ホエールです!
フロッグプロダクツが作る、ボーダレスなノベ竿
ホリデーマイスター
ホリマイ雑魚釣り隊と銘打って、この、かっこいいデザインのノベ竿で、とことんテキトーに、でも本気でいろいろな愛すべき雑魚を釣る活動をしています。
これまでホリマイ雑魚釣り隊で釣った魚種は・・・タナゴ、クチボソ、ヌマチチブ、テナガエビ、ザリガニ、ブルーギル、ベラ、カサゴ、マブナ、ハゼ・・・etc。
カヤックが出せない海況の日、カヤックフィッシングに行くほど時間が取れない時、近所の沼や池や川で楽しく遊んでいます。
その活動は今後も続いていきますが・・・
そのフロッグのホリデーマイスターに、なんと追加モデルが登場!
それが・・・
ホリデーマイスター・バックパッカー
Kayak55でも今日からウェブショップで発売しています。
これまでのホリマイに比べて、ロングレングス&ハイパワー。
テレスコ3本継で、伸ばすと全長は178cmになります。
相変わらず素敵なカラーリングとかっこいいデザイン。
餌釣りでは中型以上のフナなどにマッチしてきそうなロッド。もちろんこのロッドでこれまでのホリマイでは届かなかった場所、太刀打ちできなかったサイズの魚を釣ってもいいですよね。
(ただ、タナゴやクチボソにはパワーが強すぎます)
ただ、基本的に、僕は引き続き近所の雑魚釣りには従来のホリマイを使っていこうと思います。
この新作バックパッカーについては、僕はテンカラで使ってみます!
実はこの竿の調子、テンカラにちょうどいい感じなんですよ。
通常のテンカラ竿は3m以上のものが多いのですが、このバックパッカーは1.8mぐらいと極端に短いです。マス釣りに使おうと思うと源流域やヤブやハングが茂っていて長い竿が振れないような場所が良さそうですね。
渓流も若い頃はかなりのめり込んでやっていましたが、今は現実的に通うことができません。
僕がこの竿でテンカラで狙うのは・・・
ブルーギル
そして
ブラックバス
です!
しかも・・・カヤックからもテンカラで釣ってみたい!
いや、このレングスだからこそカヤックからテンカラができるのです。
長すぎるノベ竿で魚を掛けてしまうとカヤックからは魚が取り込めないですから!
この竿の登場、カヤックからのテンカラの可能性が開けるかもしれません。
ということで、さっそく入荷したバックパッカーを持ってカヤックで出撃してみました。
バイキングカヤック・忍(ジ・0号)
なんと・・・
バックパッカーは忍のセンターコンソールにもぎりぎり収まることが判明しました。
これなら、サブロッドとしてバス釣りの時には常備していってもいいではないか。
この日は恒例の出張前の朝練です。
清水のバイキングカヤックに行く用事があったので、その前にちょっとだけ浮くのです。
日の出と共に出艇!
朝イチはやっぱりトップのルアーで激しいバイトが欲しい!
まずはトップウォーターから入ります。
しかし、先日の大雨でかなりの濁りが残っていてノーバイト!
もちろん釣れる時は釣れるのですが、釣れないことも多いのがトップウォーターの釣りです。普通ならそこで終わりなのですが・・・・
そう、今日は僕にはバックパッカーがあるではないか!
日が上がってからはテンカラにチェンジ!
初めてバックパッカーを振ってみましたが、たしかにかなりテンカラに使いやすいです。
なにより6ftのレングスはルアーロッドを普段使っている僕にとって、違和感なく振れるのです。
システムは、バックパッカーのリリアンの先に極小のソリッドリングを結んで、そこに家にあったテキトーなフライラインを竿1本分で結んであります。
たぶん、5番のウエイトフォワードの真ん中ぐらいのところのフライラインです。
フライラインの先にはコネクターをつけて、2X7.5ftのテーパーリーダーをつけました。
振ってみたところ、7.5ftはちょっと長い・・・2mぐらいにカットしたらとても使いすくなりました。
ロッド1.8mにフラインライン1.8mにテーパーリーダー2m・・・
最大射程はわずかに5m前後。ちょっとロッドを立ててしまうと3〜4mの射程です。
スーパー至近距離の釣り!
