〜昨日からのつづき〜
アトール田中さん関東遠征。
初日のバシフナカヤックシーバスは・・・予報外れて強風でイマイチな結果に・・・
そして迎えた2日目
この日はさらに強風予報!(ガーン)
バシフナの海では浮けないことは確定。
そこで!
北東の風裏になる内房の某所なら午後だけは浮けそうだという判断をして、赴くことにしました。
田中さんの遠征はこの日が最終日。
この午後がラストチャンスです!
当日は木曜日でkayak55定休日のため今日はチャン松君も一緒に出撃します。
昼に現地集合してみると、うん、確かにまだ吹いているけどなんとか浮けそうだ。そしてこれから徐々に凪いでくる予報だし、イケる!
そうなれば、急いで用意していかねばなりません。
なにせ、この時期は日の入りが早い。
安全を考えると日没の30分以上前に余裕を持って着岸していなければならないので、昼からの釣りだとあっという間に終わってしまうのです。
アトール田中さんはネイティブのスレイヤープロペル12LT
宿泊しているのはバシフナの近く・・・だいぶ遠くまで来ていただきました。
この場所はスーパーシャローであるバシフナと違って、メインの水深が5m〜6mぐらいのポイントとなります。
狙える魚種は主にシーバス、ヒラメ。他に可能性があるのはタチウオ、サゴシというところでしょうか。そういえば過去には良型の黒鯛も釣れたこともありました。
もちろんボイルが出てトップ、中層の反応にミノーで釣れることもありますが、5m前後を上から下までくまなく探る上でメインとなるのはバイブレーションになります。
せっかくアトール田中さんが遠征にお越しになっているのだから、アトールルアーを使いたいけど・・・アトールにはスピンテールはあるけどバイブレーションはないんだよな〜と思っていたら!
なんと!
来春の新作で鉄板バイブレーションが出るそうな!
今日はこの鉄板バイブレーションのプロトタイプをお借りすることになりました。よし、今日はこのルアーメインで投げていくぞ!
まだ名前は決まっていないらしいですが、来年そうそうには発売になるそうです。
出撃!
今日はホエール&チャン松君、ふたりともバイキング・忍です。
やっぱりちょいラフな状況下でもしっかり安定してくれて釣りがしやすい。
出艇してすぐに、魚探にいい反応が!
これはいきなり釣れちゃうのではないか?
なんて甘くはなく・・・
けっこうベイトが映るのにアタリがない。
フィッシュイーターはいずこに。
僕と田中さんはどんどん風下に流されながら広く探っていきます。
チャン松君は出艇場所前の反応がどうにも気になるということで、居残るようです。
これ、どっちがいいか迷うトコなんですよね〜
それにしても、このアトールの新作鉄板バイブは良いです!
ウエイトはたぶん25gぐらい?
KFゴルゴで振り切ってバキューンと遠投しやすいウエイトです。
5mちょいのボトムを取るのに10秒弱ぐらいでしょうか。ボトム取りの感度もいいです。
ただ巻きではかなり強いブリブリを感じることができて、カヤック向きだと思います。やっぱりカヤックはどんどこ流されながら、どちらかというとやる気がある魚を拾っていく釣りなので、強めの泳ぎでのサーチ能力は必要です。
もちろん場合によっては食わせの微波動系は必要。そんな時はアトールで言えばJJシャクラを投入するといいと思います。
ブリブリ強めの泳ぎは使用感度もいい。今、ルアーがどこらへんにあるのか、どこらへんのレンジまで上がってきてるのかもわかりやすい。
そして、この日に数時間使ってみて感じた、このアトールの新作鉄板バイブの最大の特長は!
シャクってもテーリングしにくい
これにつきます!
リフト&フォールはもちろんジギングのようなワンピッチのシャクリでさえエビにならずに戻ってくる。バイブレーションでこんなことが可能なのか・・・アトールルアーおそるべしです。
正直な感想として、これは、これまで僕が使ってきたバイブレーションの中でも最もエビになりくいと言っていいと思います。
あくまでも個人的な趣向ですが、僕はロッドを動かして釣るのが好きなので、ふだんジャークでテーリングしてしまうバイブレーションはほぼ使わないシーバスゲームをしています。これはまさに僕の釣りを広げてくれる、僕にぴったりな鉄板バイブです!
どんだけ激しくシャクってもダイジョブかは、またあらためて動画にして紹介したいと思いますが、当日は激しく弾いてしまった時だけ2回ぐらいエビりましたが、それ以外はテーリング皆無でした。ほんとにスゴイと思う。
発売されたら、シーバスはもちろんフラットフィッシュや根魚、ジグでは重すぎる浅場の青物などでもスゴイ戦力になってくれそうな予感がします。
さて・・・・
ルアーは最高なのですが・・・
なかなか釣れてくれません。
田中さんの方もアタリがないようです。
ヤバイ・・・ガイド失敗の予感がひしひしと
出艇場所前ではいいベイト反応が見えていたのですが、離れるごとに反応が薄くなり、ついには魚探には何も映らない時間が増えてきた。
とにかく釣れそうな反応を探して移動しながらひたすらに釣っていくしかない!
なんとなく第六感で?今まで流していたラインよりちょい沖のラインに移動。
ここでついに捉えた!!
爆裂ベイト反応!
