先日ご来店いただいたgaoさんからの差し入れ
キリン・ゼロイチ
(gaoさん、ありがとうございます)
初めて飲みましたが・・・美味い!
Kayak55のテレビで花咲徳栄と広陵の試合を見ながらグビグビと・・・
ん・・・!?
一番搾りの味がするー!
ひょっとしたら、これ今まで飲んだノンアルの中でもっとも美味いかも!
やっぱり甲子園はビール飲みながら観戦に限るなぁ〜ホエールです、こんにちわ!
って、仕事しろ!
(ノンアルだから許して!)
埼玉県勢、初の夏制覇、おめでとうございます。埼玉県民として誇らしい。
そして、花咲徳栄・清水くんの今後に期待しちゃいます。
さて!今日の話題です。
カヤックフィッシングをしていると、よく「釣れるでしょ?」と言われるのですが、正直、毎回良い釣りができるわけじゃないです。(もちろん毎回のようにすごい釣果を出すカヤックアングラーの方もいます!)
ただ、海に出れれば、本命ではないにしてもなにかしらは釣れて、完全なるボウズというのもあまりないです。それだけでも十分カヤックフィッシングはすごいと思うのですが・・・
そうやって本命がなかなか釣れずに厳しい釣果が続くことも多い中、それでも諦めずにカヤックフィッシングを週1〜2回、コンスタントにやっていると、僕の場合、だいたい毎年1〜2回ぐらい自分にとって一生忘れないようなドラマチックな魚との出会いがあります。
例えば
一昨年だと91cmのシーバス
昨年だと76cmのヒラメとか50アップのバスとか
こんな感じで、カヤックフィッシングを始める前には会うことができなかった、自分にとっては信じられないようなドラマが起こります。
だからもしカヤックフィッシングを始めて、いまいち結果がついてこない人もぜひ諦めないで欲しいと思うのです。
ふだんあまり釣れない僕でさえ、続けていれば、たまにドラマチックなことが起こっているから。
カヤックフィッシング、もちろん安全第一で浮ける日だけになりますが、浮ける日を逃さずにフィールドに出てやり続けていれば、いつか必ずなにかが起こります!
今回もそんなドラマが起こった一日の思い出です・・・
出撃!
この日は、昼前から一気に南風が強くなる予報。
日の出から午前11時頃までの勝負です。
夏場には多い、午前ベタ凪、午後南の強風というパターン。しかも一気に吹いてくることが多いのも特徴。粘りすぎは危ないのです。
カヤックはバイキングカヤック・忍(ジ・0号)。
魚探はガーミン55DV、ロッドはKFゴルゴ、リールはアブ・アンバサダー4601C、ラインはPE1号にリーダーはシーガーエース3号。
最新鋭のガーミン魚探、使いこなすことはできていないですが、高周波と低周波の違いなど、見かたは少しづつ分かってきました。
朝の海の上からの空気感・・・なんて最高なんだ。
この静かな時間、そしてこれからの釣りへの期待(と不安!?笑)、高揚感・・・この朝の時間はホント最高だと思う。これだけで、カヤックフィッシングをしている価値があると思います。
出艇してすぐのところで朝からベイト反応が出まくっています。
すかさず最近は自分にとって使いやすいと思っているアトールのコノハBを落として、ガンガンしゃくると・・・
いきなりヒット!
か・・・軽い・・・
あがってきたのは小さいオオモンハタ
もちろんリリース!
ぜひ50cmオーバーになって、再び僕のジグに食ってきて欲しい!
コノハBは62gなのであまり深い場所には向きませんが、軽さとフロントヘビーでボディが薄いフォルムも相まってシャクってて疲れないのがいいです。
朝イチは魚探への反応もすごいですが、この日は日が上がってからはベイトがぐわっと浮いて、表層の反応もすごかったです。
この水面のざわつき、全て小サバです。
ジグを落とすと、その小サバが食ってきてしまう。
さすがにこれはお持ち帰りもできない・・・
魚探の反応には、どうやら大きい魚もいるように映るんですが、釣れない。
ジグを大きくしたり、小さくしたり、長くしたり、重くしたり、軽くしたりとローテーションするも、釣れてくるのは・・・
小サバばかり!
そんなこんなで
5時間が経過。
なにも起こらない・・・
そして・・・挙句の果てには、あの魚が水面に現れました。
サメ!
3匹ぐらいのサメが小サバを狙って寄ってきたようです。
僕、小サバの群れを挟んで沖側にサメが回遊。
デンジャー!
慌てて退避だ!
もうしょうがないので、沖の小サバの群れから離れて岸際に退避。岸際の岩礁帯でただ巻き系ジグに変えて根魚狙いに切り替えます。
その岸際の根回りも中層にはかなりのベイト反応が出ています。
ただ巻き系ジグで何か起こらないかな〜
何度か小さいカサゴ系のアタリがあるも、乗らず。
なんでこんなにベイトがいて釣れないのだろうか。青物がこのベイトを発見して寄ってきそうなもんですが。
そして、遂にそよそよと南風が吹き出してきました。
あぁ〜今日はこれで終わりかな・・・
諦めかけたその時でした!
突如、後方でナブラが発生!
距離があるため、最初は潮が流れて瀬になっているかの水面の波立ち。ただ、鳥の動きは確実にナブラだと伝えてている。
はたしてシイラか青物か!?
