今年はバスとブルーギルはフライ&テンカラで楽しみました。結果はあまり釣れなかったですが(ギルは爆釣)、自作の簡単フライ「バシフナバグ」でバスを釣り上げることができ、ますます可能性を感じてしまいました。
そして秋はカヤック・フライフィッシングでシーバス!
をひとつのテーマとしていこうと目論んでいたのに、台風続き、荒れ続きでスタートが大幅に遅れてしまいました。11月からの一ヶ月がシャローシーバスは勝負だと思って、取り組んでみたいと思います。
今、その下準備をしています。簡単シーバス用トップウォーターフライ
バシフナポップ量産中
ほんとに釣れるかは・・・分かりません(笑)
なにごともトライ&エラー、やってみましょう!
さて!
今回はルアーのキャスティングゲームです。
秋のカヤック・タチウオ
に行ってきました。
タチウオって本当に神出鬼没のターゲット。いる時はいるし、翌日になるとすっかり群れ自体が消え失せている・・・なんてことはザラ。
私ホエールはカヤックをやる前は東京湾の神奈川側での陸っぱり、そして遊漁船ではタチウオはけっこうやっていました。
しかし、カヤックからなかなか逢えないターゲットだったのです。
ところが今年はなんだか東京湾でタチウオが湧いているらしい。たしかにインスタを見ても陸っぱりからいろいろな方が爆釣しています。
これなら・・・カヤックからいけそうではないかと思っていました。
ネックだったのは台風19号によってその状況が変わってしまったのではないかという点でした。こればかりは行ってみなければわからない。
もともと一人で釣行予定を入れていた10月21日。前日にkayak55のお店にご来店いただいたブログ「陽気にカヤックフィッシング」のコロニャーさんもちょうど釣行予定とのことで、急遽、一緒にカヤック・タチウオに出撃することになったのです。
コロニャーさんはバイブレーション「通称・コロバイブ」を自作されています。
1ついただいてしまいました!
コロニャーさんは昔からのベテランカヤックアングラーさんで、昔はよくご一緒させていただいていました。以前、伊豆でご一緒させていただいた時、コロニャーさんが釣り上げたホウボウをカヤックの上で締めたら、その血におびき寄せられたシュモクザメに囲まれてキモを冷やした・・・なんてこともありましたね。僕とコロニャーさんは無言のままお互いに目配せをして、同時に足をカヤックに入れて、そーっとパドリングしてその海域を離脱しました。阿吽の呼吸でしたね(笑)
僕も結婚して子供ができて、おかげさまでkayak55のお店も忙しく・・・さすがに独身の時のようなカヤックフィッシングへのフットワークの軽さがなくなってしまっています。(今はその限られた時間の釣行に集中することを楽しんでいますが)
そうなると、土日に皆さんの釣りに合流!とかがなかなかできなくなっていて、自分のカヤックフィッシングは現状、平日の仕事前朝練とかがメインになって、ほぼ単独釣行になっています。
ひとりでプカンと浮かぶ、あの心許ない感じ・・・単独釣行での海の上の空間って完全なる孤独です。現代社会ではなかなか味わえない貴重な孤独感。それもまたカヤックフィッシングの魅力でもあります。
でも、仲間と浮くカヤックフィッシングは楽しい時間を共有できるというまた別の素晴らしい魅力があります。みんなでワイワイとカヤックフィッシングの開拓をしていた、あの頃のカンジ。それはとても懐かしくもあり、とても大切なものです。
だからこそ、久々のコロニャーさんとの久々の釣り、楽しみです!
10月21日朝、日の出の出艇を前に浜で艇を準備していく。
コロニャーさんはホビー・アウトバック。
僕はバイキングカヤック・プロフィッシュ45 キュベレイ号。
自然相手の趣味ですから、釣果は期待を上回ることもあれば、まったく空振りに終わることだってあります。でも、この出艇前の時点ではどちらに転ぶか、まったくわからない点がいい。
まさにこれから!っていうのが・・・いい!
