先日ご来店のC-49さんからの差し入れ
亀田のカレーせん
僕の中で亀田といえばソフトサラダや柿の種でした。このカレーせんは盲点でした。
激ウマーー!
なんだろうか、本格的なカレーのスパイシーさが宿っている。
C-49さんはこれの小さいサイズをカヤックに持ち込んで釣りをしながら食べてるそうです。なるほど!それがシーバスをよく釣る秘訣か(それは違う)
それにしても、良いものを教えていただきました。これからスーパーで見つけたら即バイトです。
さて!
今日の定休日は4月下旬ということで、そろそろシャローに差してきて熱くなってくるターゲット
キャスティングのカヤックエギング
をやりにいこうかと思っていました。しかし、2〜3日前には良い予報だったのが、前日の夕方になるにつれてどんどん悪くなってくる。
う〜ん、エギングはだいぶ厳しいかな〜
そこで、風的に安牌となりそうな東京湾奥バシフナ干潟へカヤックシーバスに行くことに急遽変更します。
一応、湾奥部は14時までは持ちそうです。
予報では午前中は北の微風。15時頃から南の強風という予報。
バシフナは公園の駐車場が9時からですが、だいたい8時すぎると開きます。そこから用意して9時から浮いて、14時までやる感じでも5時間は勝負ができるはずです。
今年はコロナ緊急事態宣言で春のシーバスシーズンに来れませんでした。試乗会パドリング講習ではちょいちょいバシフナで浮いてますが、自分の釣りとしては昨年の秋以来です。
今日の相棒はバイキングカヤック忍(ジ・0号)
順調にルアーで釣れたらフライもチャンレジしたい。そうなるとコンソールボックスがラインバスケット代わりになるノーマル忍が使いやすいからです。
パドルはタイダルストリーム・フォームコアカーボン ナロー
適度なキャッチはありつつ、細身ダイヒドラルで疲れにくい。かなりバランスが良いパドルです。
ブレード長があるのでこのパドルを使う時は225cmで漕いでいます。
メインタックルはKFゴルゴにダイワ・バイキング極
そう、最近は「クラッチ付きハイギア片軸リール」の魅力にどっぷりとハマってしまっている私ホエール、ついにキャスティングゲームにも片軸リール導入です。
バスやシーバスのキャスティングゲームにおいては、軽いルアーをキャストするので番手でいうとバイキングST-44、バイキング筏44、バイキング極50などの小型サイズが使いやすいと思います。
とはいっても、どう考えてもキャスティングリースに片軸リールを使うのはデメリットしかないのです。
ブレーキ無し
ですから、全てがサミング次第。スプールの回転はすこぶるいいのですが、一瞬の油断は大バックラッシュを招きます。
そして
ドラグ無し
魚がかかったらスプールとハンドルが逆回転。それを指で押さえて人力ドラグをかけてあげないといけません。これはデメリットでありますが、私からするとメリットです。そのダイレクトなファイトを味わいたいからこそメリットが少ない片軸リールを最近使ってるんですから。
さあ、行ってみよう!
いまのところそよ風程度です。まさに予報どおり!
9時すぎに出撃!
大潮や中潮だと干潟がすべて露出してカヤックが出せなくなるのがこの時期の干潟の特徴。おおよそ2週間ごとにしか艇が出せないことになります。今日は若潮、潮がゆるくてさほど引かないのでカヤックには最適な潮回りです。まだ干潮からの上げ始め。手前はめちゃくちゃ浅い。
とはいえ、浅いからといってカヤックを引きずって水中を歩くのは危険です。ちょうどいま時期からアカエイが大量発生しはじめます。カヤックが浮くならなるべく乗って移動した方が無難なのです。
(立って乗る必要はないのですが、忍だと立てるので遊びで立っているだけです)
ある程度、水深が出てきたら座って・・・
本命ポイントの左沖へGO!
