Quantcast
Channel: TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1358

強風につき近場でシーバス

$
0
0

ここ数日、外回りが続いていてブログ更新が滞っておりました。

 

そんなこんなしていたら、気がつけば今年もあと残すところあと10日。今年はあと何回浮くことができるのだろうか。

 

あっという間に過ぎていく時間、やり残したことをやりきりたいのですが、カヤックフィッシングの場合は強風時は諦めるしかないのです。

 

冬は季節風で関東では北東の風が強まることが多く、そもそもどこも浮けない日も多いのです。

 

浮ける日も風裏となる限られた数カ所のみということも多い。そのどれもが水深が浅く、釣り物はシーバスかヒラメ、運が良ければサワラやイナダが回ってくるかどうかっていうポイント。

 

この日もそういう場所によってはなんとか浮ける予報でした。

 

ヒラメポイントまで行こうかなと思ったのですが、前日の仕事終わりが遅かったのでゆっくりと近場の風裏に行ってみました。

 

艇はバイキングヤック・忍(ジ・O号)

 

やはり近場のちょい浮きでそんなに沖に行かない釣りにおいては最適な艇です。軽さがいーんです。

 

で・・・出てみたのですが・・・

 

なかなかの強風で、出艇場所のちょい沖から動けない状態。しょうがないので、その場所でひたすら鉄板倍ブレーションを投げては巻くを繰り返すのみ。

 

風でかなりのスピードで流されているので、このタイミングで使うのは沈みが早く、タイトな動きで速いテンポで使いやすいこのバイブ。

 

アトール・ザバイブ

 

このザバイブはテーリングしずらくシャクっても使えるのが大きな特徴ですが、今日はリフト&フォールをしているとその間にカヤックが流されてしまってルアーを置いていってしまうので、とにかくボトムを取ったらミディアムリトリーブするのみ。

 

でもそれだけで、食っちゃう!

 

12月シーバスGET!

 

12月半ばになろうという時期、さすがにシーバスの数は少ないようですが、まだ残っていてくれました。ありがとう!

 

が、幸先よく1本出たものの、風はさらに強まってきてしまった。う〜む、これは予報以上だ。今日は終始そこそこ風が強い予報ではありますが、これは、安全第一で一度着岸して風待ちですね・・・。

 

一時退却

着岸

 

ここからおよそ1時間以上、浜で風待ちとなりました・・・・

 

めちゃ寒いっ!!

 

漕いでいた方がぜんぜん暖かい。でも、しょうがない。身体を冷やさないように浜でストレッチをし続けました。はたから見たら、ちょっとおかしい人に見えただろうな(笑)

 

で、しばらくするとちょい風が落ちた。

 

再出撃!

なんとか出艇場所から離れられそうなので、少し違うエリアまで漕ぎ進めていきます。

 

しかし魚探でベイトをとらえることができない。これはちょっとむずかしいかもしれない。

 

そうこうしていると、風流しで少し前に通り過ぎてきたエリアで

 

サワラが跳ねた

 

のが見えました。いる、サワラがいるぞぉぉ〜!

 

ひと流ししてきたエリアを一気に漕ぎ戻ります。

 

サワラが跳ねたであろう場所まで戻ってきて、ルアーをチェンジ。サワラを狙って釣るならやっぱり大きめのミノーだと思う。

 

ここで取り出したのは

 

東京ベイゴーゴー・ヨカトキ160SSP

 

16cmのビッグミノーですが、細身で動きもタイトで引き重りもない。キャスト感も軽くてビッグミノーとしてはめちゃくちゃ使いやすいルアーです。サワラが跳ねたらコイツだと思って持ってきたのです。

 

ゴルゴのようなライトなロッドでもシングルハンドでフルキャストできるビッグミノー!

これは貴重です。

 

この水面が荒れた状況でサワラに発見してもらうとしたら、これぐらいのボリュームが必要でしょう。ただ巻くだけで存在感がある。

 

そして・・食ったー!ヨカトキー!!

 

走る!これはシーバスじゃない。サワラでしょう!?(もしかしたらイナダかもしれないけど)

 

いや〜これは会心の一本でした。

 

が・・・・

 

バレたーーー!

 

やってもうた。これは完全にやってもうた。ドラグが緩かった、フッキングが甘かった・・・後から動画を見るとバラした理由がよく分かりました。でも、この時はそれに気づけなかった。せっかく狙い通りサワラと思われる個体を掛けたのに。

 

これもまた釣り。しょうがない!

 

もう一発いくぞ!と、そこから2時間ほどヨカトキを通し続けますが、残念ながらその後、サワラが跳ねる姿は一度も見ることができませんでした。

 

風は強くなることはないものの、収まらず。

再び、イワシの反応を見つけては鉄板バイブレーションを巻くゲームに戻します。

 

その鉄板バイブにもアタリが出ない時間が続きます。

 

もはや無。

 

精神的にも無のまま、ひたすら投げては巻くのみを繰り返します。今日の風だとどうしても小技が使えないので単調な釣りになってしまう。僕のスタイルではない釣りなのです。

 

そんな無の状態で巻いていたザバイブが唐突に

 

ゴン!

 

と持ってかれます。無心になっていて殺気が消えたのが良かったか(笑)

 

この状況下でもルアーに食ってきてくれるシーバスちゃん、ありがたい!

 

長くはないけど、マッチョな魚体。

 

今日はどうもザバイブの桜桃カラーがいいみたい?

