先日、山梨からお越しいただいたお客様からの差し入れ!
一升瓶ワイン&信玄餅
やっぱり甲州といえばワインですよね。私はちびちびと毎日少しづつ美味しくいただきます!
チャン松君なら一晩で飲み干すでしょうが(笑)
そして信玄餅は大好物です。
信玄餅って開いた包みのビニールを使って黒蜜ときな粉と餅をなじませるんですね(知らなかったよ〜)
さて!
水曜日は臨時休業をいただき大変ご迷惑をおかけしました。
水曜日・木曜日は、JSCA(日本セーフティーカヌーイング協会)の総会に出席してきたのです。
総会に加え、カヤックフィッシングに関連するたくさんの勉強会をおこなうため、合計3日間
JSCA DAY
として開催されるのです。
ちなみにkayak55はさすがに金曜日は営業をしなければいけないので2日間だけの参加となりました。
場所は代々木の国立オリンピック記念青少年総合センター
都心のまっただ中にこんな巨大な施設があったとは、あまり知りませんでした。
水曜日、木曜日と宿泊しつつこの施設から一歩も出ずに缶詰で勉強してきます!
今後の取り組み等の会議
kayak55.comがJSCAに加入したのが18年の2月ですから、いよいよ3シーズン目に入っていきます。
その中でとても強く感じたのが、JSCAはパドルスポーツを安全に発展させていくための強い意志と行動力がある協会だという点です。
シーカヤック・リバーカヤック・カナディアンといった従来からのパドリングスポーツのメインストリームを中心に、近年はSUP・レクリエーションナルカヤック・そして僕らがフィッシングで活用しているシットオントップに関しても研究、安全面の向上への取り組みに力を入れています。
だからこそ、シットオンのフィッシングカヤック専門の僕らもJSCAに加入して本当に良かったと思えるのです。
僕とチャン松君がJSCAで取得しているのはベーシックインストラクターという資格です。これまでシットオンは上位の資格というのが無かったのです。
しかし、今後のシットオントップの指導者育成のために今年からより練度・知識が要求される上位のシットオンのアドバンスインストラクター資格が新設されるそうです。試験は秋以降のだいぶ先になるそうですが、当然、僕とチャン松君はそのアドバンスインストラクターを目指して技術鍛錬・学科の勉強を重ねていきます。
あと注目は・・・
今年の6月に三浦でカヤックに関するセーフティーパドリングイベントが開催される予定です!
またこちらは日程が決まり次第、追ってkayak55でも告知をします。
昨年コアアウトフィッターズ山口さん、そしてレインボー中谷さんとkayak55で一緒にやらせていただいたセーフティーパドリングイベントの拡大版という形になる予定です。
前回は参加人数限定だったためすぐに募集定員に達してしまいましたが、今回はかなり大規模になり募集定員は大幅増になりそうです。
特に最近カヤックフィッシングを始めて、再乗艇をやったことがない方、自信がない方にはぜひともお越しいただきたいイベントです。
パドリングの基礎をより学びたい、再乗艇、グループレスキューを学びたいという方は、詳細が決まり開催告知となった際には私達kayak55もスタッフとして参加しますので、ぜひお気軽にお越しください!
夜の懇親会
カヤックスクール、ツアーをされている全国のJSCA加入スクールが集まっているので、とても有意義な時間になりました。それぞれの土地でのカヤックのフィールド状況を聞けたり、大変参考になりました。
JSCAの中でもとりわけフィッシングに力を入れている兵庫・リバーウォーカーの池内さん、鹿児島・パドラーズの安藤さん、長崎・平戸カヤックスの末永さん、三重・サニーコーストカヤックスの本橋さん、愛知・レインボーの中谷さんあたりが集まるとカヤックフィッシング談義も熱く、とても楽しかったです。
そして、今年は初秋頃の予定で、鹿児島のパドラーズさんに遠征に伺うことに決めました!(初夏から夏はガイドがお忙しいと思うため)
いくぞ!初の鹿児島カヤックフィッシングーーー!
そして初日が終わり就寝
正直、こういった施設での宿泊のイメージとして、二段ベットか大部屋での雑魚寝なんかを想像していていたのですが(笑)
めちゃくちゃ快適な個室ー!
