ホエールです。
Kayak55.comのギアインプレッションのコーナー用の記事になります。
今日ご紹介するカヤックフィッシングギアは
グローブです。
globe・・・KEIKO、MARC PANTHER、T.KOMURO・・・・
ではなく!
GLOVEです!
カヤックフィッシングにおいて、個人的にかなり重要なアイテムのひとつです。カヤックフィッシングを始めた頃からグローブにはけっこうこだわっていろいろと使ってきました。
その中で、NRSやBLUE ACEなどカヤック系のメーカーから発売されているパドリング用グローブというのはやはりパドリングがしやすくて良いものが多かったです。
ただ、どうしても5フィンガーのものになってしまうため、釣りに使う場合は3フィンガーレスに自分で切って改造したりしていました。スナップを開いたり、リーダーを艇の上で結んだり、サミングしたり・・・5フィンガーのグローブではどうしてもできないのです。
そうすると、その指を切ったところからほつれてくることも多かった・・・・
その後、モンベルのトレッキング用のものやリトルプレゼンツのストリームグローブなどとても良いものに出会いましたが、これらはいずれも5フィンガーレスだったので使用する時期が夏場のみに限定されてしまっていました。
そんな中で、周年使える素晴らしいglobe(もうええわ!)・・・GLOVEに出会いました。
それがリトルプレゼンツから発売されている
リトルオーシャン・コーデュラ(R) ライトゲーム3Fレスグローブ
です。
そもそも
なんでカヤックフィッシングにグローブが必要なのか?
なのですが、やはりそれは
手の怪我の防止
が一番の理由です。
ここのところ続いているランディンググッズと重なる部分もありますが・・・
フックや魚の棘などの事故のリスクが軽減するのが一番の理由です。
もちろん薄い布ですからホントにフックや棘が刺されば簡単に貫通しますが、それでも皮が一枚増えたと思うとだいぶ安心感はあります。
素手だと当然ダイレクトに皮膚ですから、ちょっとフックがひっかいただけでも傷になりますが、手袋をしていればそれが防げるわけですから。
釣れた魚を持つ時も素手よりホールドしやすいです。
魚を捌いたり、血抜きをしたりする時にもグローブがあるとがっちり掴んでやりやすい。
また、ラインが根がかりをしてしまってPEラインを手で引っ張って切らなければならない時などは素手ではラインで手を切ってしまう可能性があります。グローブをしていれば、問題なくラインを手の甲に巻きつけて引っ張って切ることもできます。
他にも素手でカヤックフィッシングをやっていると、ほんとに気が付かないうちになぜか切り傷ができていたりするんですよね。
その微妙に切れた部分がその後の日常生活で妙に痛かったりする(笑)
再乗艇練習の時なんかも素手でやると、どこにひっかけたのか?いつのまにか手に切り傷ができていたりしますから、グローブ使用がオススメです。
小磯やゴロタ周りのでの着岸時なども手袋がないと手をついてしまった時に手が傷だらけになる可能性があります。
あと初心者の方がグローブせずに長時間パドリングすると親指の付け根の皮が剥けて、場合によっては血が出ます。
毎週のようにカヤックフィシングしていると、そのうち「パドルダコ」ができて素手で漕いでも大丈夫になります。
で・・・数あるグローブの中で・・・
なぜリトルオーシャン・コーデュラ(R) ライトゲーム3Fレスグローブがオススメなのか?
いくつか理由があります。
立体的デザインでフィット感がいい
手や指の可動部にストレッチ生地を多用してあり、手の複雑な動きについてきてくれるんです。
握ると引っ張られる手の甲部分にストレッチ
親指が動くと引っ張られる部分にストレッチ
握って・・・
パー!
手を開くと引っ張られる手の平にもストレッチ
指の可動部にもストレッチ
パドリング時もですが、釣りの動作の時ですよね。竿のグリップを握り、リールをパーミングし、リールのベールを上げ、時には艇の上でリーダーを組み、プライヤーを操り、ラインカッターを使ったり・・・・実は手の動きはかなり複雑です。そこに違和感なくついてきてくれるのです。
なかなか耐久性も良い
カヤックフィッシングで使っていると、どうしてもグローブは酷使するのでいずれはダメになります。それはこのグローブも同じ。特にカットされた指の部分の縫い目がほどけてきやすいです。これは宿命です。
でも、2018年からかなり酷使を重ねているこのグローブ、さすがに指の縫い目がほつれてはきていますが、全然まだいけそうです。薄くなっているストレッチ部分には強度にすぐれたコーデュラが使われていて、ストレッチ部分はむしろ2年近く使っても無傷です。なかなかの耐久性です。
だだ・・・手首のベルクロがだんだん剥がれやすくなってきてます。まあ僕の使用頻度で2年使ったら新しいの買ってもいいかもしれません。
パドリングがしやすい
これもとても大事な点です。
ストレッチ部以外の素材は合成皮革です。ほんものの皮だと海水でダメになりますが、これなら大丈夫。
このリトルプレゼンツの合成皮革は5フィンガーレスの夏場用のストリームグローブでも定評のあった素材です。
まるでパドリングのために作ったのではないかと思うほどの適度なグリップ力です。グリップしすぎない生地になっており、とてもパドリングがしやすいです。
よくこの手のフィッシンググローブで手の平に採用されているラバー系だとグリップしすぎるんです。
あまりグリップが強すぎるのもパドリングしにくいんですよね。
それはなぜかというと、パドルは利き手側はしっかりグリップしてあげるのですが、利き手と反対側は特にブレードに角度をつけたフェザーアングルの場合は手の中でシャフトが空転して滑らないといけないからです。
握ればしっかりグリップ
握りを緩めれば適度に滑ってシャフトを回せる
実際、このパドリングのしやすさが、このグローブをカヤックフィッシングでオススメする一番の理由になります。
あとは・・・・
オールシーズン使える (関東であれば)
これまで、僕は温かい時期は5フィンガーレス、寒くなってきた晩秋〜冬は3フィンガーレスのネオプレンのグローブをしていました。
現在はオールシーズン、このグローブをしています。
春・秋は超べスト。
夏もところどころがメッシュになっているので問題ありません。
問題は冬です。
やはり冬場はネオプレングローブは断然温かい。これは間違いないです。
ですが、ネオプレングローブのデメリットもありました。厚手のためやはり竿を握っているととても疲れる、時にキャストで竿を投げてしまいそうになります。
またパドリング時も手の平はラバータイプが多いためグリップ力が強すぎて漕ぎにくい。
そこで、僕個人的には、釣りやすさと漕ぎやすさを重視して、ここ2シーズン真冬であっても、このリトルオーシャン・コーデュラ(R) ライトゲーム3Fレスグローブを使っています。
たしかに寒いです!
でも、素手よりはだいぶましです(笑)
ただ、とにかく釣り竿を持っている時のホールド感がやっぱりいい。漕ぎやすい。
まあ、雪の中でこのグローブでカヤックフィッシングしても手がちぎれるような痛さになることはなかったので、よほどの寒い日で長時間でなければいけることはわかりました。
ということで、今日は怪我防止の観点からまずはカヤックフィッシングはグローブ着用がオススメというお話でした。
そして、もしいまカヤックフィッシングでピッタリ来るグローブがまだ見つかっていないという方は、よろしければリトルオーシャン・コーデュラ(R) ライトゲーム3Fレスグローブ、ご検討ください!