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Channel: TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)
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インハル振動子をスマートに引き出す

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ホエールです。

 

インスタでもご紹介しましたが・・・・

 

好評のPalm Kola Angler 

未入荷だったカラー「オリーブ」が入荷しました!

◆販売ページはコチラ

 

これでグレーとオリーブ、2色から選べるようになりました。私も先日から使っていますが、下部メッシュで軽くて、特に夏は快適なPFDだと思います。

 

ぜひご検討ください!

 

さて、今日はお客様がこれまでステーで出していたホンデックスPSシリーズの振動子をインハルに切り替えたいということで、ホンデックスの振動子のケーブルを艇内部から艇の外に出す艤装をさせていただきました。

 

振動子をインハルで固定するのはカヤックフィッシングで魚探が使われ出したころはとてもポピュラーな方法でした。

 

その頃はゴムハッチの艇が多かったので、ケーブルの引き出しはゴムハッチを受けるコーミング部をヤスリ等でケーブル分削ってあげて引き出してくればよかったのですが、現在はゴムハッチの艇は減り、スクリューやレバーで固定されるハッチが増えてしまってこの方法が取れないケースが多いです。

 

そうなるとケーブル引き出しには、艇に穴を空ける、ハッチの蓋に穴を空ける等が必要になってきます。

 

今回は艇がターポン120ということで、ちょうどマウントを打つための四角いエリアが2つあって一つ使っていない状態だったのでそこを使うことにしました。

 

艇に穴を空けてケーブルを出す際には、ケーブルグラントを使ったりいろいろかっこよくする手法はあるのですが、私ホエールが個人的によく使うのが・・・

 

スコッティーのフラッシュデッキマウントを使う方法です

 

このスコッティーフラッシュデッキマウントの穴がちょうどホンデックスのPS系振動子のヘッドにジャストぐらいのサイズなんです。

 

ただ、このままではケーブルが通せないのですが、大丈夫なのです。

 

スコッティーのフラッシュデッキマウントの底は硬い棒で押すだけでかんたんに外れてしまうのです。

 

スコッティーのフラッシュデッキマウントの筒はおよそ34mmぐらい。一応、僕は33mmのホールソーで空けてヤスリで削ってギリギリジャストサイズに仕上げます。(隙間がなるべくない方が水が入りにくくなると思うので)

 

下穴できました!

 

6mmのドリルで4点穴を空けて、コーキングをべったり塗り、M6×20のネジを差して、ハッチから手を入れて裏からワッシャーとナットで止めます。

 

ケーブルの固定と浸水防止には、必殺!?のシリコン栓を使います。

 

振動子はお客様ご自身がインハルでコーキングで固定されるとのことです。

 

さきほど書いたように、以前はポピュラーだったインハル振動子固定ですが、現代でもサイドビュー仕様ではない振動子であればとても効果的です。

 

やっぱりステーは水流を受けてスピードが落ちるし、艇が曲がっていく方向に力がかかり続けるので、特にパドリングを快適に楽しみたいスタイルの方にとってはけっこうデメリットが多いです。

 

インハルは感度は若干落ちますが、しっかりエアが入らないようにコーキングで貼り付ければ、通常使用ではさほど感じない程度だと思っています。

 

スカッパーホールから振動子が引き上げられる艇でない場合、インハルというのはひとつの選択肢だと思います!


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