7月下旬に納艇させていただいたお客様のHさんより、Kayak55のKF写真館コーナーにこの台風の影響が出る前の釣行のお写真をいただきました。
Hさんはターポンウルトラライトでカヤックをフィッシングをはじめられたベテランのカヤックアングラーさんなのですが、今回はお子様とのカヤックフィッシングのためにタンデム艇のスキマー140Tを導入されました。
Hさん、スキマー140Tで進水式フィッシュ!
本当におめでとうございます。
お子様にとってもきっと一生の記憶に残る航海だったのではないかと思います。
先日、ニモ2+1を特集させていただいたのですが、今回はこのスキマー140Tを取り上げてみたいと思います。
ハリケーンカヤックス・スキマー140T
全長:427cm
全幅:83.8cm
重量:29.5kg
ABS製、14ft級の大型のタンデム艇です。
メリットはニモ2+1よりもひとまわり大きくなるので、大柄な成人男性2名が乗っても安定感を感じやすいサイジングというところにあります。
ニモ2+1はどちらかというとフロントシートは小柄(もしくは軽量)な男性や奥様、お子様の方がバランスが取れます。
そのかわり、ボリュームがあるタンデム艇というのは一人で運用すると、体積が大きく風の影響を受けやすい、また水への接地面も大きいのでパドリングがけっこうきついという面があります。
ちなみにスキマー140Tは一人乗り時のシートポジションは取れますが、足を踏ん張るフットブレイスもないため、やはりどちらかいうとタンデムユースがメインの方にマッチしてきます。
小さいニモ2+1は一人乗り仕様でもけっこう漕げるサイジングとなっているため、お父さんが一人でカヤックフィッシングをされる頻度が高くて、たまに家族でワイワイと漕ぐなんていうケースではとてもオススメとなってくると先日のブログで紹介しました。
逆に言えば、今回のHさんのように、一人乗りカヤックを既にお持ちの方で、タンデム艇は2人乗りでしか使わないという方には大型タンデム艇はオススメになってくるわけです。
ただ、そうはいっても大型になれば当然ウエイトが重くなってきて、ポリエチレン艇だと35kg前後になる艇も多いです。(それでも屈強な男性2名なら大丈夫ですが!)
それが、このスキマー140TはABS素材のため、この成人男性2名でも余裕を感じるボリュームのあるボディでありながらウエイトが30kgを切ってくる・・・
大型タンデムなのに軽い!
これが最大のメリットだと思います。
あとは・・・・ABS艇はすべてそうですが・・・
ピカピカでかっこいい(笑)
これは他の追随を許さないところでしょう!
実はカヤック55にはスキマー140Tの試乗艇がないので、あまり細かい部分までご紹介したことがなかったのですが、今回、Hさんの艇をチャン松君が艤装をする時にボトム面を見せてもらいました。
こんな感じのボトムになっています
衝撃的だったのは・・・
スカッパーホールがすべて一段階下がっている
というところ。
つまり・・・魚探の振動子はスカッパーから引き上げが可能なのです。
ホンデックスのPSシリーズの振動子の引き上げは余裕でした。
まだ試していませんが、もしかしたらガーミンでも小さいバージョンの振動子なら引き上げられるかも?(まだ未知数!)これはまたサウスウインドさんに行く機会があれば確認してみたいと思います。
ちなみに、現在スキマー140Tは輸入元のサウスウインドさんの方でも完売となっているので、もしほしいという方はご予約となってしまいます・・・・
シットオンのタンデム艇、ご自身の用途に合わせて選べる時代になってきています!