最初にお知らせです。
いよいよ6年の歳月を経て・・・・・
カヤックフィッシング教書2
が発売になりました。
私ホエールも登場させていただいております。
今回はカヤックからのバスフィッシングを担当させていただきました。
はっきりいって、釣果はイマイチ(ガーン)
ですが、今回のカヤックフィッシング教書のテーマは「カヤックフィッシング+α」です。
相手は自然ですから、いくらカヤックでもいつもそんなに釣れるわけではないのです。そして、僕は釣果だけではいずれ楽しさの限界がくると思っています。
もちろん釣りたくてカヤックをやっているわけで、本気で釣りに取り組んでいるわけですが、カヤックで自分の力で一匹を釣るための過程やカヤックフィッシングの時間そのものが素晴らしいし、それを楽しめればいずれ釣れる一匹がより嬉しくなるし、楽しさの限界はなくなります。
だからこそ僕は長いことカヤックフィッシングにハマって飽きることなくずっと続けてしまっている。それだけの魅力がカヤックフィッシングにはある。
そんな釣果だけではないナニかが少しでも伝わるといいな〜と思う釣行レポートを書いてみました。
上の写真のエスティマを見ていただくと分かると思うのですが(昨年の春からアイシスに乗ってます)、ロケはもう随分前にやりました。正直、再撮しようと思えばいくらでもできる時間がありました。そうすれば大きめのバスをドーンとブツ持ちでかっこよくいけたかもしれません(ダメだった可能性もじゅうぶんある!笑)、でも、再撮はしませんでした。
2日間(車中泊!笑)バスを追って四苦八苦して、それで出会った一匹への過程、それこそがリアルだし結果にかかわらず、そこに楽しさがあります。
今回の僕の記事は釣りのノウハウはぜんぜん参考にならないかと思います。でも、もしよかったら読んでみてほしいです。
(ちなみに、僕以外のページは大変参考になると思います!)
よろしくお願いします!
さてさて・・・
もう随分と時間が流れてしまったのですが、今回もそんなカヤックフィッシングは釣りだけじゃないっていう楽しいイベントのレポートです。
今回は、釣りをしてさえいません。
【3月25日】
チームseafroschさんの
「お花見スカイツリークルーズ」
に今年も飛び込み参加させていただきました。チーム員でないのにスイマセン(僕はTEAM N.W)暖かく受け入れていただき感謝感謝です。
このクルーズは、東京スカイツリーの周りの運河を漕いでスカイツリーのふもとまで行って、そこから別ルートで戻ってくるというコースを漕ぎます。
その合計距離は約10km。なかなかの距離です。
昨年は自転車+SUPで参加したのですが、今回はカヤックで参加にしました。
昨年の模様はコチラより
なぜならば、3月24日がkayak55試乗会、そして25日がこの「お花見スカイツリークルーズ」、翌26日がカヤックバスフィッシング、そして27日がkayak55試乗会と個人的に4連浮の2日目ということで、さすがに体力的に自転車+SUPの参加は厳しいなと・・・。
さあ、今年も行ってみましょう!
カヤックズラリ
ちなみに僕が乗るのは手前から2番めのバイキングカヤック・忍(ジ・O号)です。
この場所はスロープからの出艇なるのですが、若干段差あり。そういう場所では忍は乗り降りがしやすく楽だしオススメなのです。なんなら立ったまま乗り降りできちゃいます。
ナガゾウさん親子の後ろ姿。
シーフロッシュTシャツ、めちゃかっこいいじゃないですか。kayak55でもまたロングTシャツ作らないとなぁ〜
それにしても親子でおそろいのTシャツで、一緒にカヤックで遊ぶなんて理想的ですよね。憧れちゃう!
今回はコジローさん(写真中央)がお仕事で参加できず、残念。でも出艇の手伝いとお見送りに来てくれました!
それにしても自分は浮けないどころか、これから仕事なのに、コジローさんのチーム愛を感じちゃいますね〜
コジローさんに見送られながらいよいよ出艇です。
出艇前に記念撮影!
私ホエールが撮影させていただきました。
今回のメンバーはjinさん、ナガゾウさんと娘さん、パグラーさんと娘さんと息子さん、船橋支店さんと娘さん、イチさん、ミカさんです。(そして出艇できないけどコジローさん・・・・)
お子様達は顔を隠しております(by 笑い男)
さあ、8時30分頃、いよいよ出艇です。
スロープからなので、みんなで協力してサポートしながら乗っていきます。
今日は親子参加が多いので、バイキングカヤック・ニモ2+1が多いですね。他、忍が僕とミカさん、イチさんがプロフィッシュ、JINさんがオパールです。
そんな中で!
