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Channel: TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)
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Bifarrヘビーロッド「コーラス」開発はつづく

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ホエールです。

 

おかげさまで現在発売中のbifarrのカヤックフィッシングロッド4機種「フランジャー」「ディストーション」「オーバードライブ」「マルチエフェクター」ご好評をいただいております。

 

ありがとうございますm(_ _)m

 

カヤックフィッシングはカヤックフィッシング用ロッドでなければいけないなんていうことはないんです。

 

カヤックフィッシングのスタイルはアングラーの数だけありますから、自分の対象魚やスタイルに合った竿はコレだ!という竿をすでにお持ちであればそれが一番です。

 

じゃあ、bifarrのカヤックフィッシングロッドはなにがいいの?というと、やはり「カヤックフィッシングで使いやすい」という点だと僕は思っています。

 

カヤックから使い込まれてテストをされて作られている竿っていうもの自体が世の中にほとんどないです。(マイナーなジャンルなので・・・汗)

 

やはりカヤックフィッシングでテストされていることで、グリップの長さや全長などがとっても使いやすくデザインできるわけですね。要は使っていて快適、ストレスがないって部分です。

 

もし、今使っているロッドで「ちょっと全長が長いんだよな〜」とか「グリップ長くてフラッシュロッドホルダーに入れると不安定なんだよな〜」とか不満点がある方、あとはこれからカヤックフィッシングを始める方が最初の1本で迷われているなんていう時は、ぜひbifarrのロッドの中でご自身のスタイルにマッチしたものがあればご検討いただければとっても嬉しいです。快適なのは間違いないです。

 

そのほか、4機種の細かい部分はこれまでもご紹介してきていますが、これらはあらためて機種ごとの説明も含めて近日YouTubeで動画でご紹介しようと思っています!

 

このロッド達が7月に発売された時にやるべき内容なのですが、僕自身がシーズン中忙しくて動画作りがあまりできなかったので・・・。いいのか悪いのか、だんだん時間が取れるようになってきたので、動画にもまたチャンレジしていきたいと思います。

 

さて!

 

そんなbifarrのロッドですが、私がbifarrに参加した時にはこの4機種のロッドの仕様はほぼ決まっていて、基本的にロッドの開発自体には関わっていないんです。逆に自分が関わっていないことで「こんなカヤックフィッシングロッドのコンセプトもあるんだ」ととても勉強になりました。

 

Bifarrのロッドデザイン担当の横川さん

元JP TOP50ですから釣りの天才です。そしてジャクソンの社員さんですからもちろん各種海釣りも精通していて、お若いのに竿のデザインについて熟知しています。

 

そうそう、前述のとおり僕はbifarrロッドのコンセプト自体には関わっていないのですが、最後の最後でKFゴルゴで僕が採用したのと同様の長めのフロントグリップだけは僕の意見で追加してもらったのです。やっぱりカヤックフィッシング独特の座った状態でのファイト、時にはランディングにおいて、長いフロントグリップは有効なんです。

 

そして・・・・

 

なんとBifarrのロッドは2機種、来年の追加モデルが検討されています。

 

その2機種については、僕が開発テストから関わらせていただけることになったのです。

 

先行してテストを今やっているのが少し前からご紹介しているベイトの超ヘビーロッドです。

 

僕が作ったKFゴルゴという竿があるのですが、それはベイトのライトなバーサタイルロッドです。PE1号クラスの釣りならキャスティングから鯛ラバからジギング、餌釣りまで1本であるていどなんでもこなしてしまうロッド。僕は10年に渡ってほとんどKFゴルゴだけでカヤックフィッシングしてきましたし、今後も使い続けます。このバーサタイルという部分においてはKFゴルゴの完成度が高すぎで、このクオリティを量産で作るのは難しいと思っています。

 

逆に、僕がゴルゴのほうで断念したのがヘビーなバーサタイルベイトロッドです。PE3号4号を使うような釣りにオールマイティーにカヤックで使いやすいベイトロッドがどうしても欲しかったのですが、プロトタイプまでもいかずに頓挫してしまっていました。

 

それをbifarrで実現できたら最高ではないかー!

(まだ確実に発売できるかはわからないのですが!)

 

開発中のロッド名は「コーラス」

 

Jacksonの横川さんと打ち合わせをしながら最初のテストサンプルのコンセプトを決めていきました。

PEラインは3〜5号、ガイドはあまり大きくなりすぎず、でも14〜16号ぐらいのリーダーはストレスなく抜けるようにして、ビッグプラグのキャストは180gぐらいはいきたいし、ジギングは400gぐらいまで使いたい。

 

このジギングでの400gというのはスローピッチというよりはロングジグなどダートや飛ばす系のジグを想定しています。

 

ちなみにヘビーウエイトのジグを使えるといっても中深場のアカムツやキンメのジギングにはディストーションの方がバッチリ合ってきます。これらの魚種にはコーラスは反発力が強すぎて向かないです。

 

ファーストサンプルが完成してからは、すでにキャスティングにおいてはシーバスのトップ、青物トップで使って実際に魚も掛けていて、なかなかいい感じできています。

 

シーバス用としてはビッグベイトロッドと考えてもだいぶ硬いのですが、このロッドのコンセプトはビッグベイト、青物誘い出しの大型トップ、ヘビーなジギングまでこなすヘビーバーサタイル。あまりしなやかでもコンセプトからズレてしまうんですよね。どこに着地点を置くかは今後のテスト次第となっています。

 

そして先日11月2日、このロッドでのジギングでの感触を試しに行ってきました。

 

午前中にバイキングカヤック工場に出張だったので、三保のバイファール前から夕方3時間だけ出撃してみました。

 

この日は自艇を積んでこれたので、バイキングカヤック・忍proで出ます。

持っていくロッドはコーラス1本のみ!

