子供の頃、父親が車を運転しながらナッツ類をつまみ食いしているのを見て「豆なんて何がうまいんだろう?」と思っていました。
小さい頃はチョコとか、ポテチとか、ルマンドとか、ケンちゃんラーメンとか、ねるねるねるね(例えが昭和すぎる)の方がずっと魅力的なオヤツだった。
そして現在・・・
気がつくとコンビニでピーナッツ買って食っている自分がいる・・・
はっきりいって、美味い!
つまりそれだけオッサンになったホエールです、こんにちわ。
そりゃそうだ。もうすぐ平成さえも終わるわけだし、気がつけば、あの頃の父親の年齢を越えているのだ。
月日はあっという間に過ぎていきます。
だからこそ、カヤックフィッシングもチャンスを逃さずに行きたいですね。
40代に入った僕にとって、残りの人生で残された釣行はそれほど多くはないかもしれないのだ。
そうはいってもカヤックフィッシングは天候次第。1月はアマダイのビッグサイズが釣りたいと思っていたのですが、なかなか自分のチャンスは巡ってこない状況が続いています。月・木の定休日はことごとく荒れてしまい出撃ができない日々。
そして明日からフィッシングショー期間が始まってしまう。
そんな中、1月16日(火)は暖かく風が弱い予報となりました。
とはいえ、がっつりカヤックフィッシングには行けません。仕事が第一です。
特にこの日はチャン松君が外回りで不在なので遅刻は許せされません。遅くとも14時にはお店に戻らないといけない。
そうなると選択肢はkayak55にすぐに戻れるバシフナの干潟のみ・・・
また行っちゃいますか!バシフナ朝練カヤックシーバス!
今年、初浮きもそんな感じで朝練で出撃して見事にノーバイトをくらっています。
1月は、バシフナのカヤックシーバスにはちょい時期が早いのです。
バシフナのカヤックシーバスはデイゲーム+シャローというゲーム。フィーディングで日中のシャローに上がってきた個体を狙います。
産卵を終えたシーバスは少しづつ東京湾奥に戻ってきますが、戻ってきた個体も産卵後で体力が落ちているのでまずは夜に体力を使わずに捕食しやすいものを食うでしょう。(例えばバチとかはめっちゃ楽に捕食できるでしょう)
そして体力をつけた個体から日中に元気にベイトを追いだすわけですが、これまでの経験だとやはり日中の干潟にシーバスがたくさん戻ってくるのは2月からがメインとなってきます。
またもくらうかも・・・・ノーバイト・・・嫌な予感がムンムンします。
でも、やってみなければわかりません。もちろん時期には個体差があって早い個体もいるでしょうからチャンスはゼロではない。だったらやってみるでしょう!
折しも、この日の前日の月曜日は南の爆風が吹き荒れました。春先のワンオクシャローは南風と上げ潮がシーバスの活性を上げるキーワードだと個人的に思っています。ちょっとだけの期待はある。
駐車場にIN
ここの駐車場は9時からとなっていますが、実際は職員さんが来たタイミングで開くので8時30分前後に開くことが多いです。この日は8時10分に開いたので準備を入れても9時からルアーをキャストし始められます。12時にはストップフッシングをして13時には片付けを終えて出発しお店に戻るスケジュール。
9時〜12時までの3時間で魚をGETできるか!?
いやGETするのだ。3時間、どれだけ集中していけるかだ!
