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Channel: TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)
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惨敗でも楽しい今年初カヤックバス

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Kayak55で使っているシリコンコーキングは何ですか?

 

というご質問をいただきました。これは正直、なんでもいいと思います。特にポリエチレンは厳密に言えばシリコンコーキングは密着しない素材ですし(実用レベルではくっつきますが)

 

ただ、一応ご参考まで記載しておきますと・・・

 

セメダイン8090クリア

 

になります。これまで使った中でも硬化速度は遅めですがその分、艤装した後にはみ出したコーキングの拭き取り等がとてもやりやすく作業した見栄えもキレイに決まりやすいので気に入っています。

 

このはみ出したシリコンコーキングをキレイに拭き取るのにベストなのが・・・

 

アルコールのウェットティッシュ

 

なんですが・・・・コロナウイルスの流行が始まって以降、まったく手に入らなくなってしまいました。これまでホームセンターで山積みにされていたのに(涙)

 

まだ備蓄は残っているけど、これが尽きたらほんと困っちゃうな〜

 

こんなところにまでコロナウイルスの影響が・・・

 

コロナウイルス、自分だってひとごとじゃなく、いつなんどき感染してしまうかもしれませんが、自分自身も家族のためになるべく予防に努めつつ、本当に早い終息を祈るばかりです。

 

ただ、カヤックフィッシングという趣味は自然のフィールドに出ていくのでコロナウイルスとは無縁というのはいいところだと思います。

 

自粛ムードが続くと気持ちも沈んでいってしまいます。せめて趣味の時間はウイルスのことを忘れたい。

 

ということで、この前の月曜日は今年初のカヤックバスへ行ってきました。

 

僕の場合は最近はトップウォーターフライフィッシングなので、時期的にはまだちょっと早いと思いましたが、この日は強風予報で海に浮けそうになかったので。

 

行かなければ釣れないですしね。とにかく浮けない海況の日はバスにも出撃を重ねていきたいと思います。

 

艇はバイキングカヤック・忍(ジ・O号)

 

フライフィッシングをするなら忍はベストと言っていいカヤックだと思っています。

 

コンソール蓋は手前がくり抜かれたウインドタイプを用意。忍の場合は股の間までコンソールがきているので、ここがラインバスケットに最適なのです。

 

こんな感じ

フライにめちゃくちゃ使いやすい!

 

コンソール蓋は別売りで手に入れることができるので、海をやる時には標準タイプのコンソール蓋、フライをやる時はウインドタイプと使い分けるのもいいですよね。

 

GO!!

 

今日来たのはメジャーフィールドと言っていい川のポイント。

 

この場所、昨年の秋の台風で決壊寸前までいった大規模な被害を受けました。それ以来はじめて浮いてみました。でもすでにアンダーの人などは釣果を出しているのをSNS等では拝見していました。

 

この日もたくさんのバスボート、アルミボートが走っていました。

 

あれだけの増水・濁流があってもちゃんとバスは生き残るんだからすごいですよね。いったいどこに隠れてやりすごすのか。

 

タックルはフロッグプロダクツのプロトタイプの#6番フライロッド。

 

なんとレングス5.6ft。通常使っているトップウォータータックルからしても違和感ナシ。カヤックから扱いやすい。こういう尖ったロッドを作るからフロッグはすごい。(まだテスト段階ですが)

 

ちょっと借りて使わせていただいています。テスト用のシールには#6表示がしてありますが、実際は#8番のラインも違和感なく使えます。

 

リールはアブ・デルタ5。

 

そして今年から、このフライラインを導入してみます。

 

エアセル・バス(#7〜8番用)

 

いわゆるバスバグテーパーと言われる、先端側が通常のウェイトフォワードラインよりも重めに設定されらラインです。空気抵抗の大きいバスバグ系のフライを快適にキャストできるらしい。

 

リーダーは12号→8号→6号→ティペット4号のブレイデッドシステム。

ノットはトリプルサージェンスで接続。

 

投げるフライは去年に引き続き

 

<バシフナバグ>

ーーーーーーーーーー

◆耐久性:3

◆アピール度:6

◆キャスト感:7

◆マットソニック度:10

ーーーーーーーーーー

 

昨年はベストシーズンからフライ(orテンカラ)でのバスフィッシングをスタートして、ほぼ毎回必ずバイトがもらえ、フライってトップウォーターとしては素晴らしいなと感じました。

 

ただフライのサイズが小さいとギルの餌食になってしまうことを痛感。それはそれで楽しくていいのですが、サイズアップしたフライを模索していました。

 

フックが小さいとせっかくのバイトが乗らない。でも大きくしすぎるとウエイトが上がって投げにくい。フライの自重が上がるとせっかくのフライの良さも現象してマットソニック度が下がっていきます。太刀魚用3/0や2/0や1番も試した結果、1/0に落ち着きました。

 

ボディサイズも同様で、大きくするとアピール度はいいのですが、あまり大きくしすぎると空気抵抗がとても大きくなって投げにくい。(サイズを大きくしてもバックアップ材はめちゃくちゃ軽いのでマットソニック度は下がらないんですが)

 

せっかくフライフィッシングをしているのだから、フライキャスティングとしてストレスがたまるならそれはナシ。釣れない時間のキャストまで楽しいのがフライフィッシングの良さだと思うので。

 

数ヶ月の間、いろいろなサイズを作っては試してみて、結果的にボディサイズは直径10mm、フックは太刀魚用フック1/0がベストバランスだと行き着きました。しかし、去年はそこで台風襲来・・・・強制的にシーズンオフになってしまったんです・・・。

 

今年はさらにこのバシフナバグを詰めていきます。

 

さあ、キャスト開始だ!

