ガーミン!
少し前まで、カヤックフィッシングでガーミンといえばハンディGPSのイートレックスでした。
ホンデックスの乾電池の魚探にガーミンのイートレックスというハンディGPSを組み合わせて2画面表示にして使うのが流行っていました。
それは当時のホンデックスの魚探が、魚探とGPS画面の同時2画面表示ができなかったから。
地図画面を見ながら漕いでいる途中で魚探反応が見れないのはデメリットが多かったからです。
(もしかすると地図を見ている時に真下では魚がいるかもしれないから)
しかし、今やホンデックス魚探もPS-611CNが誕生し、遂に魚探とGPS画面が同時に見れるようになり、ガーミンのハンディGPSは需要が減っている状況となってはきています。
ホンデックス魚探+イートレックスの組み合わせはホンデックス魚探を使用するならば今でもかなり有効だと思いますし、この魚探とGPSを別に持つメリットはあります。
◆魚探の画面を大きく見れる
◆GPSデータをパソコンにバックアップできる
◆GPSだけを持ち出してトレッキングや山登りにも使える
ただ、ガーミンのハイテク魚探が正規輸入代理店を通じて日本に入ってきて、2016年ぐらいからカヤックで使う方がどんどん増えてきました。
今やカヤックフィッシングでガーミンといえば、どちらかというとハンディGPSではなく魚探をイメージする方が多くなってきているかもしれません。
時代の流れをひしひしと感じるなぁ〜・・・
かくいう私ホエールも、kayak55でガーミン魚探を取り扱うようになってからガーミンの魚探も使わせてもらっています。
とはいっても、ホンデックスの乾電池駆動という手軽さや縦長ボディによる省スペースなところも捨てがたく、ガーミンの機能が必要ない釣りではホンデックスもかなりの頻度で使用しており、今はガーミンとホンデックス併用というカンジです。
そのガーミン魚探の中で僕が気に入っているのが
エコーマップ55CV
です。
75SVもkayak55の展示品であるので一時期使わせてもらっていたのですが、僕の場合に限ってはスペースの関係から55CVが自分のスタイルには合っているなと。
小型ボディの55CVは、忍やプロフィッシュのセンターコンソールの蓋の上で、ロッドホルダーと並べて艤装がしやすいからです。
ちなみにホントは使いこなせば、魚探の記録をバックしていって、気になる反応にピンポイントでナビゲートして戻ったり・・・などもできるわけですが、基本、僕の場合はこのエコーマップ55CVで地図+魚探画面にしておいて、気になるところをどんどこマーキングしていくだけ。ホンデックス+イートレックスと使い方自体は変わらないです。
どうしても、海の上に出てしまうと魚探をいじる時間がもったいなく感じてしまうんですよね。それよりもその時間も水中にルアーを落としていたくなってしまいます。
そんな、基本的にはホンデックス+イートレックスの組み合わせと変わらない使い方であっても、やはりガーミン魚探の凄さは実感しています。
77kHzという低周波によって、これまでの200kHzでは映らなかった魚影が見えるようなりました。
わかりづらいですが、右の77kHzの画面に写っているベイトが左の200kHzでは写っていないです。これが200kHzの方まで写ってくると真下にベイトが差し掛かっている・・・となります。
さらに、77kHzだとやや斜めに落ちている自分のルアーの巻き上げの軌道を捉えることがも多く、さらに、それについてくる魚まで時に見れるという威力・・・
ちなみに水深が浅いと77kHzと200kHzの写り方はあまり差が出ないです
特にバーチカルゲームで水深が深くなればなるほど低周波と高周波の写り方が変わるので、そういう釣りではもうガーミン魚探を手放せなくなっています。
GT20の小さい振動子でも右の低周波では200m以上の水深でもしっかりボトムの地形を写しています(左の200kHzではボトムをすでにロストしています)
自分が漕いで記録していった、クイックドローで描いた海底地形図の精密さ・・・
そんな感じで、とても気に入っているガーミン・エコーマップ55CVなのですが・・・
残念ながら2018年からカタログ落ちしてしまいました。
エコーマップ55CVの省スペースさは、とても魅力があったので最後の在庫を買い占めて、kayak55でもしばらくの間、在庫をしていたのですが、それも2018年の途中で売り切れてなくなってしまいました。
いまや、55cvが欲しくてももう手に入らないため、kayak55のお店での展示としても、ここで後継機種に展示を切り替えることになりました。
その後継機種の名が・・・
ガーミン・エコーマッププラス65CV
になります。
機能は基本的に55CVと変わらないです。
画面が6インチの横長となって見やすくなったのが最大の変化でしょうか。
そのかわり、55CVの魅力だった省スペースさは失われてしまいました・・・
が、しょうがない!
今後は僕も現行で手に入るこのエコーマッププラス65CVを使うことになりました。
お客様から僕が使っている魚探が欲しいと言われた時に、55CVだとご用意できないですから・・・。
さっそくセッティングをしてみます。
まぁ・・・僕は基本的に機械モノが苦手なので、全てチャン松君にやってもらうのですが(汗)
まずは僕の忍やプロフィッシュ45のコンソールの蓋についているスターポートにカチャっと設置するためにレイルブレイザのプラットフォームを取り付けます。
まさにちょうど、新発売のコレがぴったりでした!
ロータリープラットフォーム(タイプR)
ネジとワッシャー、ナットだけ用意すれば未加工で取り付け可能です。電動ドリルがなくても大丈夫。
プラットフォームが65CVの架台から飛び出さないので仕上がりが美しいです!
ネジは入れてみたところ5mmだとちょっと太く、4.5mmのネジがベストでした。
超簡単に未加工でマウント完了!
続いて配線なのですが・・・・
ピンの形状がエコーマップ55CVとまったく同じなので、エコーマップ55CVで使っていたケーブルをそのまま差すだけで振動子とバッテリーの接続は完了です。
最後にデータ移行なのですが・・・・
エコーマップシリーズはマイクロSDでデータを保存しているので、こちらも簡単に移行可能です。
エコーマップ55CVからマイクロSDを抜いて、エコーマッププラス65CVに差し直すだけ。
これがガーミンのエコーマップシリーズの最大のメリットと言っていいかもしれません。魚探を乗り換えてもデータを移せる!
(※ストライカーシリーズでは不可)
※ただし、注意点としては、ポイントマーキングだけ本体メモリに入っているので、エコーマップ55CVのポイントデータをマイクロSDに移す必要がありました。
クイックドローの等深線の色分けはあらためて設定しなおしは必要でした。
マルチ画面の設定もあらためてやりなおしも必要でした。
サイズはこれぐらいの横幅の差がある感じ。
なんとか忍やプロフィッシュでロッドホルダーと並べてマウントできなくはないかな?
これは今後、ちょっとやってみます。場合によってはセンターコンソール上のスターポートの打ち直しが必要になるかもしれません。
55CVは、まだまだぜんぜん使えるし、個人的にはむしろお気に入りのサイジングなんですが・・・次回の釣りからガーミン・エコーマッププラス65CVに移行します!
ありがとう55CV・・・
たくさんのメモリアルフィッシュを連れてきてくれた55CVに、感謝!