潮位的にはこんな感じでけっして良くないです。9時〜12時というとちょうど干潮潮止まり・・・
いつもは獲物一匹ゴミ一個運動をしているのですが、駐車場になぜか電池が3つ散乱していたので、今日は先にこの乾電池ゴミを拾っておきました。(単4なのでカヤックアングラーのものではないです)
3つゴミを拾ったから3本釣れて欲しい!(下心がひどい)
9時の段階ではまだちょっとだけ下げ潮が残っているので、今日はイチカワ側からスタート。コチラ側にある牡蠣殻の山で出来たスーパーシャローをまずは探ってみます。(牡蠣殻の山は干潮になると釣りにならない浅さになるので)
このポイントは激シャローのため、これまでの実績は3月になってからが良くなってくる場所。フラックフライ、マグナムスキマー、ピットブル、マングース、メケメケ、阿修羅、最後はアスリートダッシュチューンまで投入するもノーバイト・・・やはり早かったか。
潮目くっきり、下げ潮の最後の残りが効いていい感じだったけどなぁ〜
ここは魚が差してない。今日も時間がない、あまり粘ることはできない。
沖へ行こう!
バシフナ側の沖のシャローへ一気にサイドチェンジ。
これがまた遠いのです、バシフナの干潟を斜めに横断する形。距離は2km以上あるでしょうが、一気に漕ぐ!
そして到着、対岸の幕張が煙って見えています。今日はこのまま風は吹かなそうですな。
どちらかというとやはりこのバシフナ沖の方がシーズンインは早いイメージで、例年2月に良いのもこのエリア。
気が早いシーバスが入ってきていないものか?
まずは2m50cm〜3m前後のエリアをサーチしていきます。
(ヴァシフナでは深いですが、もちろん航路からはずっと離れた干潟の内側です)
深いのでミノーではなく、バイブとスピンテールを流していきます。
しかし当たらない。コツンというショートバイトさえない。
今日もだめか・・・年末からの連敗記録が伸びてしまう・・・・
時刻は早くも10時50分
なにせ3時間朝練。こうしている間にも、デッドの12時が迫ってくる。
イチカワ側は魚探の生命反応ゼロでしたが、こちらは写真のように時折なにかしらの魚影が映っていました。水温も8度ある。
この沖のエリア、魚探反応からして、なんとなくシーバスはいそうだったのです。でも食わない。完全潮止まりっていうこともあってシーバスはいるけどスイッチが入っていないのかも。
テンションが下がっている魚になんとか食わせる技があればいけるのでしょうが、僕はちょっとそこまでの腕がない。ならば、ルアーを追ってくれる魚を探した方が早いかもしれない。
そういう魚はどこにいるか・・・やはりちょっとシャローになっているトコロに上がるのではないか?
昨年からクイックドローの魚探を使い始めて、このエリアはほぼ地形を記録済みです。この2m後半〜3mのエリアの中で、ぐいっと山になって浅くなっているところがあります。最後はここを狙ってみよう!
小移動して、急に1.7mに上がる山に到着
残り1時間、ここに賭けてみよう!
ルアーをミノーにチェンジ。どうも上で食ってくる雰囲気はまるでないので、ボトムギリギリを攻めてみます。
1.7mボトムギリギリルアーは・・・よし、エフテック・ソルトピクス88投入だ。
通称「ソルピク」おそらくもう作られていない廃盤シンキングミノー。
かつてバシフナで伝説的によく釣れたルアーです。
ただ巻きでの動きはめっちゃ大きいバタついたウォブリング。ただ巻きだけだと活性が高い時しか食わないようなルアーですが、何故か縦の大きいジャークでアピールしてからのローリングフォールが効く。
もちろん開発時にカヤックでなんて使われていないでしょうから、まさに偶然の産物の釣れるカヤックシーバスルアーだと思っています。
いくぜ!
キャストして5秒カウントしてから縦ジャーク、縦ジャーク、縦ジャーク。ジャークのスピードはバシっ!ではなく、グイっって感じ。ロッドの戻しでフリーズからのフォール。
すると・・・ルアーが一瞬テーリングしたようなモゾっとした違和感!?
ルアーを回収してみるとテーリングしていない。
アタリだったかも!?
すかさずキャストし縦ジャーク・・・縦ジャーク・・・縦ジャーク・・・ゴン!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
きたきたきた、今年1本目のシーバス!
