みんな大好き「くら寿司」で一番美味いのは・・・・
なんといっても・・・・
(寿司ネタじゃないんかい!)
いっこうに腹筋がうっすらとしか見えていないホエールです、こんにちわ!
(くら寿司・・・最高!笑)
さて、9月のカヤックフィッシングを振り返っていきます。
それは9月8日のことでした。
雑誌カヌーワールドのNさんから「ちょっと相談があるんだけど」という打診。
kayak55のお店にお越しいただいて、お話を伺ったところ・・・
カヌーワールドのホームページでRICOHのアクションカメラ「WG-M2」とのコラボ企画があって、ここにカヤックフィッシングの動画を入れたいので協力してくれないかとのことでした!
カヌーワールドさんには日頃からよくしていただいてるので、ぜひご協力させていただきたい!
ただ・・・Nさんからのご要望は
できればシーバスの実釣動画をWG-M2を使って9月中旬に撮影したいということです。
ここに懸念がありました。
カヤックからのデイゲームシーバスには一ヶ月早い・・・
一ヶ月後の10月中旬ならシーバスをパツレンしているところを撮影してもらえるのですが(汗)
特にここ数年、干潟のデイゲームシーバスの開幕が遅れ気味です。
数年前は10月の頭にはトップでパツレンできていたのですが、昨年などは10月上旬になっても渋く、最盛期が遅れてくる傾向があります。
とはいえ、締め切りは待ってはくれません。なんとしてもシーバスを釣らなければならないのです。
そして、ロケ日が決定しました。
9月17日(本番)
ここまでにプラをして、シーバスが釣れる場所を見つけなければアカン!
しかも、動画なのでどうしても背景がバッチリ写ります。つまり、秘密の小場所などは不可。ある程度、駐車場もしっかりあるようなメジャーポイントで釣らないといけません。
まずは・・・・
9月10日(プラ)
手近なところで、お膝元の湾奥干潟に繰り出してみました。
はっきり言って9月上旬の湾奥干潟デイゲームは期待度は限りなくゼロに近いですが、仕事前にチェックできるので、とりあえず行ってみます。
もちろん、この時期、他にカヤックアングラーは誰もいません・・・・
午前中いっぱい、ぐるっと回って、牡蠣殻の山の水没ポイントで居付きのワンヒットのみ。(しかもファイト中にバラす・・・・)
これはそうとう厳しい、ここでロケは無謀だな。
じゃあ、過去に9月に釣れてはいる聖地の様子を見に行こう。
9月12日(プラ)
しかし、この日は天候が予報より悪い!
北東の風が強い・・・聖地は浮ける状況ではありませんでした。
そこで、ぐるっと回って聖地の裏側を下ったエリアでカヤックを出してみました。
このポイント、最盛期はむしろ11月を過ぎてからなんだよなぁ〜
とはいえ、聖地付近はシーバスが一年中いないことはないはずなので、ぽつぽつでもヒットすれば、ここをロケ地にしようと思いました。
え〜っと・・
シーバス皆無!
一度だけ、ボトムについたバイブレーションにアタリがあったのですが、たぶんソゲです。
これはまいった・・・・
ロケはもう5日後なのです。
そして、もうプラには行けそうにないのです。
はたして、どこで浮こうか。
もはや残すは2箇所というイメージ。
会社に戻ってフェイスブックを見ていると、ちょうどそのうちの一箇所に通っているウノケンさんが書いていました。
「魚は山盛りいる、けど釣れない」
う〜ん、あまり良い状況ではないようです。
でも、魚がいるだけ可能性だけはあるでしょう。はっきりいって湾奥も聖地もまだ早すぎてほぼ魚がいない。
これは、ちょっと賭けになりますが、その場所に本番一発勝負で行ってみようと決めました。
そして迎えたロケ本番日
9月17日
この日はカヌーワールドN氏と一緒に浮き、外側からの画も撮影してもらいながらの釣りとなります。
泣いても笑っても、この日、最低でも1匹は釣らないと超マズイ!
