみます。
浅場で重いジグは油断すると根掛かるので着底したら即座にワンシャクリ入れることに集中していきます。
う〜ん、当たらない。
ここらで朝飯だなぁ〜
なんて思っていたら、視界の先で浮いていたいわき2011さんがファイトしているではないか。
(どんだけ食いしん坊なんだ!笑)
あがってきた魚はっ!
いわき2011さん、さすがだ。いきなりのマサGETとは。
ヒラマサ・・・・うらやましぃ・・・実は私ホエール、カヤックからヒラマサを釣ったことがないのです。
もともとメインにしている館山や三浦ではややレアな魚ではありますが、釣っている人はいるので、いなくはないんですけどね〜ホエールにはなかなか掛かってくれません。
まさにヒラマサは夢の魚のひとつ。
つ・・・釣りたい!
マサ、釣りたい!
ヒラマサがいて、すでに釣っている人がいる、っていうことは僕にも必ずチャンスがあるはずだ。
しかし、バイトがない状況が続く。
いわき2011さん、Anさんに聞くと、このシーズンだとワラサのナブラが立つ日もあって、そうなれば表層でバッコバコに釣れることもあるそうです。
あぁ〜ナブラ起きないかなぁ〜
と、ジグをシャクっていると、どうも遠くで鳥が低空飛行をしはじめました。ん?ちょっと怪しいゾ。
鳥はベイトのレンジが上がれば低く飛び、ベイトのレンジが下がれば高く飛ぶわけです。鳥の動向でだいたいのレンジは判断できます。
魚探にはあまり映りませんが、こりゃ〜ベイトがうわずってきてますね。
すると・・・
うわっ!
出た出たっ!
出た出たっ出たっ!
ナブラが出たっ!
鳥山大ボイルのような感じではなく、時折、単発で水面がちょっと割れる程度。
みんなでアドレナリン全開状態で追いかけてはキャストを繰り返しますが、不発!
こりゃ移動が速いわ・・・間違いなく青物のナブラだ。
ナブラが出ても一瞬で消えてしまう。そして次はカヤックの後ろで出るとか(魚になめられてる!笑)
う〜ん、けっこう難しいゾ〜
一回りでかいトップウォーターで寄せられないか試したり、逆に、ちょっとラインに不安はあるけどKFゴルゴでザラのような小型のペンシルを投げて細かいドッグウォークさせてみたり、いろいろやってもバイトが出ない。
しょーがない、押してもダメなら引いてみな。ミノーに変えてみよう。
今日すでにシーバスを釣っているスミス・サラナ125Fにチェンジ。
随分昔からある定番ミノーですが、このサラナ125Fを昨年からとても気に入っています。フローティングならではの動きのキレ。とはいえフローティングでもかなり潜ってくれます。フックはおそらく3番。これは大型魚にもそこそこ対応してくれる。
ナブラにはなかなか追いつきませんが、ナブラが出た場所周辺ではまだ青物がウロウロしているかもしれない。
信じてキャストを繰り返していきます。
すると・・・潮目に放り込んだサラナ125Fがいきなりガツンと止められた。
ハイパワーのナマクラなので、まったく負ける気がしません。グリグリっと寄せてきて・・・
長さはイナワラですが、太さはごつい。ベイトたらふく食ってます。ええ魚釣らせてもらいました。ありがとうございます!
はっきりいって、もはや満腹です。これでいつでも帰れます(笑)
はぁ〜最高だ〜すでにこの遠征は大成功です。
気が付くと、Fさんもこの海域に戻ってきていました。移動が速い!
やっぱ釣りウマのオーラがみなぎってるなぁ〜
Fさんの釣りを見て勉強しながら、ぷか〜っと浮いていると、どんぶらこどんぶらこと、これが流れてきました。
どこかの子供がきっと紐を離しちゃって、飛ばさちゃったんだろうな。で、泣いちゃったりしたり。なんだかドラマを感じますよね、風船って。
そうそう、いわき2011さん始めスライダースの皆さんが提唱している
獲物一匹ゴミ一個運動
という活動にホエールも賛同して、昨年から続けています。
どういう運動かというと、釣れた魚の数だけゴミを拾って帰るという単純明快なルール。
やっぱりゴミ拾いだけだとなかなか続かなくなってします。でも、釣れた数だけゴミ拾うというルールを自分に課すのであれば、ホエールでさえずっと続けているので、誰でも続けていけると思います。
100匹釣ったら大変だと思いますが!
(でも、嬉しい悲鳴でしょ!笑)
ということで、この風船ゴミも回収して後部ラゲッジへ!