ルアーをスミス・サラナ125Fに付け替える。
本当はトップウォーターで釣れれば最高ですが、今日はナブラを想定しておらず弾がない。
でも確実に1本釣るなら、やはりサラナ125Fは強い。これでいい。
これまでも青物、シイラのナブラで実績十分なプラグ。シーバス用ルアーですが青物系になぜか効く。
そして、ナブラに向かって漕ぎ出す!
急げぇぇ〜!
ナブラまでの距離、およそ600〜700m。やや遠い。
時速6km前後のパドリングで7分ぐらいの計算だ。
カヤックで追いつけるかどうか。今にも沈んでしまうかもしれない。
しかし今日唯一のチャンス、とにかくやれることはやろう。
ややアゲンストの風になっている中、全力パドリングで急いでナブラを追いかけます!
今日はこの後、南風が強くなってくる。
ここで釣れなかったら今日の釣りは終わりだ。
心臓は高鳴り、アドレナリンは噴出し、ドキドキが止まらない。この高揚感だ、稀にある、この高揚感と期待感を味わうためにカヤックフィッシングをやっているんだ。
間に合った!まだナブラってるぜ!
この一撃、この一投めが大切だ。
いけ、サラナ125F・・・
いっけぇぇ〜っ!
ズドン
食ったーー!
一撃必殺、サラナ125F、やはりすごい。
食った瞬間から凄まじいスピードでカヤックに向かって走ってくる、けっしてハイギアではないアブUC4601Cの巻き取りが間に合わない。
そのスピードから一瞬、シイラかと思ったが・・・
下へ下へのツッコミで青物だと確信。最低でもワラサクラスはある!
ファイト中も目の前ではボイルが続いている。
エンジンプレッシャーが無いからナブラが沈まない、これがカヤックフィッシング!
もちろんナブラの移動スピードが速いと追いつけないこともありますが、追いついてしまえば、ナブラの中で浮いているような感覚が味わえる。
ロッドがバットから曲がり、カヤックが回されていく・・・至福の時間・・・
そして、思ったよりデカイぞ、この魚。
KFゴルゴはけっしてヘビーなタックルではないです。海ではむしろライトなロッド。リールは骨董品になりつつある90年代アブ。ラインはPE1号、リーダーはシーガーエース3号。サラナ125Fはシーバスルアーなのでフックは3番。けっして無理はできない。
でも、このタックルはトータルで見ると、どの部分が突出して強いわけではなくバランスが取れていると思っています。どこか一部が強すぎると弱いところにしわ寄せが来て、そこでラインが切れたり、ロッドが折れたりするわけです。
柔よく剛を制す。フック、スナップ、リーダー、ライン、ロッド、リール全てに魚のパワーを分散していくことで、このライトタックルでも10kgまでならそこそこ大きい魚まで獲れるはずだ。(もちろん20kgのカンパチとかマグロとかは無理ですが)
だから、今回の魚も、イケるはず!
おらぁ〜っ!とリフトしてラインを巻けば・・
ドラグを出されて潜られる
一進一退。
けっして無理はせずにじっくりといく!
ファイト時間、およそ15分
水面近くまでようやく上げてきても、今度は円運動で回転しながら魚が最後の抵抗を見せていく。
まだまだ油断できない、ここが正念場だ。
そして、遂に・・・
捕らえた!
ほんと、このゴールデンミーンのガンナーネットJrディープタイプにしてよかった。
去年、でかいヒラメを浅いネットで落としてからこの深いネットに変えました。ネットがでかいだけに50cmぐらいのシーバスだともう小魚にしか見えない(笑)などはありますが、基本的にデメリットはまったくないです。こういう千載一遇の魚をしっかりキャッチできるのはやっぱりこのネットだから。
で・・・でかい・・・
ブリ!
ホエール with B
(35億・・・)
実はかなり大きいかと思ってサイズを後から測ったら、ほんとにギリギリな80cmをちょっと超える関東ギリギリブリサイズでしたが・・・(笑)
サラナ125Fのテールフックが魚を上げた後、折れました。
よく耐えてくれた!
いやぁ〜5時間ノーバイトの末に、風が強まる直前に、最後の最後にドラマが待っていた。
心折れて上がってしまわないでよかった。
カヤックフィッシングはやり続けていれば、必ずいつかはドラマが起こるのだ。
今日遊んでくれた、海と魚に・・・感謝!
【オマケ】
この日は、日が上がった後はあまりにも暑くて、いつものカップラーメンもちょっと食う気がしないぐらい。
そんな日は!
ペヤング大盛りです!
(けっきょくインスタント)
暑くてスープ飲みたくない時はペヤングに限りますな〜
そして、もちろんやります!
獲物一匹ゴミ一個運動
今日はブリと根魚の分拾っておきました
そして、ブリは家に帰ってからが楽しみなのです。
正直、夏場のブリなので味はあまり期待してなかったのですが・・・
美味かった!
ベイトたくさん食べているからか、脂乗ってました。めちゃくちゃ美味かった。
刺し身はもちろんですが
ブリしゃぶ
ブリ大根
翌日のヅケが最高でした!
いやぁ〜たまに起こるドラマ、満喫!
このままでいくと、間違いなくこの魚が今年のベストバウトになるでしょう。
でも、さらなるドラマを求めて、2017年後半も釣れても釣れなくても浮き続けます!