ホエールです。
昨日の定休日、実は愛知県であるアイテムのテストに行く予定だったのですが・・・・
あいにく天候悪くなる予報で、撮影のことを考えると雨はNGだったので延期となりました。
そのかわり、まだこちらのエリアは雨雲が到達せず午前は浮けそうだったのでカヤックフィッシングに行ってきました。
動画もアップしたいのですが、今回は正直たいした釣果ではないのと出来ていない動画がたまりたまっていてちょっと先になってしまいそうなので、まずはこのブログで詳しくレポートしてみたいと思います。
8月に発売予定のバイファールのパドルフィッシング用ロッド4機種
僕には自分の好みを100%反映したKFゴルゴというロッドがあり、それが自分のカヤックフィッシングにおいては基軸のロッドになってくるわけですが・・・・
ロッドというのはデザイナーによって違いが当然出てきて、このバイファールのロッドには自分では思いつかなかったような部分がたくさんあって「そうか!違う人がKFロッドを作るとこうなるのか!」という発見があって、とても勉強になっています。
いろいろな道具を使ってみるというのはとても大切なことですね。
ちなみにコンセプトにも違いがあって、KFゴルゴはラインナップが1機種。
とにかく1本である程度なんでもできるようにするというところに主眼を置いています。バーチカルもキャスティングも、ジギングも鯛ラバも餌釣りも、バス釣りもシーバス釣りもエギングも青物も真鯛も根魚もフラットフィッシュもKFゴルゴでさほど無理なく釣ってきました。
もちろん特定の釣り方に特化したロッドと比較するとそれぞれ至らない面も出てきます。そのかわりPE0.6〜1.2号クラスの釣りはたいていの釣りはこなしてしまうというメリットを重視した調子になっているわけです。
当然1本でなんでもできるというのには間違いなくパワーの幅の限界点はあって、超ライトな釣りには使いにくいし、超ヘビーな釣りにはそもそも使えないです。(例えばKFゴルゴで巨大マグロや巨大GTは釣れないわけです)
それに対してバイファールのパドルフィッシング用ロッドは4機種(今後さらに増えてほしい〜)
それぞれの釣りにある程度特化したモデルになります。
カヤックフィッシングにおいて、メインの釣り方は人によってある程度は固まっていると思います。SLJや鯛ラバの方、ヘビーなジギングをする方、中深場メインの方、シャローでキャスティングメインの方・・・そのスタイルに応じてお選びいただける形になってきます。
また、現在メインの釣りのロッドはあって、サブとして足りない釣り方を埋めるロッドをどれにするか悩んでいるという人にとってもサブロッドとして選びやすいロッドになってくるかと思います。パドルフィッシング用としてやはりグリップ長とかベストですし。
(たとえばSLJに特化したロッドで快適に釣りをしているけど、急なナブラに対応するためにキャスティングロッド1本ほしいな・・・・とか)
現在、そのうちの2機種をお預かりしてテスト中です。
◆マックス300gまでのスローピッチ系のロッド・ディストーション(ソリッドカーボンのベイト)
◆オールマイティーなキャスティングロッド・マルチエフェクター(チューブラーカーボンのスピニング)
もう2本はまだ手元に来ていませんが、SLJ系のロッドになります。ソリッドカーボンのライトなベイトとウルトラライトのスピニング。これも楽しみです!
今回はディストーションでシャクるジギングメインでやってきました。
使うルアーもバイファールから発売予定のプランジシリーズ。これをシャクっていきます。
プランジは55g、70g、85g、100g、120g、150gとあります。
ディストーションはマックス300gということでガチガチのロッドを想像するかもしれませんが、このロッドに関してはそうではなくてソリッドカーボンなので想像以上にしなやかです。写真ではプランジ120gをシャクっている時のカーブですが、これだけ曲がります。
ソリッドカーボン特有の反発を抑えたしなやかさで、スローピッチ向きなんですね。そのかわり、重めのジグを使い続けても身体の負担が少なく楽な仕様になっています。
そしてそのしなやかな恩恵で意外と軽いジグも使いやすく、巻きのSLJだってじゅうぶん対応してきます。
このあたりは先日の新潟メバルジギングでもこのロッドを使って実感してきました。(明日か明後日に動画もアップできると思います)
ただし、SLJメインでマジに極めていくというならばラインナップの残りの2本、ライトなベイトとウルトラライトなスピニングの方が断然向いている・・・という感じです。
そしてプランジ。
ジャクソンの定番ジグなのですが、このジグを僕は正直にいうとこれまで使ったことがなかったのです。最近使っていて感じている特徴が以下となります。
ワンピッチで横を向かせてフォールさせるのがかなり楽にやれるジグ。滞空時間も長いです。
つまり、テンポ的にはスローが向いていて、ディストーションとのマッチングがすごくいいです。
ロッドティップの振り幅を抑えればプランジでも少し早めのテンポまではいけますが、ハーフピッチとかで鋭くダートさせるような釣りには同じジャクソンであればメタルエフェクトの方が向いています。
プランジは基本ワンピッチになりますが、そのテンポを変え、ロッドのシャクリ幅を変え、タイミングを変えてラインスラッグの量を変えていくとワンピッチの中にもたくさんの動き(ジグの姿勢)の選択肢があって、さらにサイズバリエーションと組み合わせると選択肢は膨大になってきます。
このプランジを使わせてもらって、ワンピッチのみの中でもジグのサイズ感、シャクリのテンポ・・・その日のアタリを探しながらローテーションしながらシャクっていくのは意外に楽しい作業だとあらためて感じています。
そこにバイファールカラー4色でのローテーションをくわえると、選択肢は4倍になり、ワンピッチの釣りの奥がずぶずぶと深くなっていきます。ワンピッチ沼だ!
