ホエールです。
まるで梅雨が戻ってきたかのような天候が続きますが、その前のハナシです。
先日7月11日(月)と7月12日(火)は凪も天気も良い予報、その後は雨が続く週間予報・・・・ここは体力的にキツくても連続で浮くべきだと判断して行ってきました。
7月11日(月)は先日のブログでご報告したとおり中深場へ。
本命のムツ系が釣れないままにライン高切れで強制終了といういまいちな結果に。それでもホンデックスPS-611CNディープタイプのインハルで水深300mぐらいまでは実用いけることもわかって良い釣行になりました。
そして7月12日(火)、この日はバイキングカヤック工場に出張の予定で、その前に朝練で三浦半島Nの海に出撃してきました。
この二日間通して試していたのが!
新型エンペラーの試し漕ぎ
スウィングスターのフルカーボンフォームコアパドルには3種類ものラインナップがあります。
同じグレードに3種類もいるのかい!?って思っちゃう。なぜならメーカーとしてはせめて2機種にした方が生産コストも在庫リスクも少ないからです。でもそれをやっちゃうのがスウィングスターのデザイナー、中谷さんのこだわりです。
シリーズ中、ブレードが一番小さいのがスーパーソニック。
それこそ海外パドルと比べると驚くほど小さい。これがまさに日本人にマッチしていて、スーパーソニックは日本人の体型において長く漕いでも疲れにくいです。そして回転数がもっとも上げられるため手数が増えるメリットも大きいです。
そしてカジノ。
カジノはブレード面積はちょうど中間でまさにオールラウンダーという形。最大の特徴は若干ヒネリが入った複雑なフェイス面のデザインで、誰でも楽々しっかりしたキャッチができる。パドリングにおいてもっとも大事なのがキャッチですから、その部分のメリットは絶大です。
このカジノよりもブレード面積が大きいのがエンペラー。
それでも海外ブレードでいえばMサイズぐらいというイメージでけっして大きすぎません。
僕はスウィングスターの中ではエンペラーが一番自分に合っているパドルなんです。キャッチは強くなるのですが、カーブが少なめのデザインで水中のスライス系動作などが一番やりやすい形でした。
そのエンペラーがリニューアルしたのです。
右が僕が使いこんだ旧エンペラー
左が新エンペラー
この旧エンペラーは僕がめちゃくちゃ気に入っていて長年使ってきたもので、横浜のシーカヤックマラソンのときも、JSPAのベーシックインストラクターの試験もアドバンストインストラクターの試験も、いろいろな思い出深い釣行の数々にもこのパドルを使っていたのでとても思い入れが深いです。
特にテクニック系、ドローの戻しやラダー操作、スカーリングには圧倒的に使いやすいパドルだと思っています。
基本的にはブレードのシルエットは変わっていません。
変わったのはブレードに厚みが少し増してフォームコア量が増えた点。そしてカジノほどではないのですがわずかなヒネリが入って、ダイヒドラルもしっかりしたという印象です。
さあ、久々の三浦Nの海、朝練へGOです!
今回はできればシイラを見つけてトップで釣りたい。バイファールのマルチエフェクターをメインに、なんにもいなかったときにSLJをするためにサブでバイファールのオーバードライブ。珍しくスピニング2本体制で挑みます。
艇はプロフィッシュ45(キュベレイ号)
海は超ベタ凪、風を受けているとどうしても巡航スピードは落ちるのでエンペラーの検証には最適です。
ん〜いい感じです!
キャッチは強めですがきつくはない、巡航スピードは他のパドルよりもわずかに上がる。シットオンのスピードなんてたかが知れていますが、その中でわずかに上がるとだいぶ違うんですよね。
具体的には、この凪であれば回転数を意識的にちょっと上げる必要はありますがプロフィッシュ45で時速7km前後を維持します。これがたとえば巡航時速0.5kmでも落ちると終始6km台になるわけで、このわずかな差は大きく感じるわけです。
僕レベルだとほとんど旧エンペラーと違いを感じませんでしたが、若干違うかなと思うところは、やはりブレードにカジノ譲りの若干の複雑なヒネリが入ったことでキャッチの正確性は増し、フォームコアが増えて抜けがよくなり、ダイヒドラルがしっかりしたことでフラッターはしにくくなった・・・のではないかと思います!?