この時間の高揚感はなにものにも替えがたいのです。
前述の通り、タチウオは水モノ。もしタチウオの群れがもし消え去っていたらどうしょもないのです。その時はボトムの釣りに切り替えてヒラメ、もしくは浅場でシーバスを狙いましょう。
コロニャーさんはルアーも自作ですが、竿まで自作。ルアーをキャスティングできる和竿です。
せっかくの趣味の世界、ここまで突き詰めていきたいもんですよね。
朝日を浴びてGO!
少し移動して数投目、水深5mに蛇行した反応。ザバイブでなめてみると・・・
なんと、いきなりのヒット!
上がってきたのは指3本ちょいのタチウオ。
いきなりの本命ゲット・・・まさかこんなにうまくいくとは!
タックルはKFゴルゴ、リールはアブ・アンバサダー4601Cガンナー、ルアーはアトール・ザバイブ。お気に入りの道具で遊べる幸せよ。
少し前まで使っていたアブ・アンバサダーUC4601C DUAL2DEAL2を最近使っていませんね!?って聞かれることがあるのですが、今でもとても気に入っているリールではあるのです。まだまだ使えるUC4601C DUAL2DEAL2は家に3台もあります。
でも、アンバサダー4601CガンナーはSAWAFUJIさん、FURAIBOUさん、GAOさんの3人の方から去年一昨年で計3台もお古をいただいたのです。人からいただいたリールはやっぱり思い入れがより入ります。ということで、今はアンバサダー4601Cガンナーの3台を、ローテーションしながら使わせてもらっています。
そして、僕のすぐ前で浮いていたコロニャーさんにもヒット!
今日はタチウオ・デーだ!
なに、この出来すぎなスタートは!?この海には久しぶりに浮くのですが、どうやら暖かく迎えてくれたようです。この秋〜冬はコノシロゲームのランカーシーバス狙いの釣りで、この場所にはまた通う予定です。その時もどうぞよろしく!
さらに、指4本クラスがきた!と思ってファイトしたら途中から横走りをしておかしいなと思ったら・・・
イナダもヒット
鉄板バイブってなんでも釣れるなぁ〜。
この場所は水深3〜8mぐらいがメイン。マゴチ・ヒラメからシーバス、タチウオ、青物などをリトリーブやジャークを変えれば1本で狙うことが可能になる25gのザバイブはとても使い勝手がいいです。
その場所ではアタリが止まり、ここで一旦、コロニャーさんと別れて単独で大移動してみます。実はちょっと今後のシーバス釣りの参考までにコノシロの群れも探しておきたかったのです。しかし、コノシロは見つからず。
タチウオ釣りに集中することにしてみますが、朝イチ、水深5mで釣れたのでそのレンジにこだわりすぎました・・・
移動先でバイトがほとんどもらえず、かろうじて3〜4本追加。
沖のほうにコロニャーさんが見えたので、近づいていって状況を聞くと・・・
「ホエールくん、7mラインだよ、もう30本ぐらい釣ったよ」
ええーーー!30本〜!
僕まだ4〜5本ですよ・・・(涙)
すごすぎる!
ここから、コロニャーさんの釣れた水深を参考に、7〜8mを中心に流しだしてからが最高でした・・・
連発です!
鉄板バイブレーションのリトリーブスピードも分かってきました。やっぱり釣れなければその釣りの本質は分かってきません。たくさん釣ることでだんだん見えてきます。
今日に限ってかもしれませんが、ジャークを入れると食わないのです。鉄板でボトムを取ってからミディアムファストぐらいのけっこう速めのストレートリトリーブがよかった。(どうも食うのはけっこう上の方みたいなのでボトムをとらなくてもよかったかも)
ちなみに・・・
コロニャーさんは僕の3倍のペースで釣り上げるのです!