なんとパグラーJr君が一人でSUPに挑戦!
昨年、僕自身がSUPでこのコースを漕ぎましたが、なかなかにきつかったですよ。
小学2年生が10kmを一人で漕ぎきれるのか?
実はこの段階では僕はちょっち厳しいんじゃないかなぐらいに思っていました。他のお子さん達だって、タンデムで漕いだとしても漕ぎきったら立派な、だいぶ大冒険な距離です。
ということで、何かあっても牽引できるように、一応シートゥイングライン+レスキューベルトのセットは積んでおきます。
さあ、行ってみましょう!
出発時の写真をコジローさんが撮ってくれました。
後ろの方でダブルピース(年齢がバレるわ!)をしているオレンジのウエアが私ホエールです。
さあいくぜ!がんばろう、お嬢ちゃん!
この時、まだ桜は五分咲きぐらいでしたね。
ここの運河は「手漕ぎ優先」なんです。
さすが東京・・・・素晴らしいですよね。
ただ、他のカヤックやSUPがいる時は「右側通行」を徹底して、手漕ぎ同士の衝突を避けることが必要です。
目指すはあのスカイツリー!まだまだ遠いぞ〜ぉ〜
SUP座り漕ぎシングルパドルで大人のカヤックにくらいついていくパグラーJr君、まだ余裕が感じられる。(すでに十分すごいけど)
30分かからずに亀戸の総武線あたりまで上がってきました。
すこしだけスカイツリーが近づいてきた感じがしますよね。なんてデカイんだろうか。
目指すべき場所が見えるというところと、景色がいいから、漕いでいても苦にならないです。みんなでワイワイしゃべりながらホント楽しい。シットオンカヤックはフィッシングで注目を浴びていますが、レジャーに使うにもかなり最高な乗り物だと思います。シットインタイプより敷居が低いですしね。
このあたりも桜が綺麗でかなりロケーション良かったです。
みんなでしゃべっている中で、僕らオジサン達は例えば70歳までしか生きられないとしたら、桜が見れるのもあと30回を切っているなんていう会話になりました。
今日来ているお子さん達にはまだまだ長い、栄光の未来が待っています!
でも、よくよく考えると僕らオジサン達にとっては、こういう素晴らしい体験をする時間も、もう残りそんなに多くないんです。
だからこそ、やっぱりやりたいことにはどんどんチャレンジしていきたいし、今日というこの楽しい日は惜しまず楽しんでいきたいですよね。
さあ、さらに細い支流に入ってスカイツリーが近づいてきます。
インスタ映えポイント!水面に映るのは逆さスカイツリーです!
ナガゾウさんのお子さん、友達に自慢できるんじゃないですか?
それにしても、ナガゾウさんの娘さん、中学生でお父さんと一緒にカヤックなんて、素晴らしい娘さんですよね。その年頃のお嬢さんってあんまりお父さんと遊んでくれなくなるものだと思います。なんてよくできた娘さんなんでしょう!
大人では紅一点のミカさんも忍で余裕のパドリング。
その先では・・・パグラーJr君、ふたたびスタンドアップしてのパドリング。
この時点で3分の1は超えてると思いますが、おそろしい体力だ。
このあたりの桜もいい感じですよ〜
気がつくとかなりスカイツリーが近づいてきました。そろそろ記念撮影しとかないと!
なぜならば、これ以上スカイツリーに近づくとカメラの画角にスカイツリー全体が入らなくなるからです。それぐらいデカイんですよね。スカイツリーは!
スカイツリーだヨ、全員集合〜
そこから少し行ったところで
「ホエールさ〜ん」
ん!?
なんだか聞き覚えがある声が!
なんと!
遊歩道にはseafroschメンバーでもあり、55ハウスメンバーの力丸さんと奥様の姿が!
今日は用事があって参加ができない力丸さんが、みんなのために差し入れを持ってきてくれたのです。
ちょうど遊歩道があるエリアでのベストタイミングでの邂逅。なんてナイスなタイミングなのでしょうか。力丸さん、奥様、ホントにありがとうございます。
いただいた差し入れは、どうやら食べ物のようなので、無事にゴールできたらみんなでいただきます!
濡れたらまずいのでホエールの忍のコンソールになるべく濡れないように仕舞います。
こんな時にも忍の股の間のコンソールは便利なんですよね。フラットデッキだとさすがにこの静水でもびちょ濡れいなってしまうでしょう。
忍はフィッシング用として大人気ですが、レジャー用としてもかなり使いやすい艇だと思います。
そして、ついにスカイツリーがカメラの画角に収まらない距離まで近づいてきました。
あ・・・
インスタ用に僕の写真も撮ってもらおうと思っていたのに忘れてたっ!