もちろん動画撮影に使うカメラは!
なんと、今日は贅沢にも、このカメラの三台体勢で挑みます。
1カメ:N氏が手持ちで撮影
2カメ:いつもようにPFDの胸に一脚で挿して撮影
3カメ:カヤックのコンソールの蓋に設置して撮影
いろいろなアングルから撮影して、最終的には3分以内の動画にまとめるそうです。
いずれにしても、魚が釣れないことにはしゃーないのです!
釣るしかない!
今日はホエールが勝負カヤック「バイキングカヤック忍(ジ・O号)」
N氏は往年のオーシャンカヤック・マリブツーです。
マリブツー、久々に見たけど、めちゃかっこいいですね!
ホエールがカヤックフィッシングをタツノリ君と一緒に始める時、ターポン130Tとマリブツーでけっこう悩んだんですよね〜。
マリブツーの純正シートってサーフトゥサミットだったんですね〜
最近になってホエールもサーフトゥサミットのアウトフィッターシートを使っていますが、チープなのに座りやすくて漕ぎやすい、いいシートだと思います。
さあ、いよいよ緊張の取材釣行です。
今日は別の出艇場所から、「魚は山盛りいる、けど釣れない」という情報をいただいたウノケンさんも出ているはずです。
あとで沖で落ち合って、情報を共有していきたいと思います!
9月は台風連発、秋雨前線活発化でとにかく晴れた日が少なかった中で天候的には超恵まれた日となったと思います。
ただ・・・ちょっと晴れすぎかも(涙)
そう、最高気温は軽く30度を超え、完全に夏日だったのです。9月中旬のシーバス釣り的には良いとばかりは言えない天候かもしれません。
出艇してしばらく漕いでいくと・・・
いきなりのボイル!
単発ですが、時折、シーバスが尾びれを出して水面を割っています。
KFゴルゴで、トップをバシュっと飛ばしてバンバン撃っていきます!
ドキドキ・・・
ドキドキドキドキ・・・・
これは意外にイージーなんじゃないか?
そして!
不発(ガーン)
ノーバイト!
こ・・・これは・・・
ベイトが多すぎてルアーに見向きもしないパターンなのか!?
湾奥や聖地ではボイルが出て、そこにルアーを入れられればほぼ一撃ということが多いです。ただ、このポイントの傾向として「釣れないボイル」というのはオカッパリも含めてかなり有名な話。
ウノケンさんの言った通りだ・・・
「魚は山盛り、でも釣れない」
やばいかも・・・(汗)
その後も移動してはベイトが入ればキャスト、潮目があればキャストを繰り返していきます。
あっという間に出艇してから3時間が経過。トップ、ミノー、バイブレーションとローテーションしながら手がかりを探っていきますがノーバイトが続き、お手上げ状態。
時刻は9時を迎えます。
日は高く上り、灼熱の様相を呈してきました。
暑いし・・・・釣れないし・・・
それでも釣りの動作をしている分、ホエールはまだマシです。カヌーワールドN氏はずっとホエールにくっついてカメラを構えているわけです。これは、そうとうにきついですよ。
そして、ここで救世主が登場。
遠くに見覚えがある艇が!
漕いで行ってみると・・・
艇はスキマー128。その機動力を駆使して、そうとう広範囲を探っています。
状況を聞くと・・・
「魚は山盛り、でも釣れない」(笑)
とのこと!
やはり、同じ状況のようです。
ただ、ウノケンさんは、ここまでボイル打ちでトップにバイトはあったそうです。
少なくとも、ルアーに反応する個体が少しはいるということですね。それだけでもだいぶ勇気が出ましたよ!!
とはいえ・・・たまにどこかでバシュ!!という捕食音は聞こえるものの、視認できるボイルはほぼ落ち着いてしまいました。
さあ、どうする、この状況。
ウノケンさんに聞くと、やはり岸に近い方がベイトが多かったそうです。
ウノケンさん、いつもありがとうございます!