引きの強さからして・・・・こ・・・これは・・・
セイゴだ!(笑)
でもめっちゃくちゃ嬉しいです。なにせ、こちとら年をまたいで連敗中だし、今日もちょっと諦めるぐらいの状況だったから。
そして!
2018初フィッシュ獲ったどぉ〜
セイゴだけど、雄叫びが出てしまった!それぐらい嬉しかった。いやぁ〜やっぱりサイズにかかわらず初モノっていうのは嬉しいです。この1匹からホントの2018年のスタートだ。
ソルピクは何故か釣れるのです
それにしてもキレイな魚体。居付きではなく沖から差してきていますよ、この魚。やっぱり魚探にもちょっと映っていましたがベイトフィッシュも若干いるんでしょうね。
感動の2018年初フィッシュ・・・・ありがとう!
これがアフタースポーンのシーバスだったら、アフターの群れでここから連発が期待できますが、この魚はサイズ的にもどうも産卵に関係ない個体っぽい。なので、もうこれ以上は釣れないかもしれません。
それでも、時間が許す12時まではやり続けよう。
やっぱりこういう地形の変化がある場所ではやる気がある魚がいる。今日の潮位で1.7mの山、時間いっぱいいっぱいまで、この周りを丹念にソルピクをキャストしてはジャークを繰り返していこう。
山の頂点から少し落ちた2.1mのトコロ。
縦ジャークを入れた後のフォールでモソっという重くなるだけのアタリ!
乗った!
この元気のないアタリはアフターのシーバスっぽい。さっきの魚よりあきらかに大きい。
よっし!フッコサイズGET!
細いけど59cmでした
この魚は確実に産卵後の魚でした。
アフターの魚が釣れたということは、これからこういう魚がどんどんこの干潟に戻ってくるということでしょう!
今日はここでタイムアップですが、これからおそらく日増しに良くなってくるはずです!
とにもかくにも年の初めてのGETはいいものだ。一安心できた。
春先は上げ潮が良いことが多く、この後の上げはさらに釣れたかもしれませんが・・・残念ながら12時タイムアップ。
すると・・・遠くから大きめの船がこっちに向かって走ってくる!?
ここ航路からはじゅうぶんすぎるほどの距離を取ってるし、船なんて海苔漁師さんのモーターボートぐらいしか通らない場所なんだけど?そもそも水深が1m台だし。いったいなんだろ?
ん!?
船からは小学生がこっちに向かって手を振って盛り上がっている!?
こちらも手を振って応えると・・・大歓声!
ちょっと人気者になった気分(いや、きっと珍獣を見たような感じだったのだろう!笑)
船橋漁協さんでは小学生に漁業体験をするプログラムがあるので、たぶんその船だと思います。
そういえば僕も小学生の遠足とかでバスに乗っている時、クラスの男子みんなで後ろの車とかに手を振って、振り返してくれるとめっちゃ盛り上がったよな。
小学生男子のこの行動っていったいなんなんだろうか(笑)
それにしても、船橋は小学生の時に船に乗って漁を体験できるなんていいですよね〜船橋の子供たちよ、海と共にたくましく育ってくれ!
さあ、帰ろう〜!
着岸!
産廃の工場の前に広大な干潟。まさにここが東京湾!
前回、釣れなくても楽しかったけど、やっぱし釣れるともっと楽しい。
この場所も潮干狩りが始まるとカヤックが出せなくなるので、春のシーズンはそんなに長くない。これからも調査兵団として仕事前でも出れる日はどんどん出ていこう。
【獲物一匹ゴミ一個運動】
今日は出艇前に釣る前から乾電池のゴミを拾っていたのが初フィッシュにつながったのかも!?
嬉しかったので、着岸してからも2匹分2個のゴミを拾いました。
そしてバシフナデイリー復活につき、恒例の上がった後の弁当です(早くお店に戻れっ!笑)
3時間しか漕いでないのに食い過ぎだろ〜
今日遊んでくれた海とシーバスに・・・・感謝!