イチさんに頼んで一枚撮ってもらいましたー!
ギャラリーの方々が見守る中、忍にスタンドアップ。ギャラリーさん達の「おおぉ〜」という声が気持ちいい(笑)
ここで落水すれば美味しかったでしょうが(笑)、忍は静水であれば立つこともできるほど安定しています。
ミカさんとスカイツリーで一枚!
ここまで近づくとあらためて思う。
スカイツリー・・・でけーー!
これを人間が作ったんだからすごい。そして、埼玉県民は思う。東京ってすごい(笑)
そして、遂に!
9時53分、スカイツリーの真下に到達したどぉ〜!
やりました。水上でスカイツリーを見るこの気持ちよさよ。
ただ、問題はここでゴールではないのです。
帰りのパドリングがあります。しかも帰りは別ルートをいきまして、帰りの方が若干距離が長い。つまり、まだ半分以上のパドリングが残っているのです。
さあいこう、無事に帰ろう!
船橋支店さんのお嬢さんもがんばってます!
実はこの日の前日、パグラーJr君も船橋支店さんのお嬢さんも、みんなバシフナの干潟でカヤックシーバスしてるんですよ。そりゃ〜疲れますよ。2日連続浮きは大人だってけっこうキツイでしょう。
みんなすごいよ!
イチさん、ミカさんご夫婦。
夫婦で同じ趣味って最高ですよね。この非日常空間の楽しさや同じ思い出を共有していける。
SUPのパグラーJr君もよくぞここまで来た。
ただやはりシングルパドルで大人のカヤックと一緒についてきて、さすがに手が痛くなってきてしまった。
ここで、パグラーさんが自分のダブルブレードのカヤック用パドルをJr君に渡してチェンジ。ここからはJr君はダブルブレードでいきます。
ただ・・・・漕いだことがある方は分かると思いますが、フットブレイス無しで艇の上にあぐらをかいてダブルブレードで漕ぐってけっこう大変なんですよ。
JINさん&イチさんコンビと桜。
野郎二人で見たって桜はやっぱり綺麗なのだ(笑)
この帰り道がキツイのが、この桜以外あんまり見るべき景色がないってトコロ。
さらに、ひたすらに長い直線が続きます。最後に一回曲がってまた長い直線でゴールとなるのですが、まるで永遠です。帰りはちょっと口数も減ってくるほどです(笑)
な・・・なげぇ〜(涙)
みんなで頑張ろう!
小学2年生で10kmの距離をSUPでの完走を目指すパグラーJr君。さすがに疲れが見えてきている。
ホエール「ひっぱろうか?」
パグラーJr君「大丈夫!」
ホエール「お姉ちゃんと変われば?」
パグラーJr君「いいっ!」
大人でカヤックで漕いでも10kmはなかなかキツイのに。パグラーJr君、そうとうな根性がある。
年齢なんて関係なく、この最後まで頑張る姿勢を見せるパグラーJr君を僕は心から尊敬する。
僕が小学2年生ではたして同じことができるだろうか?
いやいや・・・小学生どころか大人になっていく過程のいくつもの局面で最後まで頑張りきらないで投げ出してきたよ。やればできたかもしれない場面で簡単にあきらめてきた。
大人になってからも仕事でもそうですが「もうキツイわ〜限界」それどころかやる前から「無理」とか簡単に言っちゃうトコがどうしてもありますよね。
最後まで力を出し切ってみる。それを出し惜しんでた。
限界からのもう一歩、出し切ってますか?そういう大切なことをこの小学2年生に突きつけられた気がしてドキっとしましたよ。
船橋支店さんのお嬢さんも一回、ダウンしそうになったのに、そこから復活して頑張ってます。
パグラーさんのお嬢さんも、ナガゾウさんのお嬢さんも、普段それほどパドリングをしているわけではないのに、この10kmを笑顔を絶やさずにがんばってます。
普段漕いでる僕らオッサン軍団は疲れたとか言えないですよね
(実際、けっこう疲れたけど!笑)
漕げっ!
さあ、ゴールが見えてきた。あと一踏ん張り!
11時53分・・・ゴール!
みんなやりきったよー!
そして上がってからは、お楽しみが待っています。
力丸さんからの差し入れ、大量のドーナツにいなり寿司!
うめーー!漕いだ後のドーナツ、うめー!
うめー!漕いだ後のいなり寿司、うめー!
午前中だけで、この濃密な時間が味わえる。
やっぱりカヤック最高ですよ。
seafroschの皆さん、素晴らしいイベントに混ぜていただき本当にありがとうございました。
今日遊んでくれた川と仲間に・・・感謝!