 

うわっ!

ラインをバスバグテーパーに変えただけで信じられないぐらい扱いやすい!

 

フライフィッシングって、やっぱりラインが超大切なんですね・・・。ちょっと高かったけど奮発して買ってよかった。これだけで1投1投が楽しくて、投げているだけで飽きない。

 

フロッグのプロトフライロッドは、既に発売されている#3のクレイジーバーミンガムと同一の5.6ft。フライロッドとしてはありえない短さです。

 

だから当然遠投は不向き。

カヤックから至近距離でショートフォールで調整してショートキャストでカバーぎりぎりに落としてネチネチと。

 

まさにフロッグが提案するトップウォータースタイルそのものです。

 

関東のトップウォータールアーシーンを牽引してきたバスポンド松井さんやフロッグ荒井さんが20年以上前に提案してきた

 

ズボっと入れてネチネチと

 

いわゆるズボネチの釣り方。

この釣り方はトップウォーターのスタイルとして完全に確立されてきました。

 

重量のあるプラグをカバーにぶちこんで、ネチネチと首振り、ポーズ、バイト!最高です。

 

このフロッグのフライロッドは、これをフライフィッシングでやるための新しいシステムです。

 

とはいえ、フライフィッシングは比重がとても軽いものなのでカバーを突き破るのは無理。そして、その比重の軽さが究極のナチュラルさを生むのだと思います。それがフライの武器。

 

だから、ズボっと入れてネチネチとではなく、カバー際に

 

チュポっと入れてネチネチと

(はあと)

 

チュポネチと呼ぶことにします(笑)

 

今年はこの釣りをさらに確立していくべく、またフィールドに通い続けていきたいと思います。

 

ただ、3月初旬の川はやはり甘くない。まったくのノーバイトのまま時間が過ぎていきます。

 

どんどん漕ぎ上がりながら、ここは良さそうだと思うカバーを打っていき、ついに出艇場所から5kmも遡上してしまいました。

 

このあたりで一気に天気が晴れてきました!

 

うわ〜菜の花が咲き乱れている!

 

春だ!

 

昨年の台風で間違いなく濁流の中に水没していた場所に一面の菜の花・・・半年足らずでここまで復活するのだ。自然は偉大だ!

 

春っぽさを感じられる陽気になってきて期待は高まりますが、やはりバイトは出ない。

 

流入河川にまた大移動!

 

ここで、この川のローカルアングラーのお二人と合流しました。

 

チーム百バイツのnoriさん

(マリブカヤックス・ステルス9)

 

チーム百バイツのトモスンさん

(パーセプション・サウンド9.5)

 

フロッグプロダクツ好きの仲間です。インスタでやりとりさせていただいたところ、ちょうど今日この場所に浮いているということで合流させてもらいました。

 

別の流入河川に入って、遡上しながら3艇で打っていきます。

 

Noriさん、トモスンさんはトップウォータールアーで。フロッグのポッパーやノイジーを使ってまさにズボっと入れてネチネチと誘っていきます。

 

しかし、やはり3月の河川は甘くなく、3名ともノーバイト!

 

とはいえ、みんなでワイワイ打つのはいいです。

 

トークしながらのんびりと。いいキャストが決まったらナイスキャスト!そこ出そう!とか喋りながら釣れるのが楽しいですね。

 

カヤックバスフィッシングのいいところは並んで釣れるというところ。海だとどうしても一緒に出ても各自バラバラになってしまいますから。

 

残念ながら僕はここから浦安に移動してフロッグトップTVがあるので途中でタイムアップ。

 

今日は出なかったけど、やっぱりバスのチュポネチスタイルのフライフィッシングはめちゃくちゃ楽しいし、仲間とも会えたからOK!

 

でも・・・・また5km近く漕いで下るんだよな(笑)

 

その帰りすがら・・・

 

やっぱり台風の爪痕がいたるところに。

いつも出ている水門からの排水も完全に止まってしまっていて、おそらく壊れてしまっているだろうと思います。

 

無事着岸。

その場所も台風の濁流で草が真横になぎ倒されて枯れている下から、緑の新芽がたくさん出ていました。自然の復活力ってすごいなとあらためて感動しました。

 

今日は釣れなかったけど、とにかく今年も僕のカヤックバスフィッシングがスタートしました。

今年はどんな水面が割れるバイトが見れるのか・・・たくさんのドラマを紡いでいきたいと思います。

 

今日遊んでくれた川と仲間に・・・・感謝!

 

<おまけ>

今日はノーバイトノーフィッシュでしたが、先日のカヤックジギングで獲物一匹ゴミ一個運動を忘れて帰ってきてしまったので、場所は違いますがこの川のゴミを拾って帰りました。


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