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Channel: TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)
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Palmフォールディングレスキューナイフ

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Palm製品は日本では高階救命器具が正規代理店になります。

 

その高階救命器具さんにお願いして、日本のカタログにはない商品ですが特別に仕入れさせていただきました。

 

Palmフォールディングレスキューナイフ

 

カヤックフィッシングではリューシュやロープをどうしても使うケースが多くなります。

 

万が一の沈の時などにロープやリューシュが身体や首に絡まってしまうと、それが凶器となるリスクがあります。

 

ですから、なるべくリューシュやロープ類は最小限にしておくのが良いです。なんでもかんでもリューシュしてしまうとリスクが増大してしまいます。モノはなくしても命の方が大事です。

 

とはいえ最低限必要なリューシュはどうしても出てきてしまいます。パドルリューシュであったり、シーアンカーのロープであったり。私はそれ以外にボガグリップはリューシュしています。

(PFDのポケットの中では携帯やレスキューナイフ、ホイッスルはリューシュしていますが、これはポケットの中なのでリスクにはなりません)

 

昨年、海上保安庁さんの防災プールで風速15mを再現した荒れた中でのフル装備のフィッシングカヤックの沈の実験を繰り返しおこなったのですが、ランディングネットにしていたリューシュがやはりちょっと足に絡みました。それ以来、ネットのリューシュは取り去りました。

 

やはり絶対必要だと思われるリューシュ以外は無い方がいいのです。

 

ただパドルリューシュはカヤックフィッシングにおいては必須アイテム。ツーリングのシーカヤックではパドルは絶対に手から離さないわけですが、カヤックフィッシングでは釣りをしている最中は手がパドルから離れていますから・・・。

 

ちなみにフル装備での再乗艇実験を繰り返した結果、カヤックが沈して、起こしたりする動作の最中に一番絡みやすのはそのパドルリューシュです。

 

再乗艇練習の時にやはり足に絡むことが多いです。多くは冷静に対処すれば絡まったリューシュはすぐに外せます。

 

ただ、波にもまれて沈した時などにもしもリューシュ類が絡まってどうにもならなくなってしまったら・・・もしも絡む場所が首だったら・・・想像しただけでも怖いですよね。

 

あとは過去の事故事例でもシーアンカーのロープに水中で身体がひっかかって・・・というものもありました。

 

そういった万が一の時にレスキューナイフを装備していればロープやリューシュを切断して危機を乗り切れる可能性が高まります。

 

装備しなればそもそも対処できない、お手上げになってしまうわけですから。

 

レスキューナイフはもちろん使わないにこしたことはないモノです。使われないことが望まれる道具という矛盾したツールです。

 

ですが、レスキューナイフは必須の装備品なのです。

 

私も練習以外で沈すること自体がなく、実際のフィールドでレスキューナイフを使ったことは幸いにもありません。でも常にPFD(ライフジャケット)にはレスキューナイフを装備するようにしています。

 

ただ、そのレスキューナイフがここ数年、日本では本当に手に入りにくくなっていました。多くは輸入モノになるのですが、あまり日本に入ってこないんですね。輸入元さんが仕入れを渋るほど、それだけ装備を意識する需要がないということは残念でもあるわけですが。

 

そのため、Kayak55ではレスキューナイフの装備を推奨しているのに、売っていないという状況が続いてしまっていたのです(涙)

 

ちょっと話が逸れるのですが・・・

 

私が最初に購入したレスキューナイフはイタリアのアントニーニ社・ARAというフォールディング(折りたたみ)レスキューナイフでした。

 

このレスキューナイフはイタリアを始め多くの国の消防や警察などのプロに選ばれているザ・レスキューナイフという仕様。ベルトカッターやガラスを割るハンマーまでついていて、道具としての完成度が高くてめちゃくちゃ気に入っていまいた。ただ、数年使用した末にPFDの胸のナイフホルダーに装備したまま再乗艇練習をしていたら脱落して海の底へ落ちていってしまいまいた(涙)

 

この時、レスキューナイフにもリューシュは必要だと実感したのでした・・・・

 

残念ながらアントニーニのレスキューナイフは輸入が止まってしまっていたので、次に手に入れたのが・・・

 

ガーバー・リバーショーティー

 

定番中の定番のレスキューナイフです。頑強で、折りたたみではなく1本モノなので可動部が錆びて動きが悪くなる等のトラブルもない。まさに名作といっていいレスキューナイフです。

 

このガーバー・リバーショーティーはkayak55では売り切れてしまっていますが、今でも市場に出回っているのでネットを探せば手に入るアイテムだと思います。

 

1本モノゆえにちょっとがさばる

 

これが問題ない方には本当に素晴らしいナイフだと思います。

 

僕はPFDにカメラをつけたりしていたので、やっぱりコンパクトになる折りたたみレスキューナイフが欲しいと思っていました。

 

そんな時にレインボーの中谷さんが愛用しているナイフを見て、これだ!と真似して購入したのが

 

ガーバー・イージーアウトレスキュー

 

写真を見ていただいてわかるとおり、サビサビのこの状態になるまでここ何年もずっと僕のPFDに装備されていました。実際はまだロープはしっかり切れます。ただ、可動部がちょっと硬くなってしまいました。

 

そろそろ新しいイージーアウトレスキューを買って交換しようかなと思っていたところ・・・残念ながらこれがまた日本でなかなか手に入らない。

 

イージーアウトレスキューの良かったところは、なんといってもPFDのポケットに収まるそのコンパクトさ。

 

この手のフォールディング式のレスキューナイフをどうしてもkayak55でお客様に販売できる状態にしたい。

 

そして、最初の話に戻るのですが(笑)

 

Palmの本国ページを見て欲しかったこのナイフを輸入元の高階救命器具さんにお願いして特別に仕入れさせていただきました。

 

Palmフォールディングレスキューナイフ

 

だいぶ遠回りしましたが、このナイフの話に戻ります!

 

カヤック用のレスキューナイフにおける条件として

 

◆ステンレスのブレード

 

◆波刃

 

◆先端が丸くなっている

 

この点が非常に重要です。

 

Palmフォールディングレスキューナイフはもちろんこの条件を満たしています。

 

波刃はロープ類が滑らないので切断しやすいのです。

 

食い込ませてグッと引くと・・・スパっ!

 

先端が丸くなっているので、万が一の沈の時に自分に絡んでしまったリューシュやロープ類を切断するような事態になった時にも自分の身体を傷つけにくいのです。

 

Palmフォールディングレスキューナイフのそのほかの特長としては・・・

 

握りの部分には滑り止め加工

 

ブレードを引き出しやすいようにツマミがついています

 

リューシュをつけるための穴も装備されています。

(※最初からついているロープは外してしまって伸縮するリューシュをつけるといいと思います)

 

なんといっても折りたたみ式でとてもコンパクトなのがいい。

畳んだ状態で全長はおよそ11cmです。

 

PFDのポケットに余裕をもって収まります。

 

ちなみにPalmフォールディングレスキューナイフはナイフホルダーにつけるパーツはついていないので、PFDのポケットに収納するのが前提となります。

 

使うことがないのが望まれるアイテムですが、必須のアイテムであるレスキューナイフ。もしまだお持ちでない方はご検討ください。

 

◆Palmフォールディングレスキューナイフの販売ページはコチラ


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