〜前回からのつづき〜
さあ、大会実釣時間も残り半分、実質2時間。
上位入賞フィッシュを狙って、マゴチ狙いに切り替えます。
使うのは継続して天ノ天テンヤ。
カサゴ狙いではエビ餌を付けていましたが、ここからは・・・
仕掛けはそのまま、餌だけエビからイワシに変更します。
Kayak55のお店にある冷凍庫に冷凍イワシが常に使える状態でスタンバっています。
エビをつけたり、イワシをつけたり、場合によってはワームをつけてもいいし、テンヤはいろいろな釣りに使えるすごいアイテムですよね。
岸際には、マゴチ狙いのアングラーが多数浮いています。みんな釣れてるのかな?
あまり邪魔にならないように距離を取って、スタート!
大会のレギュレーションで竿は2本までとなっています。
KFゴルゴ(ベイトタックル)の方に10号の天ノ天テンヤ+イワシをセットして、シート後ろのロッドホルダーに入れて置き竿にし、手持ちは開発中のKFゴルゴCQB(スピニングタックル)に6号の天ノ天テンヤ+イワシという二刀流で狙っていきます。
二刀流で確率は倍、釣れるはずだー!
さっそくキタっ!
ガーン・・・
(もちろんリリース)
つ・・・釣れない(笑)
そんな中、遠くで浮いているプロフィッシュ45のアングラーがマゴチを連発している姿が見えました。
あれは前大会で準優勝、昔のチャリティーフィッシング大会では優勝という超実力者のHさんではないか、さすがだなぁ〜。
でも、Hさんのおかげでマゴチは確実にいることはわかった。予定どおり粘ろう。
遠目にHさんはロッドを激しく動かしている様子、どうやらワインドで狙っているようだな。
実はマゴチは活性が低い時は積極的にルアーを動かしてスイッチを入れた方が釣れる時があります。餌だから常に釣れるっていうわけでもないのです。
ワインドがハマっているということはテンヤは苦戦の予感が若干漂うが、今日はテンヤで通すと決めてきた。釣れると信じていきましょう。
すると・・・
ゴン!
ゴンゴンゴンゴン!!
うわっ!
シート後ろのロッドホルダーに置き竿にしていたKFゴルゴにヒットしているー!
これはデカイ!
KFゴルゴがバットから曲がって持ってかれています!
これは・・・おそらく60アップ・・・いや、もっとでかい65アップのマゴチではないかーー?
これを上げればもしかしたら優勝かもしれない!
慎重にファイト!
たのむ、バレないでーー!
バレたーー!
うわーーやってもーたー(号泣)
そう、置き竿だったのでアワセが足りなかったのだ。追いアワセをがっちり入れるべきでした・・・。
悔やんでも悔やみきれないバラシ・・・痛恨。
刻々と大会実釣終了時刻が迫る。
諦めない、最後の1投まで諦めないでいこう。
ここで諦めたら近鉄バファローズの帽子が泣く。
ブライアントのような逆転ホームランを打つのだー!
魚探の右端にベイトフィッシュが映った瞬間でした
食ったー!
今度は手持ちのKFゴルゴCQBの方なのでアワセも決めた!
いける、これは上げられるはずだ。
上げる、絶対に上げるぞぉぉっっ!
獲ったーーー!
さっきバラシた魚よりずっと小さいけど・・・・
釣ったどー!
感無量な本命・マゴチです。
優勝が狙えるサイズではないと思いますが、なんとか上の方には入れるかもしれません。
この段階で1時間ぐらいは残っている。まだ出るかもと粘りますが、残念ながら何度かアタリがあるもヒットせず、大会実釣終了となりました。
今日のヒットルアー?仕掛けは、天ノ天テンヤ6号、フックの位置をマゴチ仕様に後ろに変えたバージョン。天ノ天テンヤは一粒で真鯛・根魚バーチカルフックポジション、マゴチ・ヒラメ横引きフックポジションが変えられるので二度美味しいのです。(宣伝)
さあ、ウェイイン時間に間に合わないとまずいので、帰りましょう〜
とにかく最後まで荒れなくてよかったですね!