このバシフナの干潟、春の最盛期は2月〜3月です。1月ごろにアフタースポーンのシーバスが湾奥でまずは夜にバチなど食べやすいものを捕食、体力が戻ってきたやつから日中のシャローをうろうろし始めます。それが2月〜3月、魚の密度が一時期的に濃くなるのです。
この4月下旬ともなると、シーバスは適水温で動きやすくベイトを追って沖へ行ったり、川に入っていったりと広範囲に散っている状況。ベイトがバシフナに入ればけっこういるし、ベイトが寄っていなければかなり薄くなる、春先より難しい時期になってきます。
とはいえ、この広大なバシフナの干潟で4月にシーバスがいなくなるということはありえない。5時間あれば絶対に見つけられる。
このバシフナで魚を見つけるファクターはたった3つ。
♦潮の流れ(潮目)
♦ベイトフィッシュ
♦地形の変化
この3つの要素が重なっている場所なら超高確率。3つのうち2つの要素が当てはまれば高確率。1つの要素だけだと確率はぐっと下がる。
水深1m〜2mの間のシャローは絶えず潮の動く場所(潮目)が時合いと共に移動していきます。それを追いかけて漕ぎまわっていれば必ずシーバスが見つかるはずです。
とりあえず、最近通ってないからパターンはまったく分からない。分からない時は実績ルアーを投げてみるしか無い。
この時期に実績が高いベイゴーゴー・ダイナマ90SSPからスタート
とりあえず春のバシフナのシャローでとりあえず1匹釣りたかったらダイナマを投げてただただ巻くだけでOKです。
何匹が釣って余裕が出たら他のルアーを試してみよう。特に期待はFMBのGEN10gはこの場所で試してみたいルアーだったんですよ。
KFゴルゴ+ダイワ・バイキング極のキャスト!
まだまだおっかなびっくりですが、十分実戦で使えるキャストだと感じました。スプールの回転自体はかなりいいので、うまくサミングの調整ができるとかなりの飛距離が出せます。サミングが強すぎたりすると飛ばない・・・けっこう難しい。でもだからオモシロイ!
その6投目でした・・・
ちょっと失敗して失速したキャストからの回収巻きで・・・
食ったー!
これはシーバスじゃないことがすぐに分かりました。黒鯛かキビレだ。
う〜ん、ハンドル逆転指ドラグまではいかない。余裕で寄ってきてしまいました。でもやっぱりハンドルまで伝わるファイトがダイレクト〜ぉ!楽しい、片軸リール!
上がってきたのは超美しいキビレちゃんでした
いや〜バイキング極での幸先良いスタート、ありがとう。
サイズはキビレとしてはナイスサイズの42cm
キビレをリリースしていると、風が急に上がってきてしまいました。沖に居続けるのは厳しいレベル・・・風予報、外れた!
予報が外れている以上、油断は禁物。もっと強くなる可能性だってある。
これは・・・・岸際に一旦退避じゃー!
今がんばって漕いできたルートをたった6投で戻っていく・・・この徒労感、これがカヤックフィッシング(笑)
でも、冗談抜きでカヤックフィッシングは撤退判断は迅速に決断。海は逃げない、また来ればいい。その心構えが長くカヤックフィッシングを楽しむ最大のコツです。
撤退!
タイダルのカーボンナローは細身ブレードで空気抵抗が少なく、かなり向かい風にも強いです。手数があまり減らない。リアルタイムで魚探の速度を見てましたが、速度もいいです。
ちなみに今日のウエアはPalmのヴァーティゴ+ゼニスパンツ
4月下旬、陸上にいるとポカポカ陽気だと暖かいですが、海上で風に吹かれると思いのほか寒いものです。やっぱりパドリングジャケット+パンツはまだ必要ですね。その中で、ヴァーティゴは比較的薄めの生地でこの時期はぴったりです。
出艇場所の前で少し風待ちしたのですが、むしろ風が強くなってしまったので・・・
10時半前に無事着岸
いや〜予報が完全に外れた。こればかりはしょうがない。
結果的に1時間ちょいしか浮いていなかったことになります。
沖で投げられたのはわずか6投、その中で釣れたから良しとしようか。
同じタイミングで出ていたkayak55のお客様のプロフィッシュ45は僕よりも先に着岸していました。
今日はお互いに超短時間となりましたが・・・お客様、ナイス判断です!
ゴールデンウィーク頃までは冷たい空気と暖かい空気が同居していて風が吹きやすい、風予報も外れやすい。最終的には現場判断で釣りがかなりやりにくい風なら潔く撤退です。
獲物一匹ゴミ一個運動
(なんなのだ?これは、ボールか!?)
今日遊んでくれた海と魚に・・・・感謝!