~先日からのつづきです~
ブログの文字数の関係で、今日はいつものくだらない前置きは無しです(笑)
【A】
残すはハンドル側のAの区画に入ります。
ここの中にメインギアやドラグが入っていますので、まさにここがリールの心臓部です。
ハンドルの上についているリテーナーのネジをABUレンチで取ります。
リテーナーを取り去ると、ナットが見えます。これもABUレンチで取ります。
すると・・・またお前かぁー!(笑)
なくしやすいEリングが出てきます。今度も飛ばなさいように慎重にとります。
なくしやすいEリングが出てきます。今度も飛ばなさいように慎重にとります。
Eリングを外すとハンドルが取れます。
ハンドルの下にはスタードラグノブとハンドルの干渉を防ぐ板バネが入っていますので、それも取り外します。
次にスタードラグノブを回転させて取り外します。
ちなみに、このリールにはABUの他のリールのドラグをつけています。左ハンドルの4601C系のドラグは全モデルで互換性があります。
ハンドルに関してはABUのオールドタイプ、丸型パーミング系すべて互換性があるので社外品も含めて自分の好きなハンドルに変えてカスタムするのも楽しいです。
メカニカルブレーキのキャップを取り外します。
ここにベアリングが見えていますが、銀色の無印UC4601Cにはここにベアリングはありません。UC4601CDual2Deal2にはここにベアリングがあります。
サイドカップを止めているネジをABUレンチで取ります。
ネジを取ると、手でパカっとサイドカップが取り外せます。
出てきました!ここがABU 4601Cの心臓部です。
はっきり言って、おどろくほど簡単な構造です!
メインギア軸が通る穴にはローラークラッチが一体型で入っているのですが、その中にパイプと座金×2が入っています。これも取り外します。
メインギアを手でひっぱって取り外します。
次に黒いプラスチックのパーツ(クラッチを押さえるバネ)を手でひっぱって取り外します。
次にピニオンギアを手でひっぱって取り外します。
最後にクラッチプレート2枚とそこについているクラッチバネを取り外していきます。
これでかなりバラバラになりました。
こんな感じで順番に並べていくとパーツをなくしにくいですし、再び組みやすいです。
ただ、これではまだ全バラではないのです。
メインギアのこの部分がさらにバラせます
メインギアシャフトからメインギアを手でひっぱって外します。
メインギアの下にドラグワッシャーが一枚入っているので取り外します。
メインギアシャフトの裏側にワッシャーが一枚入っているので取り外します。
こうなります。
メインギアの中にドラグが入っていますので、これもバラしていきます。
上から順番に取っていき・・・
これも順番に並べておくと組む時に間違えにくいです。
これで完全な全バラになりました。
(今回ベアリングは外していませんが)
(今回ベアリングは外していませんが)
ここから拭き掃除、注油をしながら元に戻していきます。
写真では水洗い後なので濡れていましたが、ABUのドラグは乾式なのでティッシュで綺麗に拭くだけで注油等はしません。
一枚一枚綺麗に拭きながら重ねて戻していきます。
メインギアシャフトも拭き掃除。シャフト内部は綿棒で掃除。
メインギアシャフトにメインギアを戻していきます。
こんな感じです。
プレートをティッシュで拭き掃除、ブレーキ壁など細かい場所は綿棒で掃除します。
綺麗になりましたね。
ここでとりあえずプレートにメインギアを戻します。
メインギアシャフトを受けるこの小さいワッシャーにグリスを注油します。
ワッシャーを元の位置に戻します。
メインギアシャフト内部にちょっとだけVGグリースを注して・・・
元の位置に戻します。グリスがはみ出てきたら拭きとっておきます。
クラッチプレートのバネにラスペネを注油。
昔はここには注油していなかったのですが、一度、塩害で劣化して折れたことがあって、注油するようになりました。
元の位置にバネを戻します。
次にこのクラッチプレート下部。
綺麗にティッシュで拭いてから
裏側にほんのうっすらとVGグリスを塗って・・・
元の位置に戻します。
次にクラッチプレート上部。
こちらもティッシュで綺麗に拭いてから
裏側のプレートとの接地面にうっすらとVGグリースを塗って・・・
メインギアの下に入れ込みながら・・・
クラッチプレート下部の凸部とクラッチプレートの穴を合わせて重ねて接続し
このバネをクラッチプレート丈夫の角の爪にひっかけます
こんな感じになればOKです
で!
なんと、ここでまた文字数制限の壁が・・・・(汗)
ということで明日に続きます!
(UC4601Cメンテ編・最終回となります)