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Channel: TEAM N.W カヤックフィッシング(kayak55公式ブログ)
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ファルトでGO!

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ホエールです。

 

昨日のブログでご報告した金曜日の静岡出張の前日、前入りしてカヤックフィッシングしてきました!

 

結果は・・・・ノーフィッシュ!ですが、いろいろ今年の計画も絡めての釣行となったのでレポートしておきたいと思います。

 

今回のカヤックフィッシングは、ファルトボートで出てみたのです。

 

ファルトボートとは、フォールディングカヤックとも呼ばれる組み立て式のカヤックのこと。

 

僕はちょうど10年ぐらい前にガッツリとこのファルトボートにハマって、かなり使っていた時期がありましたが、徐々にファルトボートを出さなくなってしまっておりました。

 

ただ、ここに来てカヤックフィッシングの認知度が上がって、ファルトへのお問い合わせもまた多くなってきました。

 

そうなんです、やはり集合住宅の方は現実的に保管場所問題でシットオンが所有できないことが多く、そうなった時の選択肢のひとつがファルトだからです。

 

保管場所の問題でシットオンが所有できない方がカヤックフィッシングをするときに選択肢となるのは

 

◆分割式シットオントップカヤック

◆インフレータブルカヤック

◆ファルトボート

 

となってくるわけですが、僕のあくまでも個人的な見解としてのイチオシはファルトボートです。

 

もちろん分割式シットオン、インフレータブル、ファルトボート、それぞれの艇の特性にあったフィールドでのご使用であればまったく問題ないです。どういうことかというと、安全にちゃんと行って帰ってこれる範囲内で遊べればどれを使ってもOKなわけです。

 

分割式シットオンはリジットとしての剛性のメリットはあります。しかし、今のところラインナップを見るとどうしても全長が極端に短くなる点から、やはりあまり行動範囲は大きく取れない点と、荒れると怖い点があります。

 

インフレータブルはあまりにもモノによって違っていて一概には言えないですが、走破性の高いモデルは十分使えると思います。ただ、全体がエアーという点とキールラインがしっかり出ていないので(場合によってはスターンのフィンだけに頼った構造)、やはり風に流されやすい点が上げられます。

 

ファルトボートも船体が軽く風には弱い点はありますが、ファルトボートは全長が長いモデルが選べるフレームを組むのでしっかりとしたキールラインが出て航行性能に優れているという点、そしてカヤックらしいデザインで操作性が優れているからです。カヤックの様々なパドリングテクニックが使える。ということは、荒れた時などに乗り切れる可能性が高いということです。

 

僕はやはりシットオントップがメインではありますが、あらためて2022年はファルトボートでのカヤックフィッシングにも取り組んで、いまいちど艤装など新しく提案をしていければと思っています。

 

今、計画しているのは、フジタカヌーのアルピナ2 430EXをベースに、必須の安全装備・あった方がいいパーツ、カヤックフィッシングに使いやすい艤装パーツをセットでご用意した

 

フジタカヌー・アルピナ2 430EX 55フィッシング仕様(仮名)

 

そのためには机上の空論ではいけないんです。フィールドで使いながら、ご用意するパーツをいろいろ検討していきたいと思っています。

 

ということで今回はファルトを持ち込んでみたわけですね。

 

ファルトで本格的なカヤックフィッシングをしようと思ったら、やはりタンデム艇を一人で運用することになります。(シーカヤック的なファルトボートで釣りをしてももちろんいいのですが、やはり魚探やロッドホルダー、クーラーなどが置けないので)

 

ファルトのタンデム艇をフィッシングで使うと問題があって、シットインタイプのカヤックをコクピットを開口した状態で乗ることになります。シットオンと違ってスカッパーホールがないので、波をかぶればコクピット内に溜まってしまうし、もしも沈をしたら艇内部にどっぷりと水が溜まってしまって危険なのです。だから相応の安全装備を用意しておかなければいけないのです。

 

フジタカヌー・アルピナ2 430EXを組みます!

艇名は「逆境こそがチャンスだぜ!ピンキージョーンズ号」です(長い・・・)

 

組み立てという手間が必要になるのはファルトのデメリットですが、僕はどんどんカヤックになっていく感じが好きなので、ぜんぜん苦ではないんですよね。組み立てから楽しめるかどうかはけっこうファルトの大きなポイントだと思います。慣れれば、15〜20分あればサイドのエアー入れまで終了です。

 

絶対的に必須の安全装備として

 

艇内部に水が溜まってしまった場合のビルジポンプ

 

バウ側、スターン側に浮力体

以前、落水〜再乗艇の実験をしましたがサイドにもエアーが入っていて、かつ浮力体まで用意すれば完沈することは絶対にありません。

 

パドルフロートも準備

再乗艇のお助けアイテムとしてだけでなく、もしもの再乗艇した後にファルトの場合は排水の作業もあるので、その時も安定させることができます。

 

フラッグ

今回、フラッグはモンベルのオンデッキシーフラッグを使いました。もちろんこれでいいのですが、正直言うと海ではもうちょい長くて旗が大きい55フラッグを使いたい。ここは今後ちょっと考えてみます。

 

がしかし・・・なかなかに荒れてしまってます

 

予報では朝は凪いでいるはずなのですが、いっこうに風がやみません。

 

現在は北の風、午後には南に変わる予報なのでぜったいに凪ぐ時間帯が来るはずなので風待ちします。

 

8時になっても変わらず・・・

 

9時になっても変わらず・・・

 

昼前になってようやく落ち着いてきました!