ナブラもひと段落したので、再びジギングへ入っていきましょう。
すると、近くに浮いていたAnさんの竿が曲がっているではないですか。
鯛ラバでのヒットだそうです。
青物が回っているので普通だったらジグで通しちゃうところだと思いますが、ここで鯛ラバにチェンジできる判断力がさすがです。
そう、この海域、アイナメの魚影がとても濃いらしいのです。
アイナメは東京湾ではあまり掛からない魚です。富津や横浜で冬場になるとシーバスの外道でたまに釣れるのですが、あくまでも外道レベルの確率で、これまでホエールも数えるほどしか釣っていません。
こうなると、福島名物のアイナメも釣りたいではないですか!
Fさんは、この水深でもヘビーなジグをスローに使い、おそらくビッグワン一発狙い。
かなりゴツいけどかなり短い特殊なベイトロッドでスローピッチをされていました。アクション、やっぱ上手いなぁ〜
Fさんとの会話の中で、釣ったワラサのお腹からけっこうイカが出てくるということが分かりました。
よし!じゃあ次はイカジグを試してみよう。
これまた最近のホエールのローテーションの定番となっているファルコンZスロースクイッドを投入してみます。ウエイトは90gのタイプだったと思います。
Anさんがアイナメを14mぐらいで釣っていたので、それぐらいのレンジでコイカパターンやってみましょう。
なんと投入から一投め、ボトムから2シャクリ+フォールで!
あがってきたのは・・・
Anさんに外側から撮っていただきました。ありがとうございますm(__)m
ファルコンZ スロースクイッド、もともとは北海道のカヤックアングラーMさんがイカパターンでこのジグでブリ連発していたのを見て買ってみたのですが、他のジグで沈黙している時、まったくバイトがなく困った時に威力を発揮する意外性のあるジグです。
マジでタイミングが合うとこのジグだけ炸裂ということがけっこうあります。一つは持っておいて損はないでしょう!
いろいろな人のおかげさまで釣ったアイナメです。
これでシーバス、イナワラ、アイナメと三種達成。
こんなに思ったようにルアーローテがハマったのは久しぶりです。気持ちいい〜
で、この時にAnさんとの会話で「これであとヒラメとヒラマサがきたら完璧ですね」なんて話をしていたのです。
そうしたら・・・
奇跡が・・・・・
ちょっと反応が止まったので、沖へ沖へ少し漕ぎ進めていきます。
凪の海ではプロフィッシュ45は普通に漕いで巡航7km以上。やっぱりこういう大場所では快適です。
すると、水深17〜18mのガタガタのボトムのところでベイトフィッシュの帯を魚探がとらえた!
実はこれまでベイトフィッシュの反応はあまりはっきり映っていませんでした。このチャンスをモノにしないと。
いそいでタックルを手にし、再びスロースクイッドを落としてみます。
ベイトフィッシュが写っているので、イカっぽいスローなシャクリではなく、リール2回転で1シャクリの早めのテンポでベイトの層を通過させていくイメージでジギングしてみます。
ボトムから10m以上、かなり表層近くまで上げてきたジグが・・・
食ったー!食った!食った!!
KFゴルゴはPE1号設定、リーダーは僕はシーガーエース3号をヒトヒロです。バットパワーにはけっこう自信はありますが、もちろん無理は禁物。
通常時はドラグを締めておくわけですが、青物の良型が掛かった時は、魚の口にフックアップできたと確信したら左手でスタードラグを回して緩めて走らせ、いなしながらファイトしないとラインが切られます。(しかも今日はラインが劣化している)
ロッドも粘ってくれるブランクスですが、あくまでもライトロッドです、ティップを立てたらダメです。魚と90度の角度を維持して魚を持ち上げないとベリーからいかれる可能性はあります。
それほどの重量感ではないのに、この疾走感のある走り・・・・
なんだかマサの・・・マサかの・・・・ヒラマサの予感!?
さあ、あがってきた!
ファルコンZ スロースクイッド、いい仕事してくれました・・・
近くで浮いていたFさん、Anさんが祝福してくれました。
Anさん、写真まで撮っていただきありがとうございますm(__)m
いい記念になりました。
ヒラマサとしては60cmというサイズは小さいです。
ヒラマサがよく釣れるエリアの人からみたらたいした釣果ではないかもしれません。
でも、僕にとっては念願の初ヒラマサなんです。本当に嬉しかった。シビレました。
なにより、みなさんのおかげで釣れた魚です。
それがまた、なおさら嬉しいのです!
カヤックフィッシングが好きで、夢中になって、気がつけばこの仕事をしていて、それがなかったら知り合えなかったみなさんとのつながりの一尾。だからこそ嬉しいのです!
(しつこい!笑)
ひとことでまとめると・・・・
カヤックフィッシング、最高!
ヒラマサちゃん、僕のジグに食ってきてくれてありがとう。
そして、この釣行、まだこれで終わったわけではなかったのです。
この後、さらなるドラマが待っていました・・・・
次回、福島遠征・後編につづく!