あと、前日夜にはこの場所を開拓したBUCHIさんからもいろいろアドバイスをいただいたのです。
刻一刻と日中の厳しい時間になっていくが、そこまでしてもらって今日、釣らないわけにはいかないでしょう!
よし、岸際を丹念に行ってみよう。
その前に・・・
殺気立って気合を入れるほどに空回りして釣れないもんだ。こんな時は・・・・
甘いもの食べてリラックスですよ、やっぱり。
うわー・・・・チョコが完全に溶けてベチョベチョだー(涙)
口にべったりとチョコをつけて、さあ、いくぞ!
一瞬、バイブレーションを続けてみた時間帯も作ったのですが、確信が持てなかった。
これだけ食いが悪い状況で食わせのルアーをひたすらに巻いてヒットを待つのは精神的にきつくなってくるものがありました。
水深的には3m近くあるわけで、通常ならバイブレーションで攻めるエリアではありますが・・・朝はボイルもあったぐらいなので魚がまだ浮いていることも考えられる。
暑くて集中力が途切れそうなので、好きな釣り方で集中していきます。
さあ、時刻は10時を回りました。
すでに4時間、なにも無い状況。
岸際に移動していくと、ベイトのもじりがちょっと感じられるピンポイントを発見!
シンキングミノーを5秒カウントダウンして、トゥイッチ&リトリーブで誘っていきます。まさに僕が好きな釣り方、これで釣れなきゃもうしょうがない。
そして・・・
ラブストーリーは突然に・・・・
奇跡といってもいいぐらいの一尾。
はっきり言って、ぜんぜん大きくないですが、涙がちょちょ切れそうになりました。
絶対に逃さない!
かつてないほどに慎重なファイトで寄せてきて・・・
Nさんの安堵の表情が全てを物語っていますね。
いやぁ〜マジで今日はだめかと思いました。小さいけど、最高の一尾でした!
この後、13時近くまで粘るもノーバイトでしたから!
午後から風が上がってきてしまったので、終了となりました。
ヒットルアーは!
トラッパールアーは、何か不思議な引きの強さを持っているのです。
特にカヤックでのシーバスフィッシングを想定し制作されたのがこのマンガン+。
やはり市販ルアーではなかなか作れない動きとカタチが、渋い時の一本をひねりだすキッカケとなるってことは多いのです。(このサイド面の広い面積と綺麗すぎないバタバタとするアクションがシーバスのスイッチを入れるのだ!)
ハンドメイドのため、なかなか生産がされないレアなルアーですが、次回生産があったらぜひ手に入れることを強くお勧めしたいです。
細身のシンキングミノーで釣れてる時はいいのですが、なにやってもだめな時、そういう「釣れない魚が釣れる」可能性を広げてくれるはずです。
いやぁ〜カヌーワールドNさん、苦戦しまくってスイマセンでした。でも灼熱の9月によく一匹出たと思います!
ちなみにこの模様はカヌーワールドNさんが動画にまとめてくれて、近いうちにカヌーワールドHP内の「カヌーワールド×WG-M2」特設サイトに掲載されると思います。
ウノケンさん、buchiさん、そしてトラッパールアーを作ったtatsuoさんの存在があったからこその一尾。
今日の釣果は一人で釣ったものじゃない。
だからこそ、小さくても嬉しいのだ!
今日遊んでくれた海と魚と仲間に・・・感謝!
で・・・終わらないです。
カヌーワールドNさんから翌日、メールで・・・
<カヌーワールドNさんからのメール(抜粋)>
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昨日はお疲れさまでした!シーバスについては今回は十分です。
24日にもう一回撮影行きましょう!
シーバス以外で、晴れれば透明度の高い海で撮影したいと思います。魚種はお任せしますね。
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うわーー次なる司令が!
次はシーバス以外か〜さあ、どうする、ホエール!
やるしかないでしょー!
〜カヌーワールドロケ・青物編に続く〜