といっても、僕の場合はカラーはほんとに最後の選択肢で、大切なのは動きやシルエットの方になると思っていますので、好きなカラーだけで絞っていくのもぜんぜんアリだと思います。
僕自身もバイファールカラーの中でオレンジグローゼブラがかなり気に入っていてだいぶ使用頻度が偏ってます。
これは広い海で存在感をアピールできる感じがするっていうだけなんですが、カラーは人間側のメンタル部分への作用が大きいですよね。
(だからオレンジグローゼブラだから釣れた!・・・なんていうことはないと思いますので、好きなカラーをお選びいただくと良いと思います)
けっこう時期的に期待したのですが、魚探の反応はかなりの渋さ。
漕いではシャクリ、漕いではシャクリ。サイズを変え、動きを変えて・・・どれか当たってくれ〜
そして、来ました!
ロッドが絞り込まれる〜!最高のアタリ!
この時、水深は50mちょい。ボトムは根なのでボトムタッチからワンピッチのテンポを意識的にちょっと早めて上げてきて、そのままのやや早めのワンピッチを30回ぐらい続けていたら持ってかれました。
釣りなんて結果的に魚次第で、自分で釣ったとかはおこがましいこと。それでもテンポを変えてサイズを変えて、模索して当たった時は「釣った!」感がとても大きくなります。
このディストーションの曲がり。最高に気持ちいいです。バットはぜんぜん負けてません。
カヤックフィッシングではどうしても魚の走りでここからさらに内側にティップが持っていかれるようなことがあります。その時にラインとブランクが当たる可能性が高まりラインブレイクの危険性が出てきます。KFゴルゴではそれをスパイラルガイドで完全に防ぐ構造を取っていますが、このディストーションは多点ガイドによって防ぐ構造になっています。こんなところも作り手が変わると構想も違うところで面白いです。
ここまでの曲がりにおいてもラインとブランクの干渉は一切ありませんでした。ジャクソンさん、さすがです。
そしてココはKFゴルゴと共通するトコロ。
フロントグリップが長めについていて、水平にリフトする時にハンドル側の手でアシストできます。カヤックで大きめの魚をファイトする時、ここがけっこう重要だと思っています。
重量感はさほどではないのですが鋭いツッコミを見せます。
ワラサぐらい?な青物だと予想してファイトしています。ただ、途中からあまりローリングしないなとは感じていました・・・
上がってきたのは〜
カンパチ!
髭面でスイマセン!
カンパチとしては小さいですがショゴとしてはかなりいいサイズというぐらいの57cmでした。
なにが嬉しいかっていうと、先日ヤフオクで落とした1997年スコーピオン1501で釣り上げたことです。
最近、このエンジ色が一周回ってめちゃくちゃカッコいいな〜な思って使いたかったんですよね。
ヤフオクで5,500円ぐらだったかな。
この近未来フォルムが今たまらない!
10mぐらいナイロン下巻き入れてPE2号にリーダー5号。
PE2号は200m巻ききらなかったですね。
スコーピオン1501は今回デビューだったのですが、最初めちゃくちゃハンドルが短くてジギングにはかなり違和感でしたが、1時間で慣れました。
このサイズぐらいだったら巻き上げのパワーもぜんぜん負けてません。
97年スコーピオン、まだまだ現役でいけます!
この調子であわよくばブリを!と探しまくったのですが、アタリは後にも先にもこの1発だけでした。
10時40分には変な風が吹き出したので、岸際に戻ってちょっとエギングを・・・とやり始めたら雷鳴が聞こえて11時すぎには撤収となりました。
お写真掲載していいか聞くのを忘れてしまったので写真は無しですが、この日、忍と忍proの地元の凄腕のお二人がいらしていて、いろいろこの場所の最新情報をお聞きしました。驚愕の釣果でした!
攻め方のヒントをいろいろいただき、次回この場所に行くのがとても楽しみになりました!ありがとうございました。
獲物一匹ゴミ一個運動
今日遊んでくれた海と魚に・・・感謝!