 

テスト内容はロングジグの使用感

200g〜400gまで。定番のスミスのCBナガマサ各サイズと新製品のアトール・タラッサロング235g。

 

三保はいろいろなベイトフィッシュがいて、タチウオもきっとベイトになってると思うんですよね。あとコノシロのような大型ベイトもこの時期いるし、ロングジグ有効ではないかと。

 

ロングジグ自体、リアクション要素があるのでベイトの種類に関わらず食ってくる時は食ってくるはずですしね。今後、コーラスではちょっと試していきます。

 

GO!!

 

してみたものの・・・ぜんぜんベイトが魚探に映らない時間が続きます。こりゃ苦戦の予感!

 

沖の堤防の内側だけちょっとたまに映るので、ここでしばらく粘ってみます。水深は20m前後。

 

せっかくなのでロングジグを200g台、300g台、400gとローテーションしていきますが、これは想像以上にいい感じでした。

 

ワンピッチとロングジャークを織り交ぜていきます。400gとかしゃくっていると当然疲れる。疲れるけどロッドが負けている感じはまったくなく続けられる。

 

ただ、グリップ長だけあと数センチ欲しい感じだということがわかりました。

ここは次のプロトで修正していきます。

 

まずはセンターバランスのスミス・CBナガマサからやっていたのですが、風が吹いてきたので、フォールの速いリアウエイトのアトール・タラッサロング235gにチェンジします。

 

タラッサロングは今回はじめて使ったのですが、リアウエイトなのでセンターバランスほどはもちろんスライドしないのですが、着底はとりやすく、しゃくるときりもみしながら滞空してくれて、釣れそうなジグなんですよ。

 

すると!

 

どん!

 

今日はじめてのヒット!

 

か・・・軽い・・・

 

E.S.O

 

ちゃんとフッキングしてますからある意味すごい。自分の全長より長いもの食ってくるんだから(笑)

これを見てもロングジグって可能性があると思うんですよね、魚にとってはぜんぜん長くないというか、リアクション要素で食ってきちゃうんでしょうね。

 

しばらく粘っていると、一瞬魚探にしっかりとした反応が出る、釣れそうだなと思ったら・・・

 

ヒットー!

これはESOではないぞ〜

 

コーラスのパワーでラクラク上がってきたのは・・・イナダでした!

 

このサイズのイナダだって普通に食ってくる、やっぱりロングジグのリアクション要素はすごいと思う。魚のサイズは小さかったけど逆に可能性を感じてしまいますよ。

 

先日このロッドでトップでシーバスを釣った時にはセイゴやフッコを弾きまくってバラシまくってロッドのパワー(反発力)強すぎかと思ったのですが、イナダはバラす感じはしなかったです。これぐらいのパワーあってもやっぱりいいかもな。

 

そして、夕方が近づいてきたので内海に漕ぎ戻ってロングジグをしゃくっていると・・・

 

うわっ!単発ながらコノシロが追われている!!

いそいでトップにつけかえます。ルアーはアトールのジュリア168。

 

フック込で120g前後あるジュリア168もコーラスは余裕のフルキャスト

ジュリアはジャンルでいうとポッパーというよりはダーターという感じで、スプラッシュというよりは捕食音系のドボンという音と共に水面下でダートして浮上というプラグ。このクラスの青物用トップを力強く引く時にもコーラスのパワーはやっぱりこれぐらいあってもいいと感じました。

 

しかしボイルが単発でかつ移動が激しく、結果的には追いきれませんでした・・・

 

何度か真上に入れたのですがワンバイトのみでした。せっかくジュリアに出たのに乗せられなかった〜(ガーン)

 

でも、これだけコノシロがいるならこれからますます楽しみなフィールドです。また夕マズメ狙いで出てみたいと思っています。

 

コーラス、ヘビーウエイトなジギングからヘビーウエイトなトップまで1本でいけるという感触はつかめ、グリップ長だけは修正が必要なこともよくわかりました。短時間釣行でしたが収穫の多い内容になりました。

 

まだコノシロの雰囲気ありましたが安全上、日の入り前には確実に着岸です

 

今日使ったルアー達。

ロングジグにダーター系トップウォーター、今後の自分のカヤックフィッシングのバリエーションが増えていく・・・とても嬉しいです。

 

帰りがけにバイファールに寄ったら・・・

 

なんと釣りジャックの黒豹こと井熊さんがお店番されていました。

豪華すぎるでしょ、バイファールー!

 

そうなんです、バイファール店舗は毎週水曜日はアングラーデーということで酒井店長はお休みでジャクソンの釣りウマなスタッフさん達が週替りでお店番されているそうなんです。これは、水曜日に三保に行った方はぜひ寄った方がいいですよ!

 

井熊さんからいろいろ貴重なコノシロ付き青物情報を聞かせていただき、とても勉強になりました。ありがとうございました!

 

獲物一匹ゴミ一個運動

(イナダ1匹のみ・・・)

 

今日遊んでくれた海と魚に感謝!


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