 

いや・・・僕はあまりルアーのカラーは意識してなくて、正直、カラーはなんでもいいと思ってる人間。実は違うカラーのザバイブでも釣れたと思うけど・・・「このカラーだから釣れた」と思った方が幸せですよね!

 

だからあえて言う。

 

今日はザバイブの桜桃カラーの日だったのだと!(笑)

 

その後もいっこうにサワラの跳ねがないので、出艇場所前に戻ってくると、凄まじい反応が魚探の画面に現れます。どうも大規模なイワシの群れが入っている。

 

っていうか、今日は出艇場所前でしかベイト反応が映ってないぞ。ずっとここに居ればよかったのでは?という結果論は考えないようしよう。

 

その反応をザバイブで撃つと・・・

 

チーバスちゃん!

 

このサイズのシーバス、ちょっと久々に釣りました。普段、シーバスはシャローで狙っているので、釣れればそれなりのサイズであることが多いのです。今日はちょっと水深があるエリアだから、こういうチーバスちゃんの群れもいるんだな。この子達は産卵には関係ない行動を取っているのでまだこのあたりに群れでまとまっているのだと思います。

 

しばらくすると、その魚探に映るイワシの群れが一気に浮いてきて・・・

 

鳥山明発生!

 

今日は水面が荒れていてトップやフライの出番は無かったのですが、これはチャンス。すかさずトップにつけかえます。

 

ルアーはフロッグプロダクツ・マグナムスキマーの開高白蛇カラー

 

そして・・・

 

トップに出たー!

 

いや〜チーバスだ〜

でも、トップで釣れたらサイズ関係なく嬉しいよ〜

 

きみ、よくマグナムスキマーに食ったね!

 

白ヘビカラーでも釣れる・・・

だからカラーはあんまり関係ないのだと思うのです。

 

あわよくばフライでも・・・と思ったのですが、その後、鳥山はどんどん沖に離れていってしまいジエンド。

 

それにしても、今日はあまりにも寒かった。こんな日は上がってからのジェットボイルでどん兵衛が美味い!

 

獲物一匹ゴミ一個運動

 

風も強し、魚はだいぶ抜けてるしで、渋い状況でしたが、そんな中でも・・・

 

今日遊んでくれた海と魚に・・・感謝!

 

【今回のピックアップアイテム】

Palm カスケードドライスーツ

 

◆Palmカスケードドライスーツ販売ページはコチラ

 

毎年暖冬が進んで、だんだん着る時期が遅くズレてきていますが、やはりそろそろフルドライスーツの時期。

 

フルドライスーツ、値段が高いという印象を持つ方もいるかもしれませんが、冬場のカヤックフィッシングのリスクを考えればぜんぜん安い買い物だと思います。

 

特にPalmカスケードドライスーツはフルドライスーツの中では破格の安さ。それでいて、Palm日本代理店の高階救命器具のアフターがいいです。

 

ラテックスゴムの交換はある程度しっかりしたメーカーのドライスーツならやっていますが、Palmはそれにくわえてソックス部の交換、防水チャックの交換も対応してくれます。(生地やシームの劣化は対応できませんが)

 

ドライスーツはその部分まで含めて考えた方がいいです。

 

何度も過去にいろいろなウェアリングで落水実験をしていますが、水温が低い時期にはなんだかんだいってもフルドライスーツが一番でした。

 

まずこれからの1月2月と迎える中で普通のウインドブレーカーなどは論外です。落水した瞬間に身体がずぶ濡れです。水中では陸上の20倍以上のスピードで体温が奪われます。

 

セパレートタイプのパドリングジャケット+パドリングパンツはダブルウエスト部で締め付ければ、一発で再乗艇できればほぼ浸水はないですが、長く水中にいると腰から浸水してきます。昔、3月にファルトボートの沈脱実験をセパレートタイプでやった実験ではパンツの中に浸水して、陸から上った時に足が生まれたての子鹿状態になるほど身体が冷えました・・・・

 

ウェットはそれよりはいいです。が、カヤック用でよくある3mmウェットでは冬場の水温では薄すぎます。また、カヤック用としてよくあるウェットは外側がジャージ素材なので飛沫でジャージ素材面が濡れると、そこが乾いていく時に猛烈に温度を奪っていくのでウェットのみでは陸上で耐えられないほど寒いです。(関東の冬の水温なら5mmならいけると思いますが、5mmウェットはがさばってパドリングがしにくい)

 

なので、セパレートタイプのパドリングジャケット+パドリングパンツでいくなら、下に3mmウェットを組み合わせると関東の冬なら乗り越えられそうです。若干の浸水もウェットがガード。水滴はジャケットやパンツが弾き返してくれる。これは前に12月に落水実験もやった上で一度ひと冬超えてみました。

 

・・・・結局のところ、そうなるとフルドライスーツの方が脱ぎ着もてっとり早いですし、カヤックフィッシングにおいては艇上、陸上の動きやすさ等も含めて全てにおいて優れています。

 

もちろんフルドライスーツであっても長く冷たい水の中にいれば体温は奪われていくので絶対ではありませんが、身体自体が濡れないというのはとてもいいことです。

 

また化学繊維のインナーの重ね着によって、その日の気温に合わせて調整ができる点もいいところ。真冬の本当に寒い時にはフルドライスーツの下にヒートテック+フリースにさらに薄手にダウンを入れるとカヤックフィッシング中もとても暖かいです。靴下も暖かいウールソックスなどを履くことができます。

 

冬もカヤックフィッシングを本気でやるならば、やっぱりフルドライスーツです!


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1358

Trending Articles