先に上がっていたハチさんやシュレックさんに挨拶しながら凱旋!
ハチさんから写真いただきました。ありがとうございます!
プロフィッシュ45、今日もいい釣りの相棒でした。
ありがとう!ほんと、いい艇だ。
本部に戻ると続々とウェイインが続いています!
ウェイインで驚愕だったのは、ホエールが沖で連発しているのを目撃したプロフィッシュ45のHさん・・・
やはり!
数勝負なら間違いなく優勝だと思われるほど、釣りまくっていらしゃいました!
やっぱり上手い人は釣るんだなぁ。
同じフィールドで同じ時間帯で浮いているからこそ、その違いが実感できる。
そして、自分がまだまだだと思える。
この大会が素晴らしいのは、とにかく釣りの間はみんな真剣!でも、参加者同士がギスギスするような感じではないところ。和気あいあいなんです。いいのを釣れた人をみんなで讃え合う。
この段階で、もう自分的にも結果はどうでも良くなっています。とにかく自分としてやりきったから!きっとみんなもそうだったんではないかなと思います。ほんといい大会です。
限られた時間で対象魚を考え、限られたエリアの中で漕いで移動しゲームを組み立てていく。アングラーとしてもとても成長できる大会です。
そして、いよいよ閉会式・表彰式です!
賞品も豪華です!
ホンデックスさん、メガバスさん、デュオさん、そして牧之原市から地元の特産品などが賞品として用意されているんです。
さらーに!
kayak55からは、KFゴルゴを賞品として提供させていただいております!
優勝者にはトロフィーも!
まずは・・・
牧之原市の副市長さんからのスピーチ
この日は牧之原市のもう少し南の方ではSUPの大会もあったそうで、そのSUPの大会の開会式に行った後、このジャパンカップの方にお越しになったそうで、大忙し!駆けつけていただきありがとうございますm(_ _)m
こうして大会を行政に応援していただけるのは本当に嬉しいことだし、ありがたいことです。カヤックフィッシングはまだまだマイナーな趣味ですが、いつの日か牧之原市の観光資源となって地元経済に貢献できたらいいな〜。そのためには安全第一、マナー第一が大切。牧之原市でのカヤックフィッシング盛り上がっていきたいですね。
SUPもカヤックも、マリンスポーツに最高な牧之原市!
そして、いよいよ表彰式です。
はたして自分は何位ぐらいだったのか、ドキドキ。
続々と順位が読み上げられていき、飛び賞や上位入賞者には賞品が授与されていきます。
※参加者の方のお顔が写っていいかわからなかったので、知っている方だけ表彰の姿を少しだけご紹介しておきます!
シュレックさん、ハチさん、さすが地元、毎回きっちり釣ってきます!
タクボンさんも!
はなたくさん、8位、お見事なヒラメで上位入賞!
このメンバーで昨年はカヤックフィッシングジャパンカップのプラをやったんですよ、懐かしいなぁ〜。一年って早いです。
その節は本当にありがとうございました。
全ての釣行は自分にとって血となり肉となる。あのプラの経験があって、今日の僕につながっています。
そして気になるホエールは・・・
マゴチ970g
なんと
6位に入ることができました!
メガバス・デュオのルアーの詰め合わせを賞品でいただきました!
順位はともかく、やりきった、その結果なので単純に嬉しいです。
そして、また次回があればアングラーとしてさらに上を目指していきたい。
kayak55ロンTを着て参戦していただいたヨッツさん、4位!さすがです。
そして、圧倒的に数を釣っていたHさんが3位に入っていましたね。毎回上位入賞というのがすごい。
さらに、準優勝はなんと女性の方でした!女性の参加者は圧倒的に少ない中、お見事でした。
そして、栄えある優勝は!
1.24kgのデカマゴチを釣ったIさん
Iさんには、優勝の副賞として・・・
KFゴルゴをプレゼントさせていただきました。
その他、牧之原市の特産品も盛り沢山。
本当におめでとうございます!
しかもIさん・・・
Kayak55ステッカーを携帯に貼ってくれていました!