スカーリングなどの水中操作もやってみましたが、旧エンペラーと遜色はないように感じました。
ぶっちゃけていうと、エンペラーはエンペラーでした(笑)
ですので旧エンペラーをお持ちの方は買い換える必要まったくないです。むしろ旧エンペラーはもう二度と手に入らないので貴重です!
これからご購入をご検討の方は、背中の稼働をしっかり使ってパワフルに漕いでいきたいスタイルにはホント、おすすめですー!
さて・・・釣りのほうは!?
赤潮ーー!
岸際はちょっとコレは厳しいんでないか?と思うレベルでした。
こういうときはとにかく水がキレイな場所を探して漕いでいくことが重要だと思います。どれだけ漕ぎ回れるかで釣果が変わってきます。
漕いでいくと、やはり普段から潮が流れやすい場所で水がクリアになったのでそこからスタート。
ベイトがうわずっているので、トップを投げるとバイト!乗らない!バイト!乗らない!どうにも魚が小さいようです。
水面直下を新発売のメタルエフェクトブレードをキャストして通してみるといとも簡単にヒット!しかもファイト中にワララワラと他の個体もついてくる。
メタルエフェクトブレード
メタルエフェクトステイフォールの派生版ですが、ただメタルエフェクトステイフォールにブレードをつけただけじゃないんです。ボディからして新設計というのがすごい。
メタルエフェクトステイフォールはサイドの深いくぼみが水流を受けて簡単に横向きが作れるシャクリメインのジグでしたが、このメタルエフェクトブレードはサイドの凹みを少なめにしてブレードとサイド面のフラッシングを活かすボディになっていてただ巻き系という印象です。
もともとはサーフからのキャスティング用ですがバーチカルで使っても面白いと思いますし、秋以降の東京湾サワラキャスティングゲームにも活躍しそう!
フロント・リア共にシングルフックになっているのもカヤックフィッシング向きです。
釣れたのはモジャコ(ワカシ未満)でした
かわいいけど、これをたくさん釣ってもしょうがない。今日は時間もないし、シイラを探しに見切って沖へ移動します。
水深30mぐらいのエリアに出ている潮目をサーチしていると・・・シイラが跳ねた!が、めっちゃ小さい(泣)
とりあえず釣っておこうとメタルエフェクトブレードを投げると簡単にヒット。メタルエフェクトブレード、これはなかなかヤバいルアーかもしれません。
祝♪今年初シイラ!でも、ちょっと小さすぎるだろー!
サイズアップを目指してさらに沖へ。
赤潮が漂っているエリアを避けて移動しながら潮目があればキャスト、浮遊物が浮いていればキャスト。サーチにはトップが向いています。使っているのはマグナムスキマー、先日のブリもマグナムスキマーでしたがめちゃくちゃ海の魚に効くんです。
釣っても釣ってもサイズが上がらない・・・・
この個体が一番マシなサイズでした
シイラっていうのはまずいるかいないかという魚で、いなければ釣れないし、いれば釣れる。
サイズに関しても基本は運で、いいサイズの群れが入っているかいないか。
今日はいまのところペンペンしかいない雰囲気です。潮が変わればまた入ってくる可能性もありますが、粘る時間がない・・・・。
しょうがない、ジギングに切り替えよう!
しかし!
ジギングでも食ってくるのはワカシサイズ・・・
大きい青物やカンパチはいるはずなんですが探しきれませんでした。
帰り際、また水面でボイル起こったのでトップを投げるとバイトがあるものの乗らない。これはまた朝と同じモジャコかな?Gコントロール20gをキャストするとヒット!
ショゴとも呼べない極小カンパチちゃんでした
このGコントロール20gもまたすごく良いルアーで、飛距離がとんでもなく出るヘビーシンキングミノーでありながら、かなり細かくウォブリングしてくれます。今年の秋のシャローシーバスはこれがあればめちゃくちゃ釣れまくるはず。楽しみなルアーです。
なんとも今日はすべての魚がミニマムな日でしたが、ヒットはたくさんあって楽しかった!
でもここからバイキングカヤックに移動しなけばならないのでそうそうに着岸となりました。
今回はシイラが小さかったですが、夏の間にメータークラスと出会えるよう、また朝練に精を出していこうと思います!(夏は日中は熱中症の危険が高まるので朝練が多くなると思います)
獲物一匹ゴミ一個運動
今日遊んでくれた海と魚に感謝!