バックパッカーのテンカラ釣りはその射程の短さから、リトリーブの釣りはほぼ不可能。やはりブルーギルやバスを虫パターンで「点」で釣るのが現実的だと思います。
点の釣りではむしろルアーよりも手返しが良いです。
何度でも打ち直せる。
フライをたくさん持ってきてみたのですが、やはり虫系シェイクができるものが良さそうです。
すると・・・
出た!!
これは・・・
ホリマイ雑魚釣り隊としては本命の・・・
ギルだっ!(笑)
延べ竿でのやりとり・・・・めちゃエキサイティング!
釣れた!ルーギーちゃん!
いやいやこの釣り、楽しいですよ。まずはトップウォーターという点。バイトが丸見えなのは小さい魚でもやっぱり興奮しちゃう。
そして、ギルとはいえどこにでもいるわけではなく、ブッシュであったり、ハングであったり、沈み岩であったり、なにかしら要素がないといない。
そこにうまくテンカラでキャストを入れないとギルとはいえ、釣れない。
その前に射程が3〜5mぐらいなので、とにかくポイントに極限まで近づくので魚にプレッシャーをかけないようにそーっと近づくことが必要。
全ての要素が面白い。
そして艇の操船技術も問われます。
こういう隙間にぶちこんでいくのが難しいし、楽しい!
やばい、これはハマっちゃうかも!
その後も・・・
バシュっ!
釣れる!
釣れる!
釣れる!
釣れる!
釣れる!
途中から写真を撮るのやめました(笑)
でも、ほんとにどこでも釣れるってわけじゃないので、適度に飽きない。
乗らなかったバイトも多数。
水中に持ってかれたのにフッキングできず、フライだけが浮き上がってくること多数。
おそらく50バイト、10フィッシュぐらいでした。
わずか3時間程度の間にこのバイト数。これはトップウォーターとしては異例ですよね。ブルーギルどんだけアングラーに優しい魚なんだろうか。
やはりフライというモノ自体がルアーよりも自然の虫に近いんでしょうね。ルアーとしてキャストできるものにすると、どうしても虫よりは遥かに重い物体になってしまいます。フライは物質として軽いので魚からしたら違和感がないのだと思います。
延べ竿でのダイレクトなやりとりも新鮮。
カヤックからのテンカラブルーギル、楽しいじゃないかー!
もちろんトップウォータールアーでのバス釣りは水面爆発、ドッパンドッパンファイト、もう脳天からアドレナリンが出まくり震えるほどの興奮が味わえる釣り。やめるわけはありません。
でも、バスが釣れない時間帯とか、集中力が続かなくなったときなどに癒やしのテンカラブルーギルはいいかもしれませんよ!
テンカラはフライフィッシングほどキャストが難しくないので、誰にでも、思いついたその日からできるのも良い所だと思います。
このキャストを簡単にするという部分でも、メインラインはフライラインかテンカラ専用ラインにした方がいいと思います。
そして、実はバスも・・・・何度かフライを見にきたんですよ。バイトまで持っていけなかったけど・・・
バスだって可能性があるぞ、この釣りは!
ホリマイ雑魚釣り隊なのでブルーギルは本命なのですが・・・
でも・・・
やっぱりバス釣りたい(笑)
ちょっと、次回はバス用にチューンアップしたフライを作って再び挑みたいと思います!
この短いノベ竿で、カヤックで、バスをヒットしたら・・・・ノサれまくって絶対に楽しいぞーー!
バックパッカーの登場で、また一つ、面白い釣りを知ってしまった。
ノベ竿テンカラカヤックフィッシング、トップウォーターバスフィッシングと平行して、しばらくいろいろ模索しつつ、追求してみたいと思います!
獲物一匹ゴミ一個運動して・・・
主張先のバイキングカヤックへ大移動!
バイキングカヤック産じゃがいもをお土産にもらってしまいました!
工場の横の畑で大量にたくさん収穫されたそうなのです。
【オマケ】
テンカラでの虫パターンの釣り、これまでのルアーフィッシングよりずっとオーバーハングの下に入り込むので・・・・ヤブ蚊がすごかった!
カヤックテンカラの釣りにはコレが必需品になりそうです!