水深5mちょい。3mから下にずっと帯で強烈な反応が続いています。
しかもかなり広範囲に渡って反応が出つづけている。これは、このエリアで粘るしかない。
田中さんと二人でキャストを続けていく。
鉄板バイブでボトムを取って、1シャクリ&ハンドル2回転でかなり速めに上げてきたその時!!
ヒット!
かかった瞬間、シーバスではないと感じるファイト。タチウオきたか!?いや・・・ヒラメっぽいぞ!
上がってきたのは〜
ヒラメ43cm!
ルアーはもちろんアトールの新作鉄板バイブ!
それにしても、この鉄板バイブはいい。1つのルアーで遅巻き、早巻き、リフト&フォールから、ワンピッチのようなシャクリまで使えるのが強い。しかもそれを一回のキャストでコンビネーションさせて織り交ぜ技で使えば無限大の可能性を感じる。早く発売して欲しい!
43cmというサイズはキープするかどうか微妙〜なラインですが、リリースします!
ありがとう!!
この一枚を得るまでにそうとうに時間がかかりました。すでに14時近い時刻。残す時間はあと2時間しかない。
さらに、なんとなくシーバスのまとまった群れの気配を感じないのです。
このベイト反応にはさすがにフィッシュイーターがついていた。やっぱり魚探の反応を叩くというのは間違っていないのだ。
これをやり続けるしかない!!
ボトムから上2mぐらいにびっしりに映るベイト反応をなるべく外れないように追いかけてはキャストを入れていく。
そして、ベイト反応+潮目というシーバスが釣れそうなシチュエーションが発生!
今度はシーバスを釣るために、カウント5秒フォールさせて、シャクらずにガーッと早巻きでベイト反応の上ぎりぎりぐらいを通してみます。
食ったー!
食った時は中層早巻きなのでシーバスだと思いました・・・・
が!
なんとファイト中に見える影は・・・またもやヒラメ!
中層でヒラメ・・・シャクリでも釣れて巻きでも釣れて、このルアーはホントにヤバイかも。
ただ、お借りしたルアーはバーブレスフックなのでバラシだけ気をつけなければ。田中さんは常にすべてのルアーでバーブレスなんですよ、さすがですよね。
テンションさえ緩めなければ大丈夫!
獲った!
でかい!
計測したところ、60cmジャストちょいでした。
このヒラメはキープして美味しくいただくことにします。
ヒラメ60UP獲ったどー!
(帰りがけにチャン松君に撮ってもらった写真)
アトールの新作バイブはヒラメキラーだ。
もう確定しました、このルアー発売されたら全色買います(笑)
さあ時刻は14時30分を回ってきました。残り時間は1時間ちょいでしょう。
引き続き、このエリア付近でキャストを続けます。
それにしてもシーバスが釣れない。ボートシーバス船も一回近くでやってましたがすぐに見切って移動していってしまいました。
シーバスはダメかも・・・
なんて思っていたら!
田中さんがファイトしているではないか!急行します。
おおぉー!田中さんシーバスget!
もちろんヒットルアーは新作鉄板バイブ。
はっきり言って、今日はシーバス厳しいかと思っていました。さすがです!
なにがすごいかって、田中さんはやりきるトコがすごいです。これまでも何度かカヤックフィッシングをご一緒していますが、釣れている時も釣れていない時も変わらず淡々と常に集中力を持ってやりきっている印象がありました。
それだけ、自身が作ったルアーでやり続ければ必ず釣れるという自信と信頼があるのだと思います。そして実際に釣る。
信念を持ってやり続けることって、ルアーフィッシングで一番大切なトコだと思うのです。
田中さんの釣果にヒントを得て、僕もシーバスを狙い続けます。
潮目に向かってキャストしてカウント5秒ちょいからロッドで跳ね上げながら斜め上に巻いてきたら・・・
食ったー!
シーバスだー!
このでかい顔は70アップいったでしょう!?
いや・・・実際は67cmでした〜
長さはないけどゴン太のいいシーバスでした。
ヒットルアーはこれまたアトールの新作鉄板バイブ。ヒラメのみならずシーバスもきっちり釣れます。
ようやくノッてきたというのに、時刻は15時半を回ってしまいました。もうそろそろ着岸に向けて漕ぎ出さないと!と、帰り支度をしていたら・・・
鳥山発生!
ええ〜この時間帯からですか〜!
帰着のパドリングはおそらく20分でいける。よし、10分だけ延長しよう。
この鳥山で起こるか、ビッグサイズ連発のドラマが!
鳥の高さからシーバスは水面付近にいそう。鉄板バイブを着水してすぐにロッドを立てて水面直下を高速リトリーブ・・・
ヒット!
か・・・軽い〜・・・
残念ながら鳥山の正体はセイゴの群れでした・・・
終了!(笑)
田中さん、2日間おつかれさまでした!
2日とも風に泣かされましたが、なんとかゲームが成立できてよかったです。
そして、新作の鉄板バイブのあまりのすごさに感動しました。
あ・・・そういえばチャン松君は!?
僕らと反対方向に行って・・・まったくノーバイトだったそうな(泣)こればかりは運ですな〜
田中さんがベイト山盛りの方に行ってよかったです!
(ベイトの反応の割にはたくさんは釣れなかったけど)
今日遊んでくれた海と魚に・・・感謝!
【おまけ】
獲物一匹ゴミ一個運動して・・・
田中さんを、ラーメン山岡家に拉致しました(笑)