 

いける!

 

午後の南風が吹き出すタイミングで撤収します。少なくとも3時間、風の吹き出しが遅ければ4時間ぐらいは浮けるはずだ。

 

GO!

 

使っているパドルはカジノハイブリッド。忍では僕はいま219cmで漕いでいますが、座位置が低いファルトだとぴったりつけた215cmでじゅうぶんブレードが入ります。

 

出た当初はまだラフだった海況ですが、アルピナ2はぐんぐん進みます。速いよ、このカヤックは。

 

ただし、やっぱり風の中で釣りをすると艇が回されやすい&艇が流される速度も速い。

ここはファルトの宿命だと思います。

 

その後は一気に凪いできて、漕いでは落とし、漕いでは落とし、ジグをいろいろ変えていくも何ごともなし・・・・

 

魚探反応もぜんぜん出ないし!

 

釣りの上ではまったく書いておくべきこともなく時間だけが進んでいく。

 

ちなみに、今日魚探は足の間にただ置いているだけです(笑)

ファルトでのマウントにぴったりなマルチプレートはアルピナ2 55フィッシング仕様では必須だな。

 

そうそう、ファルトの場合は振動子はめちゃくちゃ楽です。

 

艇内に一部水を少しためて、フレームと外皮の間に振動子を挟むだけ

 

これで今回は70mぐらいまでしかいきませんでしたが、余裕でTD04振動子で捉えていました。

 

正直、僕はコレでいいんですが・・・・たぶんアルピナ2 55フィッシング仕様ではステー化が簡単にできる構造にしないといけないのかも!?

 

そしてなにごとも起こらずに15時、南風が吹き出してそろそろ上がろうかなと思った時・・・

 

食ったー!

 

最後の最後で食ったよ〜あまり重くないけど、イナダか!?

 

魚探反応があまりにも薄いのでボトム中心にやっていましたが、この時、中層になにかが写ったのでメタルエフェクトステイフォール40gのスーパー速巻きで通してきたらヒットしました。

 

ヒットルアーはメタルエフェクトステイフォール40g喰わせカタクチ。

40gは細身で小さくて、マジでこれ、ほとんど餌です。

 

かなり上まで上げてきたのですが・・・・

 

バレたー(ガーン)

_| ̄|○

 

いや〜これはきつい。最後の最後でヒットしてこれか・・・・

 

腕、足らずでした。次回がんばります!

 

でも、これはひとつまた僕の釣りで武器ができた。

 

メタルエフェクトステイフォール60gは年末の釣りでハーフピッチが釣れるという手応えを得ました。

 

今日はこのメタルエフェクトステイフォール40gの中層スーパー早巻き。これは、きっと今年のいいシーズン爆発するんじゃないかなという手応えがありましたよ。

 

そして、今回もっとも手応えを感じたのはやはりアルピナ2 430EXはとてもいい艇だということです。

 

ラフな水面でも向かい風に負けないパドリングができる

 

凪いでいれば時速6km台後半〜7kmで引っ張れるスピード

 

なんといっても4.3mとは思えないほどの回転性能は素晴らしいです。

(回転性能でいえば14ft級のシットオンではどのモデルも太刀打ちできないと思います)

 

タンデムファルトの中ではデッキの高さが低くて釣りがしやすい点もGOODです。

 

ダメだった釣行でも現場で漕いでいれば必ず得るものはありますね。

 

フジタカヌー・アルピナ2 430EX 55フィッシング仕様は、もうちょっと現場でカヤックフィッシングを展開しながら艤装内容を練っていきたいと思います。

 

置き場所や車載の問題でシットオンの所有が厳しい方がカヤックフィッシングを始める際にこれはいいなと思ってもらえる内容にしていきたいですね!

 

で、バラした傷心のまま片付け・・・組むよりずっと楽です。

 

ちなみに、画像に写っているロアストリンガーは必須だと思っています。これはフジタカヌー・アルピナ2 430EX 55フィッシング仕様では標準装備にしたいトコロ。

(ロアストリンガーはボトムに2本フレームを追加することでボトムのラウンドをしっかり出し航行性能・剛性も高まるパーツ)

 

今日遊んでくれた海と魚に・・・・感謝!


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