こればかりは腕という他ないです。
タチウオ釣りって、遊漁船でもそうですが、腕の差が顕著に出る釣りですよね。僕は正直、バラしまくりでした。
コロニャーさんはさきほど紹介したバルサ製バイブレーション「コロバイブ」を使っています。これがまたリアクション系の鉄板バイブとは違う、弱った魚を演出するような動きなんです。それも当たってましたね〜
コロニャーさんは途中から全てリリース。
僕も嫁と2人では食べきれないので、途中からリリースしていきました。
ザバイブの色はどうやら関係ないみたい
それよりもリトリーブスピードが大切だったな〜という感じ。
とにかく僕はバイトがあっても乗らない、ヒットしてもバラす・・・これが多かった。もしかすると本気で数を稼ごうと思うと、もう少しティップが柔らかいロッドがいいのかもしれません。
いや・・・それは言い訳・・・腕だな(笑)
僕は駿河湾で浮く時とか、タチウオを探してみたことが何度かあるのですが、魚探にほとんどとらえることができず難しいな〜という印象だったのですが、今回のような10m以内の浅場の釣りだと魚探でバッチリ捉えていました。魚探になんの反応もない場所ではやはり食わなかったです。
釣れている時はだいたいこんな感じの反応が出てます
今回、惜しむらくは動画カメラのレンズが曇ってしまっているコト・・・YOUTUBE動画にもしたいのですが、ちょっと厳しいかも!?
後半に釣れたこの一尾が指4本ぐらいででかかった!
最後はコロニャーさんからいただいたコロバイブでなんとか1本釣りたくてがんばったのですが・・・
僕がコロバイブで1本釣ったら上がりましょうということになったのに、釣れない!
これはコロバイブが悪いわけではないのです。現にコロニャーさんはコロバイブでこの日、爆釣しています。
ゆらゆら系の動きのバルサバイブ、僕は使い慣れたブリブリ系の鉄板バイブからの切り替えがうまくできなかった。
しかし、最後に!
コロバイブについに食わせた!
が・・・艇の横でバラす(涙)
これにて12時なので終了!
無事着岸!
終わってみれば・・・
コロニャーさん午前中だけでなんと44匹!
(持ち帰り以外は全てリリース)
僕は適当ですが、たぶん15匹ぐらいでした。
つまり、トリプルスコア!
いや〜腕の差が顕著に出ましたね。これもまたコラボ釣行ならではです。もし今日一人で浮いていたら15匹、爆釣だよな〜ウヒヒヒ!で終わってしまっていたところです。うまくやれば40匹以上釣れた日だった。それがわかるのも同じ条件で一緒に釣行している方がいるから。
やっぱり複数名でのカヤックフィッシングはより経験値が高まります。
まあ、15匹でも十分すぎる釣果に満足です!
まさかこんなに本命が釣れるとは思っていませんでした。珠玉の一日になりました。
カヤックフィッシングは、続けていれば、必ずたまにこういう爆釣に遭遇することがあります。だからこそ夢があるし、やり続ける価値がある趣味だと思います。
【おまけ】
獲物一匹ゴミ一個運動
今日はさすがにコロニャーさんは44個のゴミは難しいので(笑)目につくゴミを拾いました。
僕は釣果が少なかったので15個きっちりと(ちょっと悲しい・・・)
そして、家に帰ってからがまたお楽しみ!
今回、僕は釣れたうちの6匹ぐらいを持ち帰りました。まだホエールJrは離乳食なので夫婦ふたりでとなるとそれでも多すぎるぐらいでした。
この時期のタチウオ、かなり脂が乗ってましたよ〜
適当にぶつ切りにし
大名おろしにし
皮付きで細切りにした刺し身に
皮をひいて刺し身に
細かく刻んでにんにく、生姜、ネギ、味噌でなめろうに
オーソドックスに塩焼きに
あと、写真を撮り忘れてしまったのですが、キノコとバターともやしでホイル焼きにして、仕上げに昆布ポン酢!これも美味かったです。
そして、なんといってもスーパー激ウマだったのが・・・コロニャーさんから教えてもらった調理法。
骨をきっちり取って小麦粉をまぶして焼き、スーパーで売っているうなぎのタレで仕上げる
蒲焼き!最高すぎでした!
まるでウナギのような食感。皮の感じがまたいいのです。
ちょっと花椒を振るとまた違った印象になって、これまた美味い。
いや〜蒲焼きかなりオススメかもしれません。ほんと、これは僕的には新発見でした。
家族から好評な釣りモノって、釣りに行く罪悪感(!?)が少し中和されて精神的にもいいですね!(笑)
今日遊んでくれた海と魚と仲間に・・・感謝!