これは嬉しいサプライズだったなぁ〜(感涙)
Iさん、おめでとうございました。
自分で言うのもなんですが、KFゴルゴはいいロッドだと思っています。
またこのロッドで良い魚釣れたら、ぜひkayak55に写真を送ってください!
カヤックフィッシングジャパンカップ、これにて終了!
参加された皆様、おつかれさまでした!
主催の皆様、本当に素晴らしい大会をありがとうございました。
とにもかくにも事故なく終えられたのが良かったですよね。それもこれも、動力船やジェットスキーの巡回などで安全面をしっかりバックアップしていただいた牧之原商工会の皆さんのサポートあってこそで、感謝感謝です。
しかも、この大会はこれで終わらないのです。
ここから懇親会が始まります!
そう、大会後はみんなで美味しいモノをつまみながらおしゃべりして、新しいカヤックフィッシング仲間を作ったり、情報交換したりして盛り上げることができるんです。
やっぱりカヤックフィッシングでマイナーで人口も少ない趣味ですから、普段なかなかフィールドで人に会わないです。特に僕はふだんは休みが木曜日・・・かなり割合でひとりぼっちでカヤックフィッシングしてます。
実釣はもちろん楽しいし、燃えるのですが、それよりも、こうして同じ趣味を持つたくさんの仲間と会えるってこと。これこそが、この大会の最大の魅力です。
主催の牧之原商工会の皆さんがガンガン焼いてくれます。
やばいっしょ!
やばいっしょ!
やばいっしょ!
やばいっしょーーー!
ほんと、やばいっしょ(しつこい)
コレ、料理のほんの一部なんですよ〜。
ホエールも食べまくって・・・
ノンアルで流し込む!
最高だー!
みんなでがっつきながら、カヤックフィッシング談義に華を咲かせる。
まさにココはカヤックフィッシング天国!なんて幸せな時間なんだろうか。
kayak55ロンTもいろいろな方に着ていただいていました。
今年は生産計画が頓挫してしまったのですが、こうして皆様に着ていただいるのを見るとまた再生産したいという思いが強くなります。来年またがんばろう!
最高の時間はあっという間。懇親会も終わって解散となりました。
楽しかったな〜(あの日に戻りたい・・・)
この素晴らしい牧之原の海でまた元気に再会しましょう!
今日遊んでくれた海と魚と、仲間と、牧之原商工会の皆様に・・・感謝!
【オマケ】
もちろんやります、獲物一匹ゴミ一個運動
カサゴとマゴチの分、拾っときました!
そして・・・帰りの東名高速でまだドラマがありました。
ああ・・・名残惜しい、お茶畑が広がる牧之原よ。
と、車を走らせていると・・・SUPを積んだカヤックが並走。
んん!?
運転している人に見覚えがあるぞー!?
ハザードで挨拶して、一緒にパーキングにIN!
なんと、くららさんでした!
くららさんは、カヤックフィッシング黎明期に一緒に房総でよくカヤックフィッシングをした仲間。当時は僕も若かったけど、くららさんにいたってはまだ大学生でしたよ。
ホエールが以前乗っていた青いプロフィッシュ45・タチコマ号は巡り巡って今、くららさんが乗っています。
大学卒業で就職した赴任先に引っ越されてからはなかなかお会いできなくなっていたんです。
くららさん、いまやすっかり立派な社会人になってました。
だって、車には自転車とSUPが積んであるんですよ、社会人になってもあいかわらず遊んでます。立派!(笑)
くららさんは、さっき牧之原の副市長さんが言ってたSUPの大会に出ていたそうです。
なんたる偶然でしょうか・・・
カヤックやSUPをカートップして走っているとこういうことがあるんですよね。
カヤック積んでなかったらまず気づかず通りすぎちゃいますもんね。
くららさんのSUPとキュベレイ号。
いつかまた原点・聖地富津あたりで一緒にランデブーしたいです。
くららさん、身体に気をつけて仕事も遊びもがんばってください!
いやぁ〜最後の最後まで楽しい一日だった。さあ、帰ろう!
ゲッ!
休みの日の東名はコレがあるんだよなぁ〜(涙)