ありがたい!
仕事をちょっとだけして、そこから落ちるように眠りました。
その頃、サニーコースト本橋さん、レインボー中谷さん、チャン松君は午前3時まで飲み続けていたそうです(爆)
明けて翌日は朝9時から総会
ここではJSCAの昨年の会計報告や今年の予算案など。
その後は社会スポーツセンターの先生による勉強会に入っていきます。
CPR&AED講習
JSCAに加入する際の試験においても、普通救命講習の終了が必須なので知識としてはあったのですが、今回は指導者向けの内容でとても実践的。この講習は本当に参加して良かったです。
心肺蘇生の胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの使い方などを学べる普通救命講習は、消防署等で定期的に開催されていると思います。例えば釣りチームのメンバーみんなで行くなんていうのもいいですよね。身近な方の万が一のためにも、受けておいても絶対に損はないと思います。
その後はリスクマネジメントの講義。
事故を未然に防ぐためには・・・・
人間がやっている以上、絶対ということはないです。しかもカヤックのような自然の中で遊ぶスポーツではなおさらです。でも、その中でリスクを最小限にするためには、やはり体系的な知識と、そのための日々の意識がとても大切だと思います。
今後もkayak55としてはもちろん、いちカヤックアングラーとしての個人としても、今回の講義はその自分自身の意識づくりの大切な糧としたいと思います。
この講義の内容をここで全て紹介することはスペース的にも難しいですが、指導者向けにも一般向けにも共通する、とても良いお言葉があったのでふたつだけ抜粋してご紹介しておきます。
「たぶん大丈夫」はダメ
「大丈夫」という準備、行動が必要!
悲観的に準備し、楽観的に行動(対処)する
これは孫子の教えらしいのですが、最悪の自体を考えた準備をしておけば少しのトラブルは「大丈夫」と乗り切れる。
あくまでも例ですが、たとえばパドル。メインパドルは折れない可能性が高い。でも折れるかももしれないと思ってスペアパドルを準備しておけば、メインパドルがまさかの事態で折れたときに「大丈夫」と乗り切れますよね。1本しかないパドルが折れたら・・・そこに風が吹いたら・・・沖から自力で帰れる確率がグンと減ってしまいます。
例えば予報が微妙な時に「たぶん大丈夫」で出艇地へ戻るしか選択肢がないエリアを選んでしまうか、荒れるかもしれないと想定してエスケープ場所があるエリアにしておくか・・・これもひとつの準備段階のミスで命が左右されますよね。
カヤックフィッシングのようなリスクの塊のような趣味では、こういった悲観的に準備する心構えがとても重要だと思います。
あともうひとつは
指差し確認
声出し確認
ダブルチェック
これもあくまでも例として事例を挙げると、シットオンでよくありがちなのが、ドレンプラグの締め忘れ。
毎年必ずといっていいほどフィッシングカヤックでドレンプラグ締め忘れで艇内部に水が入ってカヤックが動かない・安定性を失い救助事例になるということが起こっています。
ドレンプラグを出る前に指差し確認、声出し確認、しかも準備する時と出艇前で2回それをやればまず締め忘れはないですよね。
今回は初日が10時〜19時前まで。二日目は9時〜20時すぎまで・・・
こんなに机に長く座って勉強したのは学生時代に戻ったようでした。あの頃、これと同じ熱意で勉強していればもう少し人生が違ったかもしれませんが(笑)、まぁ好きなカヤックに関する勉強だからここまで集中できるだけなんですよね!
今後もJSCAの協力や助言を仰ぎつつ、一件でも事故が減るように・・・・カヤックフィッシングの普及・啓蒙に力を入れていきたいと思います。そのために自分自身がより多くフィールドに出て鍛錬(という名のカヤックフィッシング!?)を重ねていきたいと思います。
とにかく、まずは6月予定のJSCAセーフティーパドリングイベント、ご期待ください!
新型コロナがその頃どうなっているかにもよりますが(涙)
引き続きJSCAおよびkayak55.comをよろしくお願いいたします。